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2007年8月23日
満足という距離。
いろいろな仕事が錯綜しているのですが、いま担当している仕事のひとつにCS調査関連の企画設計と調査票作成があります。CSというのは、スカパー!などのCS(Communications Satellite)じゃなくて、Customer Satisfaction(顧客満足)です。
そこで満足について考えることが多いのですが、満足には限界がないのかもしれないと思いました。
ある満足の水準が日常的あるいは標準になってしまうと、もっと高い満足を求めたがるものです。人間は贅沢な生き物かもしれません。満足や欲求には、ここまででいいやという限界点がない。もちろん謙虚に日々のちいさな満足を大切に生きているひともいるかもしれないですけどね。
そもそも満足って何?という基本的な問いがあるのですが、仮に
理想と現実の距離=満足
と設定してみましょうか。理想と現実の距離が接近していれば満足して、離れていると不満足になる。求めているものと手に入れられたものの差異が満足である、と。
このとき、ぼくが注意しようと思うのは、あまりにも高い理想を掲げすぎるとそれだけ現実とのギャップも大きくなる、ということです。実現可能な範囲のギャップを超えてしまうと、そもそも挑戦しようとする意欲が消失します。戦う前から戦意喪失してしまう。
たとえば、30センチ高く跳びなさいと言われたら、なんとなく跳び上がりそうですよね。でも、30メートル高く跳びなさいと言われたら、そりゃ冗談じゃないよムリだ(苦笑)と思う。立ち上がろうという気にもなりません。
適正な理想を掲げていればいいのですが、不適正な理想を追い求めると現在がどんどんつまらなく見えてくることがあります。理想を追い求める前向きな姿勢によって、いまここに存在する自分が不幸せに思えてくる。であれば、高すぎる理想なんか掲げないほうがよっぽどいいのかもしれない。
相手(相方)に対する想いもそうですね。他者に対する期待や欲求が高まれば高まるほど、現実との乖離が生まれる。だから、これもしてくれない、あれも足りない、という、ないないづくしで不幸になっていきます。
理想と現実のギャップは、あらかじめそういうものがあると考えてしまいそうですが、よく考えてみると絶対的なものではありません。現実は実際に存在するかもしれませんが、理想の数値というものは眼前にない。こうならなきゃいけないよ、と力説されると、そうか、と考えもせずに納得してしまうものですが、そんな理想なんて実は確かなものではない。いくらでも勝手にでっちあげることができる。
この「理想」といい関係づくりをしていないと、よい満足が得られないのかもしれませんね。
ところで、満足度とは「過去~現在」までの期間の評価です。一方で、「現在~未来」に向けた満足度が何かないかなと探していたのですが「期待度」のようなものでしょうか。期待もまた、膨らみすぎるとがっかりする度合いが大きくなるような気がしています。
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さて、このブログの月別アーカイブをちょっといじって、カテゴリーをメニュー化しました。こんな感じ。
以下のページを参考にさせていただきました。
http://desperadoes.biz/style/ul.php
とはいえ、サンプルコードをいただいて、あれこれいじっているうちにできちゃうものだな、と感動。ちなみに、コンテンツをスクロール表示にもしてみましたが、これはいかがなものか。本屋でCSS関連の本を立ち読みしたのですが、うおおっこんなこともできるのか、という驚きがありました。Ajaxにも手を広げたいところですが、これもあまり理想を高くしすぎると凹むので、ぼちぼちいきます。
投稿者 birdwing : 2007年8月23日 21:23
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