2009年10月11日
秋だというのに、青々と。
キンモクセイが香る季節になりました。しあわせだなぁ。何度もこのブログで書いているような気がしますが、ぼくはキンモクセイの匂いが大好きです。さわやかな秋晴れの朝にふんわりと漂う匂いもよいのですが、雨のなか静かに香りの粒子が紛れ込むのもいい。サクラと同じように短命だけれど、どこから漂ってくるのかわからない奥ゆかしい存在感もいい。
ところで、9月の30日に病院の帰りに時間をもてあまして、雑貨屋で奇妙なものを買いました。hair LABOというらしいのですが、人形のアタマから芝のような植物が生えてくる水栽培セットです。ちいさな金魚鉢風のガラスの器が下に付いていて、そこからアルコールランプの芯のようなもので水を吸い上げる。これです。
さっそく水を入れて育ててみることにしました。どうなるんだろう。5日から12日ぐらいで芽が生えてくるようですが、4日目。つんつんと芽が出はじめました。
■10月4日
前日までには変化なしだったのに、いきなりの発芽です。なんとなく向かって左側のほうが発育が早い。そうして翌日。
■10月5日
どわー。日の光に当ててあげたせいか、緑になりました。ネコみたいにほっぺたからも髭が生えている。そんなわけで、翌日。
■10月6日
全体的に生え揃ってきましたね。耳からも生えてる。で、翌日。
■10月7日
うおう。緑が濃厚に。ちょっとパンクなツンツンヘアーという感じもあります。どこまで伸びるんだろう。一日おいて、9日にはこんなことに。
■10月9日
どっひゃー。ふたつに分かれているのは、両側で結んでみようかとおもったからです。根っこも生えてきて水のほうへと伸びていきます。そろそろ刈りどきでしょうか。しかし、まだ伸びるのかな。
生命のチカラ、おそるべし。季節はだいぶ涼しくなって、これから秋へと向かう時期なのですが、季節と逆行して、部屋の一部だけは青々とした緑が生い茂っています。なんてことだ。
水栽培というと、子供の頃にクロッカスやヒヤシンスなどを育てた覚えがあります。また、最近では野菜などを水耕栽培で作っているところも増えたようです。家庭でも、ちょっとした菜園ができるとか。
植物の生命力には凄いものがありますね。その勢いに驚いています。見習わなければ。というか、いまはまだ大丈夫なのですが、ぼくのアタマ方面の髪の密度が寂しくなりつつある昨今、こっちのほうも頑張ってほしいものです。
投稿者 birdwing 日時: 07:26 | パーマリンク | トラックバック