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2007年12月 7日

映像で何ができるか。

エレクトロニカ系のアーティストに多いと思うのですが、最近ではライブなどで映像をスクリーンに投影する演出ってありますよね。VJのような演出家が、音楽に合わせてリアルタイムで映像を創り出す。その音楽と映像のコラボレーションが立体的なイメージを生むわけです。

手持ちのDVDでは坂本龍一さんとalva notoの「insen live」がありますが、これはalva notoがラップトップで映像をクリエイトしている。幾何学的な図形の明滅が印象的です。ただ、なんとなくのめり込んでみていると、洗脳されたような気分になってくるので注意。デジタル技術の進歩によって、ライブではなくてもプロモーションビデオなどの映像も凝ったものが増えています。

いろいろと探してみたのですがinsen liveの映像がなかったので、YouTubeからAlva Noto + Ryuichi Sakamotoの「Moon」。自然の風景をただ流していくだけですが、こういう映像がかなり好みだったりします。映像詩という感じでしょうか。しかしこれ、正式なものなのでしょうか。ちょっとわかりませんが。

■Alva Noto + Ryuichi Sakamoto - Moon

数年前から自分の感性を強化しようと思って、本×音楽×映画を集中的に摂取するように心がけています。昨年は、年間で本100冊と映画100本!などと意気込んでいました。テキスト×音×映像というインプットを鍛えるために、自分で自分に課した目標です。

それをやったからといって仕事に使えるとか、人間的に他人と差をつけようとか、そんなことは思っていなくて、まあ結局は自分の楽しみが増える、ということですかね(笑)逆に、途方もない時間と労力の無駄遣いでもある(それが贅沢といえば贅沢でもある)。でも、インプットがなければアウトプットができないと思うし、ただ鑑賞したままでおしまいではなくて、ブログでレビューなどすることによって、かなり表現力が鍛えられた気がします。

しかしながら、そんな風に映像などに関心を持っていると、どういうわけか自分の引力によって仕事の方をひきつけてしまうようで、いまちょこっとだけ映像の制作の仕事をしています。大変だけど、これが結構楽しい。

もちろん大人数で撮影などするのですが、やはり機材の進化というのは大きい気がしました。ぼくが知っているコンテ(試作段階でラフに描いたもの)は、手書きの鉛筆画で場面ごとに説明するものでしたが、ぱぱっと映像でコンテを作ってしまうこともできるようで、すごいなーと感心。

考えてみると、子供たちの運動会などで親たちはビデオを回している。ホームビデオではあるけれども、ちょっとした監督と言えなくもない。どういう演出にすればわが子の頑張っている姿をかっこよく記録できるかということに集中して、撮影する場所を移動したり、アングルを考えることも多い。

さらにぼくは使っていませんが、最近では携帯電話で映像も撮影できる。うちの長男はこれで、弟のおちゃらけな踊りを撮影してうひゃうひゃ爆笑していたりしますが、鑑賞という受身の部分ではなく、撮影という能動的(あるいは創造的)な部分においても、映像は身近になってきているのかもしれませんね。

と、そんなことを考えていたら、7日~9日まで、東京藝術大学によるポケット・フィルムフェスティバルというイベントが行われているんですね。

■ポケットフィルム・フェスティバル
http://www.pocketfilms.jp/ja/

もともとはフランスで3年前に開催されたようで、2007年のフランスの受賞作品も公開されています。

受賞作品の「Reverse Love」は、なんとなくかわいいフランス人の女の子が街を歩いていく映像で、なんだこれ歩いているだけじゃん、と思ったのですがよく観ると・・・。3分だけの映像なのでいろんな内容を詰め込むことはできなくて、逆にこれぐらいのシンプルな驚きを提示する映像のほうがよいのかもしれません。

ところで、ぼくも趣味で作っているDTMの音楽に映像をつけたいと昔から思っていて、映像編集は難しいのでデジタルカメラで撮影した写真をスライドショー的に組み合わせて、OSがウィンドウズなら誰でも付属しているムービーメーカーというアプリケーションで動画を作ったことがあります。

いまこのブログのメインのページに貼り付けているJuke Boxにも入れた「Edge of the blue」という曲の映像版です。最近テレビでも、わざわざ喋り言葉にテロップを付けたりするじゃないですか。さらにそれが進化したのがニコニコ動画のような映像に勝手にコメントを入れるスタイルだと思うのですが、ぼくは映像とはまったく独立した詩を日本語で挿入することによって、何か面白い世界ができるのではないか、と考えました。

うーむ。まだまだかな。えーあらためて観ると、こっぱずかしいな、これは(苦笑)。変な汗が出ます。

というか、シロウトでもこのレベルのものが簡単にできてしまう時代です。きっと子供のビデオを完璧なぐらいに編集しちゃうおとーさんなどいるんでしょうね。と、書いていてやっちゃいそうな自分が怖い(笑)PCの前から離れられなくなりそうなので、ほどほどにしておきます。

投稿者 birdwing : 2007年12月 7日 00:00

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