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2016年4月10日

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ノイズを愛でる。

sakura01_160404jpg.jpgのサムネール画像 sakura02_160404jpg.jpg sakura03_160404jpg.jpg春です。スプリング・ハズ・カムな季節になってまいりました。

道行く人々がみんなきれいに見えるのは、薄着になった装いのせいでしょうか。それとも自分の脳内が浮かれポンチなせいでしょうか。太陽の光を浴びて、少しばかり気持ちが緩んでもいいじゃありませんか。春だし。あったかくなってきたし。

新入学あるいは入社したばかりのみなさんは、浮かれてもいられないかもしれませんね。でも、あまり緊張せずに、ぼちぼちまいりましょう。

自宅の近くで撮影したサクラの写真を載せてみます。

ゆっくりファインダー越しに花を確認していくと「私を撮って!」と目が合うサクラがあります。彼女(なのか彼なのか?)に目はないはずですが、目が合ったとしか考えられない瞬間がある。自己主張している。そういうサクラはきれいです。写真に撮っても美しい。

最近、ドローン(カメラを搭載したラジコンのヘリコプター)が一般的に使われるようになりました。家電量販店にドローンコーナーを発見したときには驚きました。お花見では下からしか眺めないけれど、空から眺めるサクラもよいものではないでしょうか。公園の川に流れるサクラの花びらを撮影した写真をニュースで見ました。あれもドローンで撮影したのかな。

ドローンも飛行機も持っていないし、鳥ではないので、残念ながら空からお花見をした経験はありません。しかし、いつか眺めてみたいものです。そう遠くない未来には、宇宙船から花見をできるようになるかもしれません。

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投稿者: birdwing 日時: 12:32 | | トラックバック (0)

2015年12月26日

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ちいさく始めて、大きく育てる。

151226_light1.jpg 151226_light2.jpg 151226_light3.jpgクリスマスが終わりました。2015年も残すところあとわずかです。

時間って、ほんとうに面白いなあ、とおもいます。油断していると、あっという間に残りわずかになる。時間がない!と焦っていると、案外余裕があったりする。1年という期間にもいえますが、生涯という長い期間においてもそう感じます。

イルミネーションが好きで、クリスマスの季節には、光に彩られた夜の街を歩くのが楽しみです。

以前には、クリスマスの季節の街を歩き回って、デジタルカメラで撮影して「ひかりの花束」を作ったことがありました。あの頃に比べると、スマートフォンのカメラは飛躍的に高機能化しました。家の近所でスマートフォンで撮影したクリスマスの雰囲気を醸し出している写真を掲載します。

さて、最近「ちいさく始めて、大きく育てる」ことが大切ではないか、ということをよく考えます。

ビジネスでは「リーンスタートアップ(lean startup)」という手法があります。2008年にエリック・リース氏が米国で提唱した方式で、最低限のコストで事業を始めて、顧客のニーズなどを取り入れながらPDCAサイクルを回して、改良しつつ大きく育てていく起業スタイルです。

ピーター・ティールの『ZERO to ONE』にも、ドットコム・バブルの崩壊からシリコンバレーの起業家が学んだことのひとつとして「少しずつ段階的に進めること」を挙げ、次のように書いています(P.40)。

壮大なビジョンがバブルを膨張させた。だから、自分に酔ってはいけない。大口を叩く人間は怪しいし、世界を変えたいなら謙虚でなければならない。小さく段階的な歩みだけが、安全な道だ。


が、しかし、ピーター・ティールの考え方で重要なことは、彼が上記をまったく否定して「小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい」と逆の法則を提示していることです。

そのことはフェイスブックの上場後に株を全部売り払って「我々は空飛ぶ自動車を欲したのに、代わりに手にしたのは140字だ」と皮肉を残していることでも明確に示しています(こっちの方が重要だった。苦笑。2016年1月23日追記。でも、イーロン・マスクでもない限り、個人的には堅実路線がよいと考えます)

リーンスタートアップから連想するのは「プロトタイプ思考(buil to think)」です。商品開発の分野でも、いきなり完成品を仕上げるのではなく、試作品(プロトタイプ)で消費者テストを繰り返して、ユーザーの声に耳を傾けた上で製品化することが重視されるようになりました。特に最近では、消費者との「共創」的なスタイルが一般化してきました。また、3Dプリンタの登場により、ラピッドプロトタイピングというような、より短時間でプロトタイプを製作する手法も実現しています。

おもい起こせば1999年以降、ドットコムバブルが盛り上がっていた頃、多くの企業がβ版のサービスを公開して、運用・バージョンアップを繰り返しながら、よりよいものに近づける手法を取っていましたね。

ソーシャルネットワークのミクシィ(mixi)では、長い間タイトルの横にβ版であることが表記されていたことを記憶しています。「これ、ふつうに使えるじゃん、いつになったらβが取れるんだ?」と漠然とした疑問を感じたものです。

あ、そういえば、ぼくのブログもまだ「Lifestyle Innovation β」だ(苦笑)。これはその時代の名残りです。

と、ビジネスについて語りましたが、日々の生活についても同様のことがいえます。

壮大な夢を持つことは大切です。しかし、夢ばかり語って行動しなければ意味がありません。結局、夢の重さに押しつぶされてしまって、「時間がないんだよね」「いや、そうはいってもお金がないから」と「できない理由を探す」人間になってしまう。

最近、堀江貴文さんの『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』を読みました。ストレートなメッセージと勢いのある本です。



この本で堀江貴文さんは「言い訳野郎は立ち去れ」として、自信があるからやるのではなく、やってみないと自信はつかないと述べています。とにかくいちばんよくないのは「小利口」であり、プライドを捨てろ、と。ノリで始めちゃっていい、と。

同感ですね。考えてみると自分も「ブログを書くってどういうことだ?」とブログ黎明期の頃に考えて、2004年から書き始めました。いまこのブログには1,066のエントリが公開されていますが、実は公開していないエントリもあり、さらにSNSの投稿も含めると膨大な数の言葉をネットの海に投げています。

ブログを書いたことで、いろいろと恥ずかしいこともあり、炎上も体験しました。しかし、それは「行動したからこそ得られた恩恵」です。

なので、「それやって何になるの?」「実名で私生活を公開するとかバカじゃねえの?」と言う方々には、残念ながら一生分からないであろう貴重な体験をしました。勇気がなくて、やらないひとはやらなくていいんじゃないでしょうか。一生この貴重な体験ができないかとおもうと、残念だね、とおもうだけのことです。

ということは別にブログだけでなく、すべてのことにいえそうです。

ぼくはウィンタースポーツをやらないのですが、スキーやスノボをやるひとは、きっとやったひとにしか分からない冬山の爽快感があるのでしょう。またペーパードライバーなのでクルマを運転しませんが(免許は持っています。運転しないがゆえにゴールドです。苦笑)、ドライブを楽しむひとには、加速やコーナリングの楽しみがあるのではないでしょうか。

とはいえ年齢を重ねるにつれて、いろいろ億劫になってしまい、新しいことに挑戦しなくなります。これはいかんな、と。アタマが硬くなり始めている兆候かもしれません。

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投稿者: birdwing 日時: 14:50 | | トラックバック (0)

2015年4月29日

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本のミライ。

150429_aoba1.jpg150429_kanyo.jpg150429_aoba3.jpg昭和の日、快晴です。昭和30年代後半生まれの自分ですが、昭和という言葉に違和感を抱くようになりました。提出書類に書き込むとき、なんとなく時代から取り残されたような、賞味期限が切れたような気分になる。昭和から平成になって既に27年を経ているわけで当然のことかもしれません。

最近撮った写真を3枚載せてみます。昨日天気がよかったのでサブウェイのサンドイッチをテイクアウトして食べた近所の公園の青葉、出窓で育てている観葉植物パキラ(100円ショップで購入)、そして雨上がりの朝に撮影したはっぱから滴る雨粒です。青葉の季節。青葉づくしということで。

忘れがちだけれど、いまは21世紀でもあります。

ゆるやかに時代が変化しているので実感できないとはいえ、ぼくらの生活はテクノロジーの進化によって大きく変わりました。

近畿大学の卒業式で堀江貴文さんは、10年前には歩きスマホでツイッターやLINEをする時代が来ることを誰が想像できただろうか、だから未来を考えることは意味がない、過去を悔やんでいる暇はない、今を集中して生きろ、というお話をされていました。とても共感しました。


■「平成26年度近畿大学卒業式」堀江貴文氏メッセージ


昭和の人間がタイムスリップして現代に迷い込んだとしたら、びっくりするだろうな、と感じます。予想もできなかった未来がここにある。

文字盤が変化するApple Watchや薄っぺらなスマホはもちろん、電車の中や駅構内に設置されたデジタルサイネージ(広告などを表示する大きな液晶パネル)だって驚く。切符の要らないPASMOだって目を瞠る。電話屋さんでロボットが売られているのも、ある意味あり得ない、よくわからない(笑)

これから世の中はどのように変わっていくのでしょうか。

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投稿者: birdwing 日時: 17:35 | | トラックバック (0)

2015年2月 8日

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はてしない物語。

150208_1.jpg150208_2.jpg150208_3.jpg梅の花がちらほらと咲き始めた今日このごろ。トーキョーでは雪の日もありますが、立春を越えて、冬が少しずつ遠くなり春が少しずつ近くなります。

受験生のみなさんは、いざ出陣という時期でしょうか。頑張ってくださいね!体調には充分に気をつけて。いままで培ってきた力を存分に発揮するには、まず健康であることが第一です。入試当日が雪のこともあり得るので注意しましょう。

おもえば、ぼくが大学入試の時期、たくさん雪が降った記憶があります。

江戸川区の小岩という下町で1か月1万3,000円(!)の家賃の部屋でひとり暮らしをしていました。風呂なし、トイレ共同、四畳半の下宿です。御茶ノ水の予備校に通う浪人生でした。試験を目前にして、大雪の中をわしわし歩いて朝食の買い出しにコンビニに出掛けた記憶があります。合格発表の日にも雪が残っていました。

やがて3月になれば、多くのひとたちは卒業そして入学という季節を迎えます。終わりと始まりが重なるこの時期、いろいろな想いを抱くひとも多いのではないでしょうか。

とはいえ。Life goes on。人生は続きます。はてしない物語のように。その物語もいつかどこかで終焉を迎えることになるのですが、それでも世界は続いていくことでしょう。よろこびやかなしみの物語を綴りながら。

と、追憶を辿りながら、懐かしい曲をカヴァーして弾いてみました。

リマールというアーティストの「ネバー・エンディング・ストーリー」という曲です。ミヒャエル・エンデ原作の童話が映画化されたときのテーマ曲でした。80年代、若さを謳歌していたときに聴いた大好きな曲です。

YouTubeで公開しました。ご覧ください。



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投稿者: birdwing 日時: 11:38 | | トラックバック (0)

2014年12月29日

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さて、深呼吸でもして。

141229_1.jpg141229_2.jpg141229_3.jpgきらきらしているもの、輝いているものが好きです。

宝石は詳しくないのですが、もし自分が女性だったとしたら夢中になっていたかもしれません。

クリスマスの時期、街がイルミネーションで飾られるとわくわくします。東京の至るところのイルミネーションを撮影するために、デジカメ片手に巡礼に出たこともありました。野に咲く花を切り取って花束にするように、都会に咲く「ひかりの花束」を作りたかった。

クリスマスは終わってしまいましたが、先日多摩センターに行ったところ、いまだにイルミネーションが残っていて、絶景に見とれてしまいました。スマホで撮影した写真を掲載します。

遡ってクリスマス・イブの早朝。窓から見える朝焼けが黄金に輝いていて、あわてて外に出てデジタル一眼レフのカメラで撮影した写真も載せておきます。きれいでした!ふつう朝焼けはサーモンピンクなのですが、このときにはまさにゴールド。「神様からの贈り物」だとおもいました。

あまり空を眺めるひとはいないかもしれませんが、ぼくにとって青空は、きらきらしているもの、輝いているもののベストワンです。

しかし、空は刹那で変化し、永遠にそのままの状態でとどまっていることはありません。一瞬の輝きはすぐ失われてしまう。光芒という雲の状態がありますが、これは太陽が雲に隠されて、光だけが後光のようにみえたり、地上に降り注ぐ光の帯になる状態です。雲が移動してしまうと、光芒は失われてしまいます。ただ、一瞬の輝きだからこそ見逃せないし、貴重な光景です。

青空を見上げて、ほっとため息をつく。そんな時間を大切にしています。

ということを考えつつ作った曲に、『シンコキュウ。』という曲があります。2009年の2月 1日にインストゥルメンタルの試作曲を公開、その後、2010年の10月12日に、Sheepさんという女性に歌っていただき、ネットコラボで完成および公開しました。

この曲を今回、アレンジを全面的に変えて、打ち込み+弾き語りで動画にしてみました。YouTubeの映像をブログでも公開します。



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投稿者: birdwing 日時: 14:34 | | トラックバック (0)