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2006年1月27日

「超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り」増田真樹

▼book06-010:プロの文章は違う。

4047100250超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り (角川oneテーマ21)
角川書店 2005-12

by G-Tools

人気ブロガーといっても2~3行しか書かなかったり、今日何を食べたしか書かないようなひともいますが、お金をもらって文章を書いているプロのライターさんの文章はやっぱり格が違うと思いました。ぼくはまだ増田真樹さんのブログを拝見していないのですが、きっとすばらしいブログなんだろうな、と思っています(あえてまだアクセスしていません。純粋に本がすばらしことをまず書いておきたいので)。抑制が利いていて、しかもそれでいて主張するところは強く、さらに引用や発見が散りばめられている増田さんの文章を読んでいて、ああ、これがプロなんだな、と感じました。Long Tailをはじめ、ビデオ会議など、最新の動向もきちんと網羅されている。読んだなかでは、文章=そのひとではない、ということにも頷けたし、ほんとうに人気のある書き手は謙虚である、という部分にも同感でした。最終章、「ブログの正しい育て方~十年後の自分への手紙」の部分は、全面的に共感できました。ぼくは2年前に書いたものをリセットかけてしまったのですが、社会的アーカイブとまではいかなくても、自分の足跡として残しておけばよかった。ところで本としては、乱丁すれすれのものでした。小口(本の綴じとは反対の外側の部分)が2ミリぐらいしかない。活字が切れてはいないけど、びみょうだな。ブログなら許せるけど、新書でこの製本は許せないなあ、角川書店さん(というか、印刷会社・製本所の問題でしょうか)。1月27日読了。

*年間本100冊/映画100本プロジェクト進行中(10/100冊+8/100本)

投稿者 birdwing : 2006年1月27日 00:00

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