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2007年4月11日
Stafrænn Hákon / Gummi
▼music07-021:Sigur Rosっぽくて癒されるのだけれど・・・。
Gummi
Stafraenn Hakon
曲名リスト
1. Járn
2. Svefn
3. P-Rofi
4. Rjúpa
5. Hausi
6. Kvef
7. Purr Purr
8. Glussi
9. Veggur
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何かが違うと感じてしまった、Sigur Rosとは。けれどもそれは自分の問題だと思います。ノイズとか、リバーブの向こう側で鳴っている遠い音とか、グロッケンの響きとか、ファルセットボイスとか、そんなSigur Rosっぽい音ばかりを集中して聴いていたので、なんとなく食傷気味になってしまったのかもしれません。ずいぶん聴いたからなあ、この手の音楽は。
このアルバムは「もはやTakk... の領域に達してしまった」のような言葉で紹介されていたと記憶しています。おお、そうかーと思って試聴してみたところ、確かにそれっぽい。フェネスサカモトのようなジャケットもなんとなくいい感じで惹かれました。
スタフライン・ハウコンという聴きなれない名前ですが、アイスランド出身のソロプロジェクトのアーティストのようです(本名はオラフル・ジョセフソンとのこと)。ノイズとリバーブ、そしてアンビエントなギター、グロッケンというお決まりの音響なのですが、リズムの輪郭が溶けてしまって曖昧な水彩画のような「Takk... 」と比較すると、リズムやボーカルがはっきりしているところが違う。荘厳な、という形容はそのままでよいと思うのですが、力強い印象がある。その辺に違和感があったのかもしれません。Sigur Rosのへなへな感が好きだったので。
と書いていて思ったのですが、比較すること自体がいかがなものか、と。Sigur Rosの二番煎じ的なイメージでとらえるからどうしても辛い評価になってしまうのですが、こういうアーティストであると考えると、また別の聴き方もできるような気がしました。「Þurr Þurr」の気だるいボーカルなんかはいい感じだったりします。全体的にタムを強調したリズムも心地よい。最後の「Veggur」で幾重にも重なるリズムとギターの音像の遠さも聴かせます。
なかなか難しいですね。似たような音の世界を作ると、どうしても素晴らしいアルバムと比較されてしまう。4月11日鑑賞。
+++++
ひとりごとですが、レディオヘッドの再発EPとか、プリペアド・ピアノ(ピアノの弦にゴムや金属・木などを挟んで弾く)のアーティストだとか、その他いろいろと欲しいCDがあったのですが、小遣いが足りません。
*年間音楽50枚プロジェクト(21/50枚)
投稿者 birdwing : 2007年4月11日 00:00
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