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2005年4月 6日

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ブログ+文書管理

春らしい、いい天気です。午後からセミナーに参加して、帰社後にはそのまま会議に入る予定。一方で、やりがいのあるビジネスプランに着手していて、今年の目標である「考えることから行動することへ」の具体的な方向性が見えてきました。とはいえ、午後のセミナーでは別の側面の情報収集をしていきたいと思います。やりたいことが増えてきました。それをうまく体系化して、戦略的に取り組んでいきたいと思います。

別件で情報共有と営業活性化という案件にも取り組んでいるのですが、以下のような記事をみつけました。

■ドリコムとオーシャンブリッジ、社内情報共有分野で提携


今回の業務提携で両社はまず、ドリコムの提供する社内ブログ構築のためのパッケージソリューション「ドリコムブログオフィス」と、米Informative Graphicsが開発し、オーシャンブリッジが販売するブラウザ上でのファイル閲覧が可能な文書共有システム「Net-It Central」の双方を、それぞれが販売代理店となって共同販売する。また、両製品の強みを活かしたナレッジマネジメントソリューションを提供する予定だ。

確かに社内でもブログで情報共有をしているのですが、ファイル管理が同時にあった方が便利だな、という気はしていました。

BI、グループウェア、ナレッジマネジメント、EIPなど相互的に関連したソリューションの名称はいろいろとありますが、決定的なものは何なのでしょうか。なかなか比較検討するのは難しいものです。

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2005年4月 5日

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ビデオブログ

検索からメディアへ。あらためて企業の向かう方向を定義したグーグルですが、野心的に次々とサービスを展開しています。

メディアという意味では「ビデオブログ」の展開も考えているようです。

■グーグル、「ビデオブログの実験」へ--個人向けにアーカイブサービス提供

Pageは当地で開催中の「National Cable & Telecommunications Association」トレードショーに集まった参加者の前で、数日以内に「投稿ビデオの受付を開始する」と語った。その後記者の質問を受けた同氏は、これは「ビデオブログの実験」だと答えた。

動画をアーカイブして楽しむというサービスは、他にもいくつかあると思います。特に新しいものではありません。ただ、グーグルが志向するものは、ニュース性の高いものじゃないか、という印象を受けました。

もちろんプライベートなニュース(赤ちゃんが生まれましたとか、運動会のビデオですとか)もあると思うのですが、メディア企業を志向するグーグルとしては、影響力の高い映像配信を志向する気がします。災害などが起きたとき、一般の視聴者が撮影した映像をテレビ局が買い取って放映することがありますが、それをグーグルで公開する。そんなイメージです。場合によっては、テレビの電波よりも早く報道できそうです。

つまり、このことによって、一般のひとがジャーナリストになる可能性が高まるのではないでしょうか。

Googleは現在、複数の野心的なビデオ検索計画を進めているが、今回の発表はそうしたなかで行われた。同社は1月に「Google Video」という、テレビ番組の内容をテキスト検索できるエンジンを公開した。同サービスはPBSやFox News、C-SPAN、ABC、NBAなどの番組を網羅し、放送日のうちにその内容を検索できるものだ。

既存のマスメディアに対しては、アプローチ済みです。したがって、今後は「津波」で検索すると、マスメディアの映像と同等に一般の視聴者が撮影した映像がリストアップされるようになる。

Googleのこのビデオサービスは、同社が先ごろ発表した大量の書籍をデジタル化する図書館プロジェクトと同様、世界中のコンテンツをデジタル化して検索可能にするという同社の壮大な計画を浮き彫りにしている。また、これらの計画によって、ライバルのYahooやMicrosoftとのデファクトサービスの座をめぐる競争が過熱することも予想される。各社とも、テレビ、インターネット、携帯電話、そして各種コンバージェンスデバイスなど、あらゆる場所にある情報の検索を可能にするサービスの提供を目指している。

検索を核として、メディアへと拡大していくグーグルの戦略は明確です。「とりあえず買収する」「いま出来るところからやる」 という、近視的なビジョンではない。

実は、以下のリリースもあって、どちらかというとビデオブログと比較するとかすんでしまいがちなのですが、これも上記のなかに位置づけることができると思います。

■グーグル、リアルタイムの株価/乗り物運行状況サービスを追加

Googleが、リアルタイム株価情報と、タクシーやバスの現在位置を知らせる運行情報サービスを同社の無償サービスに追加した。

さまざまなレベルの検索可能なニュースを配信する、という方向性です。

動画に関しては、マイクロソフトも積極的に動いています。

■MSN、ブラウザベースで動画を無料配信する「MSNビデオ」ベータ版

■MSN、無料動画ストリーミングサイトをオープン

こちらはエンターテイメント色が強い。報道性の高いニュースもコンテンツにありますが、映画などが中心となるようです。

ブログに関して言えば、テキストから音声によるPodCastingに注目していたところですが、その先にビデオブログがあるのかもしれません。

アルファブロガーのジャンルも増えそうです。

テキストで読ませて影響力のあるブロガー、音で聴かせるブロガー、映像で報道するブロガーなど、さまざまなタイプに分かれていくのかもしれません。

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2005年3月 9日

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ブログが普及した後にくるものは

昨日、電車のなかでgooブログの広告を読みました。ブログエキスポをやっているらしい。gooといえば「教えて!goo」の交通広告が印象的で、でっかい活字だけで素朴な疑問を書き連ねたポスターをついつい読んでしまったのですが、ブログの広告まで出しているのか、へえ、という感じで読みました。うろ覚えですが、ブログで情報を発信すると世界が振り向く、みたいなコピーだったかと思います。そうでもないだろう(苦笑)、と内心思いましたが。

そのブログエキスポはこちらです。

最近ブログの動向は追いかけていなかったのですが、どうなっているんだろうとブログファンのサイトをチェックしました。

なかなか独自サービスの展開が活発になってきたようで面白い。ブログが普及した後に展開するサービスとしては、


  1. 細分化したサービス

  2. サポートするサービス

  3. 付加価値のサービス

という3つがあるかもしれません。

「細分化したサービス」としては、ペット専用ブログというのをみつけました。これはペット好きのSNSに対する付加価値かもしれませんが。

■ペット専用ブログサイト「ぺログー」

「サポートするサービス」としては、ブログで解雇されたなどの問題に対処する企業がでてきたこと、企業のブログ構築をメールでサポートするサービス、ワープロ感覚でブログを書き込めるようにするツールなどです。

■「社員のBlog」への対処に乗り出す企業
■ビジネス Blog の構築方法などをメールでサポート
■はてなダイアリーワープロ

「付加価値のサービス」としては、「相関図」「自分史」機能搭載のブログサービス「フルーツブログ」のほか、ココログで写真から検索する「ココフラッシュPhoto β版」などがありそうです。

■フルーツブログ
■ココフラッシュPhoto β版

「ココフラッシュPhoto β版」は、要するにイメージ検索なんですが、ブログに掲載されている写真をジャンルごとに表示する。確かに、文字で一覧表示されるよりもビジュアルの方がインパクトがあります。視覚的にわかりやすい。

ちょっとブログから外れますが、検索結果をサムネイル表示する「MARSFLAG」というサービスも面白そうだと思いました。

■"ブログの女王"眞鍋かをりも感心~検索結果をサムネイル表示「MARSFLAG」

「検索エンジンは、"読む時代"から"見る時代"へと進化する。活字から写真、ラジオからテレビへの変化と同じようなインパクトがある」(マーズフラッグ 代表取締役社長 武井信也氏)

もちろん一般ユーザーだけでなく、企業としても、メディアとしてもブログはもっと注目されるべきかもしれません。ブログの社会的価値についてはとしてminako's blogの「ブログを侮るなかれ!」に書かれていました。

ホワイトハウスの記者会見に参加できるパスが、初めてブログ「fishbowl DC」で情報発信している記者ギャレット・グラフ氏に与えられた。
これは、インターネット上でブログを活用して情報発信をするという行為と影響力が、ある意味で、マスメディアと対等であると認められた、と考えていいのではないだろうか。

以下のように続けています。

ブログをはじめ、インターネットをメディアとして認めていない著名キャスターのインタビューを考えると、日米の情報発信側=ジャーナリストのレベルの差は哀しいほどだ。

特にインターネットでは個人が情報を発信できてしまうのですが、マスコミの権威主義ではないのですが、しかるべき人間が発信したものでなければ情報価値はない、という考え方がベースにあるような気がします。マスメディアの驕りかもしれない。まさか、いまだに「インターネットは便所の落書き」だと思っているアタマの固い勉強不足なひとたちはいないと思いますが。

一方で、Ad Innovatorの「恐竜ブログ=新聞 」では、アメリカの4コママンガの風刺が紹介されています。

アメリカの4コママンガで娘がお父さんに「恐竜ブログ、ダウンロードした?」と聞いている。娘は新聞のことを言っており、恐竜とは「死に絶えた古いもの」という意味で使っている。

つまり、新聞はブログの一種であり、しかも「新」ではない古いスタイルのメディアだということでしょうか。ダウンロードというのは「取ってきた?」という行為にかけている。子供たちにとっては、そんな時代になっていくのかもしれません。

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2005年3月 3日

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インターネット年表

昨日に続いてヤフー関連のニュースですが、創業10周年とのこと。おめでとうございます。

人間でいえば、ティーンエイジャーの仲間入りという年齢でしょうか。10年ひとむかしともいいますが、インターネット業界では"ドッグイヤー"と1年が7年分にあたるとも言われています。となると10周年とはいえ70歳のおじいさんです。

さて、10歳なのか70歳なのかわかりませんが、お祝いにアイスクリームを配っているようです。

■ヤフー、創業10周年--ユーザーへのご祝儀はアイスクリーム引換券

米国時間2日に創業10周年を迎えたYahooは、ユーザーにアイスクリームを振る舞っている。ユーザーは、Yahooサイトからダウンロードした引換券を持ってBaskin-Robbinsの店舗へ行くと、好みの味のアイスクリーム(Sサイズ)をもらえるようになっている。

お祝いにアイスクリームというのが、なんとなくヤフーらしい。けれどもアイスクリームよりも気になったのは次の内容でした。

Yahooはこのほか、過去10年間のインターネットの進化をたどる100枚の写真を集めたオンラインギャラリーを公開した。

サイトは、以下にあります。
http://birthday.yahoo.com/netrospective/

これらの写真にはブログ機能がついており、ユーザーがコメントを書き込めるようになっている。同社は100番目のスペースを空けてあり、「未来のウェブ」を想像した書き込みを募集している。

お仕事で業界の歴史をまとめているのですが、Webサイトのコンテンツとして年表にできないかと考えていたところなので、やられちゃったな、という感じです。コメントを付加するアイディアもあって、こちらも先にやられた。まいりました。

とはいえ、QVGA.netに以下のような疑問が書かれていたのですが、もっともだと思いました。

翻訳記事とはいえ、実際にサイトを見てみたら、単にそれぞれの写真にコメントをつけられるだけで、これはブログじゃないと思うんだがいかがなものか。ていうか「ブログ機能」ってなに?

コメント付けられるだけならブログじゃないですよね。コミュニティ? それも違う。あらためて、ブログって何だろう。そもそもブログって言葉自体が、濫用気味って気がしています。

そういえばエキサイトがビジネスブログのポータルを作りました。いろいろ見ていると知り合いのサイトがあったりして面白いです。

■Exciteビジネスブログ
http://www.excite.co.jp/biz/<

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2005年2月22日

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ブログを聴く

社ではRSSリーダーでブログの情報を収集していますが、移動中にノートパソコンでブログを読む、というのはつらいものです。携帯電話から読むことができるSNSもありますが、なんとなくスマートじゃない。何かいい方法はないだろうか、と思っていると、ブログを聴くという記事をみつけました。

■iPodでBlogを楽しむ? Seesaaブログが対応

シーサー提供のBlogサービス「Seesaaブログ」は2月18日、PodCasting(ポッド・キャスティング)サービスの開始を発表。PodCastingによって、Blog上で配布される音声などの音声ファイルを収集専用ソフトを使ってダウンロードし、iPodなどの携帯型MP3プレーヤーにファイル転送して楽しむことができるという。

Seesaaブログは2月9日に無料のディスクスペースを2Gに拡大するというニュースがあったのですが、大容量化の次は楽しみ方という面で差別化を図っているようです。

しかし、音声ファイルをアップロードして収集する、というだけでは、いまひとつぴんと来ないのですが、面白いと思ったのは次の部分です。

新着記事やジャンルごとの最新記事を自動的に音声ファイル(MP3ファイル)に変換する機能も付け加えられた。

つまり、ブログのテキストが音声になる。

Seesaaブログユーザーは、何も特別な操作をすることなく自動で行われる音声ファイルを使うことが可能。利用法としては、夜中のうちに気になるジャンルの新着記事をプレーヤーに保存、通勤や通学途中に音声でBlogを楽しむ、といったものが提案されている。Blog配信者からすれば、いわば、特別な設備を用意せずにネットラジオを開局できるようなもの。

まだ試していないので、合成音声のレベルがどの程度か気になりますが、ブログがラジオになる、というのは目からウロコな感じがしました。

実は個人的なブログで、知人からのメール(お便り)をDJのように再編集してラジオ局のようにブログを書いたことがあるのですが、それがそのまま音声に変換されるわけですね。ブログにMP3の楽曲をアップロードして、「では、そんな気分のBGMは、この曲です」という風に曲を紹介することもできるかもしれません。

インターネットの広告費がラジオを抜いた、という電通の発表資料もありましたが、ブログがラジオ化していくと、そこに広告を出稿するようなメディア化もあるかもしれません。

ところで、ブログに書いたものを出版へ、ブログから本を出そう、という動きも活発化してきたようです。

■誰もが作家の Blog 出版ブーム、「購入したい」「書籍化したい」ともに約3割

書籍化してほしい Blog については、最も多かったのが「興味のある分野のもの」42.7%、続いて「内容が面白そうなもの」32.0%、「仕事の役に立ちそうなもの」11.3%、「著名人のもの」9.0%という結果になった。その他の回答では「話題のもの」「生活に役立つもの」「作家が書いたもの」などが挙げられた。

確かにお金を払って購入するのであれば、まとめて読みたい、実用的なものであること、などの条件があると思います。そもそもインターネットで読めるわけですから。

さらに、自分が Blog を執筆しているとしたら、それを書籍化したいと思うか尋ねてみた。それによると、「書籍化を希望する」ユーザーが30.7%という結果になった。書籍化を「希望しない」ユーザー(69.3%)は意外と多いことがわかった。もちろん、Blog を公開するユーザーのすべてが作家を目指しているわけではない。「ネット上だから意味がある」「プライベート文書だから」「PC に保存できれば良い」「自己満足だから」という意見が多く見られた。

これも確かに。すべてのひとが作家でありたいとは思わないのは当然です。

しかし、ブログが本になったりラジオになったりする、というのは、ひょっとしたらメディアを大きく変えてしまいそうな気がしました。もちろん、まだまだ先のことはわからないのですが。

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