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2004年12月 3日
攻撃は最大の防御なり?
昨日ノートパソコンを新しく購入しました。
店頭ではちいさく見えたのに、家に帰ってみると意外にでかい。ユーザー登録や初期設定をしたのですが、まず対処しておかなければならないのがセキュリティですね。某社のソフトが入っていましたが、何しろ夏モデルなので定義ファイルが古い。ウラシマ状態になっているため、玉手箱を開けてあげる必要があります。でも、結局面倒くさくなってやめちゃいました。やらなくちゃ。
フィッシングという、インターネットのおれおれ詐欺みたいな(違うか)手口が増えてきているようです。そして、おれおれ詐欺が知能犯として欺く手口をより高度化させていくように、フィッシングも新たな手口を使うようになっていくとのこと。
■フィッシングの新手口が出現--グーグルなどの検索ユーザーを狙う
これまでの詐欺犯は通常、信頼できる企業の名を語ったメールをユーザーに送りつけ、偽のサイトに受信者をおびき寄せていた。そこで受信者が入力してしまったユーザー名やパスワードが悪用される。しかし、CyberGuardの米国時間1日付けの発表によると、今度は、もっともらしく見えるEコマースサイトを作り、商品画像へのリンクと偽って悪質なソフトウェアへのリンクを表示する犯罪が増えているという。
どうやら偽のサイトを作って、商品の写真などをクリックした途端にウィルスを送信、個人情報を盗み出すらしい。怖い。
ところで、ひたすら迷惑メールなどを送りつけてくるスパムも困りますが、不謹慎かもしれませんが、なんだか面白かったのがライコス・ヨーロッパの「スパム撃退スクリーンセーバー」です。
迷惑メールを送りつけてきた業者のサイトに、逆にアクセスを繰り返して攻撃するとのこと。
スクリーンセーバーの画面上には、世界地図が現われて自分と「敵」の位置が分かり、ミサイルを撃ち込んでいるような放物線が描かれる。「攻撃」したサイトのアドレスや、自分の命中回数、全体の成果が刻々と表示される。
面白いです(笑)実際に見たかったのですが、みんながサイトにアクセスしているためか(改ざん疑惑もありますが)見ることができなかった。その後、いろいろと話題(あるいは物議)をよんでいるようですね。
■Lycos Europeのスクリーンセーバ攻撃で一部サイトがダウン
Lycos Europeでは、コンピュータの空き時間を利用してブラックリストに載ったスパムサイトにDDoS攻撃を仕掛けるスクリーンセーバを配布している。Netcraftではこの攻撃のターゲットとされた中国のサイト3カ所のうち、「bokwhdok.com」と「printmediaprofits.biz」の2サイトがスクリーンセーバからの攻撃を受けてダウンしたと伝えた。
中国を攻撃しちゃいましたか。で、ダウンさせたと。やっちゃいましたね。
実際の戦争に比べるとなんだか和やかな感じもしますが、この攻撃が発端となって、リアルな世界の紛争なんかに発展しないといいんですけど。
ただし、なんだかわかる気もします。
僕は基本的に平和主義者(のつもり)なのですが、自分の世界の平和を乱すようなやつらには徹底的に攻撃したくなる。やっつけたくなる。
とはいえ、喧嘩両成敗ではありませんが、暴力をふるった途端に同じレベルになってしまうような気がします。どんなに正義であると主張したとしても、攻撃したことには変わりがない。
F-Secureは30日、「法的な問題が生じる可能性」があるとして、Lycosのキャンペーンには参加しないようユーザーに警告した。
攻撃は最大の防御なり、なのでしょうか。
投稿者 birdwing : 2004年12月 3日 00:00
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