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2005年1月18日
クリエイティブを共有する
ライブドアがSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)に参入とのこと。現状では、mixiが約26万人(2005年1月4日現在)ですが、ライブドアでブログを開設しているユーザーが移行すると大きくなりそうな気もします。
■ライブドア、SNS「livedoor フレンドパーク」ベータ版の提供を開始
ライブドアは、ソーシャルネットワークサービス(SNS)「livedoor フレンドパーク」のベータ版提供を1月17日に開始した。登録および利用料金は無料だが、既存会員からの招待が必要。
ここまでは前置きです。
ライブドアといえば、ブログの著作権の記述について、利用者から指摘を受けて規約を書き換えた、ということがありました。
著作権についてはウェブログを著作した利用者に帰属しますので、その利用について弊社は制限をすることはありません。
また、著作者人格権の記述については、もちろん故意に著作者人格権を行使せざるを得ない行為(改悪など)を弊社が行うことはありませんが、例えば、文章を読みやすくするための編集などを行う際に都度確認をしないで済むようにする、などの効果を想定した上でこのような表記とさせていただきました。
ブログは誰のものか、ということでした。そして、著作権は利用者に帰属する、ということが明確化されています。SNSは誰のものでしょう? コミュニティの書き込みは? 「電車男」みたいなドキュメンタリーが今後も登場するとなると、著作権についてもいろいろと考えなければならないかもしれません。
誰のものか、という観点でいうと、ソフトウェアにはオープンソースという流れがあります。知識を共有することによって、みんなで開発する。Linuxはもちろん、XOOPSやZOPEというコミュニティ構築もしくはCMSのソフトウェアもそうです。
そして、クリエイティブに関して言うと、ローレンス・レッシング教授のクリエイティブ・コモンズという動きがあります。(これは弊社にもちょこっと関連している、といえるのですが)。乱暴かもしれませんが簡単に言ってしまうと、作品が2次利用されることを前提として、クリエイティブ活動をするということのようです。
HOTWIREDに、日本でクリエイティブ・コモンズに楽曲を提供している小山田圭吾さんのインタビューがありました。
■クリエイティブ・コモンズのライセンスつきCD『The WIRED CD』に参加する
著作権の形態をアーティスト自身が決められるということもあるんですが、ライセンス登録が増えて、ちゃんとアーカイブ化されれば、そこからまた新しい作品が作りやすくなるということですよね。世の中全体が規制を強める方向に傾いているから、こういった動きがないとつまらない、と思います。
なるほど。作品のアーカイブというのは面白いと思います。
小山田さんの「Wataridori 2」も聴いたのですが、楽曲の部分を使って別の曲を作るというよりも、映像と組み合わせた方が世界が広がる気がしました。実際には、サイトのBGMとして使っているひともいるようです。
リミックス曲やサンプリングした曲はまだチェックしていないんですが、ジョーイが教えてくれたのだと、誰かの写真日記みたいな個人サイトがあって、スライドショーのBGMに使われているのを見ました。外国の人なんですけど、ある時間ごとに常に自分を撮っていて、1週間とか続けたものをスライドショーにしているんです。
実は、個人的には音楽制作を趣味としています。いままでDTMで打ち込み主体だったのを、今後はサンプリングも取り入れたいと思っていました。ただ、小山田さんとしては逆のようですね。かなり先を行っている。
ちなみに僕が最近使った音楽のソフトウェアとして面白かったものは、VOCALOIDという歌声を合成するものでした。ワープロの音声読み上げソフトがありましたが、基本的にはそのソフトが歌う感じです。しかし、ビブラートなどを付加すると驚くほどリアルな声になる。びっくりしました。
YAMAHAさんの技術をもとに、日本語ではクリプトン・フューチャー・メディア株式会社からMEIKOというソフトが出ています。これは拝郷メイコ(1978年東京都大森生まれ)という実在する女性の声をモデルとしているとのこと。
このVOCALOIDの技術に期待しています。
声の著作権はどうなるんだろう?と思いました。また、ボーカルのデータベースがあるとすごいことになるかもしれません。クリエイティブ・コモンズのライセンスとして。
投稿者 birdwing : 2005年1月18日 00:00
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