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2007年12月 9日
すごい技術。
BRUTUSのギター特集をちょっと前のエントリで取り上げたのですが、伝統的なものよりもどこか先進的なもの、どこか変わったものに惹かれてしまうわたくし(苦笑)。健康的ではなく不健全な何かに引き寄せられる傾向もあり、ちょっとした変人であります。
そんなわけでBRUTUSの記事のなかで、ん?と思ったのは、ジミ・ヘンドリックスのようなメジャーなアーティストではなく、エリック・モングレインというギタリストのラップタッピングという奏法でした。超絶ギターテクと紹介されている割には、坊主頭でアコギを変な形に弾いている写真で、いったいこれは何だろう?と。
そこでYouTubeで検索してみたのですが・・・。
■AirTap!
す、すげー!!ななな、なんですかこれ?
すみません、趣味のDTMで打ち込みで音楽を作っているのですが、負けた(泣)と思いました。これはギター奏法のイノベーションかもしれない。胴の部分を叩いてパーカッシブな音を出す奏法は知っていたのですが、これは弦もチョッパーみたいに叩いている。ギターなんだけど、ギターじゃないみたいだ。うわー。
驚いたのでもう一本。
■PercusienFa
う、美しい(ためいき)。どういう発想をすればこういう音楽ができるのでしょう。いや、きっと思考とか発想じゃないですね。感覚的に音を叩き出している。天才だ・・・。
ところで、演奏の技術ではなくて、ギター本体の技術としてすごい(のか?)と思っていたのが、ギブソンのロボットギターです。
だいたいギターを持っていて面倒なのはチューニングで、弾いているたびに弦が緩んで音が低くなったりするものですが、このロボットギターは自分でチューニングする。まずはCNET Japanのフォトレポート:チューニングはお任せ--ギブソンの「Robot Guitar」から引用します。
ギターメーカーのGibson USAは、自動チューニング機能を備えたエレキギター「Gibson Robot Guitar」を米国時間12月7日に発売すると発表した。これに対し、ギタープレーヤーたちは、1998年発売の自動チューニングシステム「The Performer」に関する記事をCNET News.comが2006年に取り上げた時と同じ反応を示した。一部のプレーヤーは、ギターのチューニングを自分の耳ではなく機械に頼るという発想に抵抗を示すが、一方で、手頃な価格であればそのような技術を歓迎するという声もある。絶対音感があれば、チューニングなんて問題ないでしょうね。どんなものかよくわからなかったのですが、engadget japanの記事からYouTubeの動画をみてびっくり。これです。
■Gibson Robot Guitar
どっひゃー。ペグ(弦を巻く部分)が自動的に回転してる。そういう仕組みだったのか。うーむ、どうなんでしょうね。初心者向けのギターには便利な気がします。しかし、めんどくせーなーと思いながらも、チューニングする時間が結構癒されるものじゃないかと思いますけどね。便利ばかりを追求する世界はいかがなものだろう。
あまりの技術の進歩にひるんでしまったのですが、engadget japanの記事でロボットギターとは関係なしに和んでしまったのが、ドラえもん型ギターでした(笑)。71,400円(税込)で、専用ソフトーケース付属 。スピーカーも付いているようです。著作権などあるかと思うので、以下リンクからどうぞ。
■ESP Guitar
http://www.espguitars.co.jp/doraemon/index.html
ちょっとかわいいなと思ったのがピックコレクション。これはギター弾けなくてもほしい。
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ドラえもんピックで和んでしまったのですが、それにしてもテクニック&テクノロジーに圧倒されました。ふー。進化しているのはネットだけではないですね。21世紀だもんね。
投稿者 birdwing : 2007年12月 9日 00:00
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