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2007年8月 8日

あの夏、後悔と夕暮れ。

あっちー。東京もようやく夏真っ盛りという感じになってまいりました。積乱雲系の雲と、高度が感じられる高い青空が素敵です。でも、あんまり見上げすぎると、ちょっとくらくら眩暈がしてしまうのですが。思いっきり体調不調の日々を過ごしていたところ、急激に暑く夏がどーんとやってきた本日、どういうわけか体調も絶好調になってしまいました。ものすごく元気です。なんでしょうか、このアマノジャクな自分は。

この眩暈がしそうな夏の日に、ぼくがどういう格好をしているかというと、長袖のワイシャツにネクタイをびしっと締めて、紺のスーツでございます。傍から見ていても暑っ苦しい。学生の頃のぼくは、まさかおじさんになった自分がこんな格好をしているとは夢にも思いませんでしたが(しかも茶髪で)、これがまたどういうわけか、暑いのを我慢していて着ているとこの格好に慣れてしまうんですよね。

よくイタリア映画とかで、ハレーションを起こすような夏真っ盛りのビーチをスーツで歩いていたりするじゃないですか。もちろん薄い素材の麻のスーツだったりすると思うのですが、なーんであんな暑いところでそんな格好してるんだっ!もっと涼しい格好をすればいいのに、と率直な感想を抱いたものでした。でも、いまならわかる。ポリシーまたはテツガクのもとに、その紳士な格好を強いていると、いつしかその格好もへっちゃらになってしまうんですね。

たとえばそれは、ものすごく寒い冬の日。女性がミニスカートで、上着を着ているけれどもノースリーブの服だったりするのと似ているかもしれません。やせ我慢といえばそうかもしれませんが、自分の美学を守るための必死のスタイルだと思います。そのストイックなまでに美を追求する姿勢が、かっこいいし、美しい。

と、そういう考えもあるのですが、一方でパンツ一丁で海辺でのほほ~んとしていたい、というのもまた心理のひとつです。

そんな夏(どんな夏?)の海辺のバケーションに似合うような曲を、去年の7月に作ったことを思い出しました。そこでブログで再掲載してみることにします。

■あの夏、後悔と夕暮れ。(Summer,regret,and sunset)

4分33秒 6.3MB 192Kbps
曲・プログラミング BirdWing

いま借りているレンタルサーバーでは、ブログでポッドキャスティングができるようで、その配信用Flashをここで使えないかな?と試みてみたところ、どうやら使えるようです。やった!某ココログの配信ソフトと比べて洗練されたインターフェースなので、いいですね。某はてなのものも、シンプルで気に入っていましたが。

この曲には歌声が入っていますが、これは歌うソフトウェアVocaloid MEIKOを使用しています。拝郷メイコさんという実在のシンガー(読売新聞のCMソングなどを歌っていたかと思います)の声を解析、データベース化して、ソフトウェア上で歌詞や音程を入力すると、なんとパソコンが歌い出すというすごいソフトで、これが2万円弱でした。一時期はそのソフトを使って曲を作りまくっていました。

なんとなく夏になると開放的になってしまうのですが、そんな暑い夏も終わる頃にはちょっと後悔したり、寂しい気持ちになったりするものです。でも、秋に向かってフェードアウトしていく暑さ、グラデーションのかかった寂しさがよいのですけどね。

今年の夏、みなさんが何か熱い思い出を残せますように。ぼくは、急にハイテンションになった反動の夏バテが心配です(苦笑)。

投稿者 birdwing : 2007年8月 8日 23:09

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