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このページは2004年8月に書いたすべてのエントリーです。

2004年8月29日

コトバと実体。

当然のことだけれど、コトバ=実体ではないわけで、日記や掲示板やメールに書いてあることが、そのひとそのものではない。コトバはそのひとの一部分かもしれないし、そのひとを越えてまったく別の人格を作ってしまうこともある。

たとえば、伝えたいひとAが、何かの言葉をBに発信したとき、
A>言葉>B(伝えたいことのほんの一部しか伝わらなかった)
の場合もあるだろうし、
A<言葉<B(拡大解釈して伝わってしまった)
の場合もある。

だからメールやインターネットって難しい。

ちょっとした言葉の行き違いで、親切さが皮肉にとられて激怒されたり、さりげない一言に思いがけず泣けてきたりする。

「コミュニケーションは相手を変えること」という考え方をどこかの本で読んだ。また、上記でいえばAとBの真ん中で出来あがっていくものとも書かれていた。

「コミュニケーションは、ドッチボールではなくキャッチボール」というのも上司からすすめられた本に書いてあって、なるほどなあと思った。とれないボール(言葉)を投げつけるのではなくて、とりやすい場所に投げてあげることが大事。

変わらない自分を大事にしたいと思いつつ、どんどん変わっていきます。メールはもちろん会って話をすることで、いろんな影響を受けます。できれば、書いている言葉とぼくの実体に、あまり差ができないようにしたいですね。自分らしい言葉を使いたいものです。自分らしさって何?ってことをまず考えなければなりませんが。うーん、何だろう。

投稿者 birdwing 日時: 23:31 |

2004年8月26日

ばてばて。

燃料が切れた感じです。電池が足りないのかも。ぱわーが出ません。充電が必要。うるとらまんなら、ぴこんぴこん状態。ぱかって身体のどこかが開いて、部品を取り替えるだけで、しゃきっとなればいいのに。重力がある地球にいることがつらいです。宇宙人になりたい。ふわふわのくらげみたいなやつ。

ということを考えつつ、夏がそろそろ終わります。

投稿者 birdwing 日時: 23:30 |

2004年8月25日

映画とCG

日曜日に息子を連れてポケモンの映画を観にいってきたのですが、かなりCGで処理している部分があって、びっくりしました。外国の映画ならばんばんつかっているので当然だろう、という気がしたのですが、ポケモンにCGとは。ちょっとなめていました。そういえば、仮面ライダー555の映画を見たときにもCGに驚いたのですが、あちらは実写なので。

どういう風に使われているかというと、アザラシみたいなポケモンがうじゃうじゃいるシーンで、そのひとつひとつが動いてる(笑)別に動かさなくてもいいような気がしますが、あー動いてると思った。それから冒頭で、空や大地や森をびゅんびゅん視点が移動するシーンがあるのですが、これもCG。そういえば、以前、明滅するような映像があって、テレビで放映禁止になったっけな、とか思いつつ見てました。ちょっとスクリーンから離れた席をとったのですが、近かったらぐるぐる目がまわりそう。やっぱり劇場に入るところで、映像に注意をうながす貼り紙がありました。

亡くなった美空ひばりさんをCGでよみがえらせて、映画に「出演」させる計画もあるようですね。なんと、声も分析して再生させて新曲を披露するとか。

21世紀なんだなあ。

投稿者 birdwing 日時: 00:45 |

2004年8月20日

夢を実現しましょう。

昨日は飲んで帰ってきて、夜中に気持ち悪くて気がついたらパンツ一丁で寝てました。おまけに靴下は履いて。かっこわりー。ついでに冷えて腹いてー(泣)ジンロには気をつけましょう。

とはいえ、楽しい飲みでした。夢を語れるのっていいですね。夢を実現するために頑張っているひとと話すのは、とてもいい。僕は文系(国文学専攻)ですが、IT業界にいるわけで、これからの技術動向なんかの話も楽しい。最近、メディアに出すぎている感じもありますが、ライブドアの堀江さんみたいなひとがどんどん出てきてほしい。新しい球団をつくってしまうようなホラ(でもないか。失礼)をどんどん吹いて、世の中を変えてほしい。小学生の頃からソニー好きでしたが、ソニーの話なんかもいいですね。夢のある企業だから頑張ってほしい。

投稿者 birdwing 日時: 12:45 |

2004年8月18日

ひと皮むけて。

日焼けした背中の皮がむけた。
ひと皮むけて、ジンカクまで変わるかと思ったけれど
そんなことはなく、皮膚のぶんだけ
ニンゲンがちいさくなるかと
思ったけれど、そんなことはない。

どれだけ皮をむいても
じゃがいもは、じゃがいも。

ちょっとだけ年もとって、
いろんなところがでっぱったり
気分的にへこんだりして、
変わらなきゃ、と決意もしてみたのだが。

変わらないというのは、
あんがい、いい。

20数年ぶりの友人に会った。
社長になっていて(秘書付き)20Kgふとったらしいし
こじゃれたレストランで食事なんかしたのだが
話してみると、あのときのままだったりする。

変わらないというのは
けっこう、いい。

放っておけば、ニンゲンなんて変わっていくものだから
むりに変わらなくてもいい。

意固地に守る必要もないけどね。

投稿者 birdwing 日時: 01:08 |

2004年8月17日

夏の音楽といえば。

街を歩きながら聞こえてきたビーチボーイズ。

10代の頃には、芯がなくて甘ったるい、どうでもいい音楽だなと思っていたのですが、社会人になって、ブライアン・ウィルソン(ベースと曲づくりの担当)の自叙伝を読んで号泣。父親の虐待や、ドラッグ、引きこもり、メンバーとの確執、駄目な自分のことなどが赤裸々に語られていて、えっ?サーフィンやって海ばっかり行ってたひとじゃなかったの?と驚きました(サーフィンできないし、海も嫌いとか)。

ひとは(そして音楽は)表面だけではわかりません。

悲しい経験があるからこそ、明るいメロディが書ける。こころでは泣いているけれど、表現では笑っている。影の部分があるからこそ光の部分が輝いてみえる。マイナー(短調)ではじまって、暗さを吹っ切ってメジャー(長調)に変わる。そんな生き方に共感します。

それ以降、彼とビーチボーイズに関する見方が変わりました。

とはいえ、正直なところアルバムはどうしても全曲聞けません。いい曲と、これは生理的にダメだという曲がある。80年代に出したはじめてのソロアルバムでは、LOVE AND MERCYとMELT AWAYなんてほんとうに名曲だと思う。どうしたらこんな曲が書けるんでしょう。

先々週にふらりとCD屋に立ち寄ったところ、彼の新譜が出ていました。つい購入。エルトン・ジョンが歌のいかにもアメリカな1曲目はどうも力が入りすぎていて困惑してしまうのですが、ポール・マッカートニーと歌っている曲は泣ける。タイトルがA FRIEND LIKE YOUだもの(泣)もはや老人のふたりがデュエットしてる。ボーカルもしおれていて、こんな録音でいいのか、みたいな曲。でも、いい。エレピのイントロで、だーっと泣けました。

シニアの時代といわれますが、これこそシニアの音楽ですな。やっぱり全曲いまだに聞いてませんが。

投稿者 birdwing 日時: 00:00 |

2004年8月 7日

アジアカップ優勝。

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全体をみていると、中国もかなりいい動きをしている印象もあったのですが(特に1点入れたひと…リ・ミンか。ゴールがきれいだった。かっこいい)よく勝ったと思います。最後のこれでもかの1点はよかった。玉田は、ほんとうにいい仕事してますね。川口もすごい。ベテランの上手さがあります。3対1になったときには、中国人サポーターがどんどん帰っていたりして、まあ気持ちもわかる気がしました。あとは観戦していた日本人が無事に帰ることができることを祈りつつ。

投稿者 birdwing 日時: 23:34 |

2004年8月 4日

こんな風に飲みたかった。

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会社の2つ年上の先輩と飲んだ。おかみさんがひとりだけのこぢんまりとした飲み屋で、仕事の愚痴はひとつもなく、知識のひけらかしや自慢話もなく、大人になるってどういうことなのか、子供たちに何をしてあげることができるのか、しあわせって何なのか、理屈っぽくなく、熱く語らずに、淡々と話した。劇団をなぜやめてしまったのか、なぜ再びやらないのか、その理由を聞いて納得した。焼酎のボトルをほとんど空けてしまったのに、飲んだあとも頭は冴えていて、4時間も話していたのにまだ話が足りなかった。

いまの会社に勤めていることが、しあわせだ。少なくとも、こういう先輩に出会えたことを、今日のところは感謝したい。そうして、ずっと、こんな風に誰かと飲みたかった。

帰り道、月夜が明るい。時々、雲に隠れるけれど、月は決してなくなったりしない。

投稿者 birdwing 日時: 01:41 |

2004年8月 1日

はんぶんこ。


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ふたりに対等に愛情を注ぐのは難しい。

といっても子供の話で、上の子にはどうしても厳しくなってしまうし(長男だから)、下の子にはどういうわけか甘くなってしまう(次男だから)。そんなわけで、上の子は、ちょっと自信がなくてひとの言動を気にするようになってしまったし、下の子はやりたい放題です。とはいえ、長男が嫌いだというわけではなくて、どちらかというと(頼りない)彼のことが大好きだ。ここだけの話だけれど。

昨日の夜、上の子とふたりで近所のお祭りに出かけた。カブトムシが売っていて、「どうする?ほしい?」と訊くと、「うーん」と首を傾げている。ほしいくせに。家にはカブトムシの本が3冊もある。買ってあげた。500円でオスとメスと2匹。長生きはしないんだろうなあ、と思いつつ。

夜道で久し振りに彼と手をつないだ。ああ、こんなに大きくなっちゃったんだ。そんなことを感じた。ちなみに次男は手をつなぐのを異常にいやがる。彼女が出来たらどうするんだ? と、どうでもいいことが心配になる。

カブトムシのオスはじーっとおがくずの中に潜っていて、メスはがさごそ動いている。うちの兄弟みたいだ。

投稿者 birdwing 日時: 07:36 |

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