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2005年1月 6日
社会との関わり
伊豆といえば(僕の出身地なのですが)もともと地震が多い地域であり、子供の頃には常に防災頭巾を座布団として敷いていたり、避難訓練が頻繁に行われたりしていました。地震に対する意識は高かったんじゃないかと思います。
最近、地球規模で震災が多発しています。新潟県中越地震にしても、スマトラ沖地震にしても、心が痛みます。
FPNのサイトで、徳力さんが書かれている以下の記事を読んで、僕もいろいろと考えてしまいました。
スマトラ沖地震の津波による被害の深刻さが、徐々に明らかになってきています。テレビの映像から受ける衝撃は、思わず言葉を失ってしまうほどです。
確かにテレビの映像には、目を奪われました。安全な場所にいてブラウン管を通してみているから「目を奪われました」などという、のんきなことも書いていられますが、実際には恐ろしいものだったと思います。
映像がないから報道が遅れた、というのは、ほんとうだったのでしょうか。これはマスコミの致命的な部分かもしれません。映像も情報も、ブログで発信できるというインターネットの重要性を再認識しました。
所詮、津波のような巨大な災害の前では、人間の技術など何の役にも立たないこと でも、もっと技術が上手く活用されていれば、もっと多くの人の命が救えていただろうと言うこと 果たして、その災害の現場に自分がいたら、いったい何ができただろうかということ 逆に、現在、今日本にいる自分に何ができるのだろうかということ
そうですね。ほんとうに「何ができるか」ということを考えて「行動を起こすこと」が大事です。IT業界でも動きがありました。
Michael Dellは声明のなかで、「米国民は、危機に直面したときに世界中から支援を受けることの意義を身をもって理解している。今度は、われわれがどれだけ今回の件を心配しているかを南アジアの人々に示す番だ。米国をはじめとする世界各国の人々にも、寛大な支援をお願いしたい」と述べた。
これは切実な声明です。
一方で、政治的な行動を起こそうとしたアメリカは、リーダーシップを取ろうと目論んだようですが思惑が外れたようですね。
ブッシュ大統領が同グループを創設した背景には、根深い国連不信や、京都議定書からの離脱に象徴される単独行動主義があるとみられる。欧州連合(EU)などからは「これだけの災害救援を調整できるのは国連しかない」といった批判の声も上がっていた。
どのような信念のもとに動いているのか、という違いかもしれません。大義はわかるのですが、その背景に見え隠れする政治的な意図がわかってしまうと、ちょっと冷めてしまう。
イラク戦争と同様に「有志連合」を募り、独自の支援活動を繰り広げようとした米国の思惑は外れた。
敵がいる場合には結束しやすいのですが、今回は違いますからね。国家レベルであっても、企業レベルであっても(そうして会社の社内などでも)それは同じことかもしれません。
さて、はてなでも義援金の窓口が設けられています。
ぜんぜんポイントが貯まっていないのですが、送ってみようと思います。他のサイトなども探してみることにしましょう。自分にできることといったら、それぐらいしかないのですが。*1
スマトラ沖地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、一刻もはやい災害からの復旧を切望いたします。
*1:送信後の残高が300ポイントを下回る場合には参加できないようでした。残念。
投稿者 birdwing : 2005年1月 6日 00:00
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