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2004年12月15日
戦国時代
毎日ブログを「書く」という行為がなければ、こんなに情報を「読む」ことはなかったんじゃないかなと、最近よく思います。情報収集の能力不足や感度の悪さに凹むこともありますが、日々研鑽していきたい。もっと書く力をつけるためにも、継続していきたい。継続は力なり、です。
メールを交換しはじめた人が、余生は鎌倉に引っ越して文章を書いて生活したい、と書いていました。いいなあ。いくつになっても何かを書けるのは幸せです。書き続けることがどこに向かうのか、現状ではわかりませんが、とにかく書き続けることで何かみえてくるんじゃないかな、と。
仕事が立て込んできました。とりあえず情報をナナメ読みしてみます。
まずは、「米Oracle、PeopleSoftを買収」。長かったですね。18ヶ月なんですか。先日IBMがパソコン事業を分離するという話題もありましたが、大きな動きが続いています。ITmediaでは、特集記事も組まれています。
大きな話から急に身近なところに飛びますが、今日はてなにアクセスして、あれ?と思ったのがダイアリーのトップページです。ココログと共同キャンペーンをはじめたんですね。FPNの方でさっそく取り上げられていました。
■企業・マネジメント : ココログ×はてな協業に見るブログ戦国時代
もちろん、この組み合わせに疑問がある訳ではなく、いよいよ始まったかという印象です。現在の「ブログブーム」がプチバブルなのか、始まりに過ぎないのかは別としても、現在のブログ事業者全てが生き残れるはずの無いことは明らかです。
この解釈にはすごく納得できました。共同戦線というイメージですね。
mypopから配信された記事にアクセスして、僕も笑えたのがSo-net blogの平社員日記。ココログとはてなのキャンペーンに、So-netも乗っけてください!という叫びをBlogで発信しています。
実は最近、同窓会で盛り上がったプロジェクトをココログで展開しはじめちゃったりしているのですが、徳力さんは以下のようにブログを総括しています。なるほどなあと思いました。
個人的な印象としては、主婦・子供に強い楽天日記、若い男性はライブドア、若い女性はヤプログ、コアユーザーはココログとはてなという感じでしょうか? それ以外の事業者も、自社サービスとのバンドルだとか独自性を追求することでビジネスを模索する戦国時代に入ってきたと感じます。
ブログでこんなオーディションもはじまりました。
トラックバックで投票する仕組みです。ミスキャンパスもブログで展開されていましたが、こういう企画には向いているような気もします。
ブログじゃありませんが、コンテスト系で気になったのはこれです。
■『PowerPoint』を使ったアートコンテスト、初の開催
仕事でPowerPointは欠かせないツールですが、やろうとすればかなりのことができるソフトだと思います。ただ、仕事ですら使いきれていないのだから、アートとしては以下のコメントのようになるのは当然でしょう。
「作品の中には気が利いていて独創的なものもあったが、[PowerPointという]メディアをけなすだけで終わっているものもあった」と評するのは、展覧会を訪れた元会社経営者のカトリーナ・グレラム氏だ。「作品を発表したアーティストの中に、使用するメディアをちゃんと使いこなしている人が誰もいないようでは、せっかくの展覧会も台無しだ」
時間がないのでまだきちんと見ていませんが、アートとしてのPowerPointには興味があります。
なんとなく気になったものを羅列してみましたが、企業買収や共同キャンペーンにしても、オーディションやコンテストにしても、競合と戦うというテーマが集まったようです。競争を勝ち残るにはどうしたらいいのか。決して、ひとごとではありません。
投稿者 birdwing : 2004年12月15日 00:00
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