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2004年12月 2日
ハードウェアの行方
任天堂からニンテンドーDSが本日発売です。米国では10日ほど早く発売されたようですが、既に昨日50万台を突破とのこと。日本では12月12日にPSPも発売予定。クリスマス商戦のひとつのネタとしてゲーム機が盛り上がりそうです。
同社は、「AppleのiPodが19カ月かかった100万台の記録を、ニンテンドーDSは北米だけで年内に達成する見通し」としている。
iPodの記録を塗り替えちゃいますか。すごいですね。
プロモーションの側面からみると、宇多田ヒカルさんを起用したCMは賛否両論あったようですが、個人的には気に入っています。プロモーションサイトも力が入っている。タッチパネルが大きな特長ということで、Touchというコンセプトを据えて、いろんなひとが触ったときの驚きを動画で公開しています。サムネール風のものがばっと画面いっぱいに広がって、ついつい「このひとはどんなリアクションをするだろう?」という感じでクリック(Touch)してしまう。
製品のコンセプトと、プロモーションのコンセプトがきちんと貫かれているとそれだけで気持ちがいい。
DSはダブルスクリーンの略だったかとおもいますが、液晶が2枚あります。CPUもARM9とARM7を1つのチップにまとめたデュアルコアなんですね。PC Watchでハードウェアを早速分析(いや分解?)していました。
急に大きく話題がとぶのですが、インテルやAMDもデュアルコアの戦略を推進しようとしています。CPUも液晶も1個売るより2個売った方が儲かる、という単純な商売としての算段もあるかもしれませんが、クロックの競争から効率的な処理という方向に進んでいるようにも思います。
とはいえ、数年後のことはわかりません。PCに関していえばこんな雲行きの悪い予測も。*1
パソコン市場は、2005年まで更新需要が続き、好調が維持される見込み。しかし、2006年以降は出荷台数の伸びが急激に鈍り、上位企業でも生き残りは苦しくなる。両社のほか、米デル社、富士通・シーメンス、東芝、台湾エイサー社、NEC、米アップルコンピュータ社、中国の連想社、米ゲートウェイ社の上位10社が、いずれも楽観できないという。
情報家電的な方向への転換が本格的になるのかもしれません。MP3プレイヤー、デジタルカメラ、フォトビューワーなどが統合されつつありますが、ゲーム機やPCなどのハードウェアの行方が気になります。
*1:米ガートナー社の29日(米国時間)発表によります。米IBM社と米ヒューレット・パッカード(HP)社も、パソコン事業を本体から切り離す可能性があるので、ユーザーは生き残るメーカーの見極めが重要になるとのこと。2005年までは好調のようですが、その後は激変する予測です。なんだか平穏な時代になってほしいのですが落ち着きません。やれやれ。
投稿者 birdwing : 2004年12月 2日 00:00
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