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2007年11月11日

[DTM作品] リエゾン(試作)。

昨日、東京は雨降りだったのですが、大学の先輩の結婚式に行ってきました。

071111_kyokai.JPG雨降って地固まるという感じでしょうか。親戚以外の結婚式に出るのは久し振りですが、感動してあったかい気持ちになれました。いい結婚式でした。詳細はプライベートなことになるのでブログでは書きませんが、とりあえず教会のイメージ写真を。ステンドグラスです。

披露宴といってもパーティー形式で、とてもリラックスできるものでした。なかでも新郎と新婦がお互いに手紙を読み合うところに感動。新郎の大学の先輩はとても頑固なひとで(苦笑)、センセイという職業のせいもあるかもしれないけれど、説教するタイプです。しかしその先輩が、“あなたから影響を与えてもらった。あなたのおかげで変わることができた”のようなことを書いて、しかも堂々と読み上げていて感動しました。

恋愛にしても結婚にしても、どうしようもなく相手を変えたり変えられたりするものだと思います。

そもそも共同生活をするわけだから、ひとり暮らしのときのようにはいかない。しかしながら、一方的に相手を変えるだけの暴力的な愛情で、それを拒んだりすれば関係は成立しないものだと思うし、相手の生き方を押し付けられて変えられるだけの関係というのもしんどい。お互いに影響を与えつつ(ここだけはゆずれないというものを守りつつ)、よい形に変わっていくのが理想ではないでしょうか。

と、まあこういうことを語るのは苦手なので、とても緊張しながら書いていてうまく書けないのですが(苦笑)、結婚数十年の夫婦って似てきますよね。あれは似ようと思ったわけではなくて、影響を与えたり与えられたりするうちに、共通項のところで折り合いがついていったのではないか、などと考えたりして。

パーティー会場への移動の途中、トウキョウのまちはそろそろクリスマス気分になってきていて、イルミネーションが賑やかでした。結婚式や教会の雰囲気とあわせて、その空気感を曲にしたいと思い、これもまた久し振りにDTMのソフトを立ち上げました。

今回は、すべて打ち込みで作っています。日曜日の夕方、しあわせな気分に浸りつつ3時間ばかりで(昨日の雰囲気が消えてしまわないうちに)曲として結晶化してみたつもりです。仮にタイトルは、「リエゾン(Liaison)」としてみましょう。

気持ち的には試作品ですが、ブログで公開してみます。


■リエゾン(2分19秒 3.19MB 192kbps)

作曲・プログラミング:BirdWing


リエゾンとは、フランス語でふたつの音がつながる意味です。大学時代に第二外国語はフランス語を選択していたのですが何も残っておりません(困ったものだ)。Wikipediaによるとそもそもリエゾンとは「合体」の意味だとか。うーん、合体か・・・(妄想)。はっ、いかん。学術的になりましょう。以下、まずはWikipediaの解説です。

リエゾンあるいはリエーゾン (仏:Liaison) とは、2つの単語(あるいは形態素)が一定の音的条件の下で連続して発音される際に、その境界に第三の音が現れる現象を指す。リエゾンはまた連音とも言うが、「連音」という用語はリエゾン以外の音現象をも指すことがありうるので注意を要する。

フランス語と夫婦を重ねて考えるのはかなり強引ですが、結婚すると男性と女性が一組になる。それを単語と単語がつながるリエゾンといっしょに考えてみると、個々の個体はそれぞれ別の人間だったとしても、夫婦と呼ばれるときに一体化してとらえられるものかもしれないですね。

とかなんとか理屈っぽいことを述べてみましたが、夫婦の有り様もひとそれぞれのような気がします。

傍からみて、それどうだ?と眉をひそめるスタイルであったとしても、本人たちが仲良かったり快適であればそれがいちばんではないでしょうか。周囲を気にする必要もないし、恥じることもない。

人生に正解はありません。
自分がこれが正解だと思えばそれが正解。

だからきっと、いろんな愛情のかたちがあるはず。

DTMなのか恋愛論なのかよくわからなくなってしまいましたが、この曲についてはアプローチとしては面白いのですが、きちんとまとめるかどうかについては考え中。昨日の気持ちや雰囲気を音化したかったのですが、もうひとつ何かが必要な気もしています。

投稿者 birdwing : 2007年11月11日 22:12

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