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2004年8月29日

コトバと実体。

当然のことだけれど、コトバ=実体ではないわけで、日記や掲示板やメールに書いてあることが、そのひとそのものではない。コトバはそのひとの一部分かもしれないし、そのひとを越えてまったく別の人格を作ってしまうこともある。

たとえば、伝えたいひとAが、何かの言葉をBに発信したとき、
A>言葉>B(伝えたいことのほんの一部しか伝わらなかった)
の場合もあるだろうし、
A<言葉<B(拡大解釈して伝わってしまった)
の場合もある。

だからメールやインターネットって難しい。

ちょっとした言葉の行き違いで、親切さが皮肉にとられて激怒されたり、さりげない一言に思いがけず泣けてきたりする。

「コミュニケーションは相手を変えること」という考え方をどこかの本で読んだ。また、上記でいえばAとBの真ん中で出来あがっていくものとも書かれていた。

「コミュニケーションは、ドッチボールではなくキャッチボール」というのも上司からすすめられた本に書いてあって、なるほどなあと思った。とれないボール(言葉)を投げつけるのではなくて、とりやすい場所に投げてあげることが大事。

変わらない自分を大事にしたいと思いつつ、どんどん変わっていきます。メールはもちろん会って話をすることで、いろんな影響を受けます。できれば、書いている言葉とぼくの実体に、あまり差ができないようにしたいですね。自分らしい言葉を使いたいものです。自分らしさって何?ってことをまず考えなければなりませんが。うーん、何だろう。

投稿者 birdwing : 2004年8月29日 23:31

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