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2007年12月 3日
[DTM] クリスマスソング的な何か。
なんともう12月ではないですか。気が付くとセンセイも走るという師走です(ベタだけど)。1年があっという間に流れます。しかも本日は12月3日と123が並ぶ縁起のよい日であります。今日の12時3分ちょうどに時計をみることができなかったのが残念ですが、どうでもいいですかそうですか。せっかくなのでブログの公開設定だけはその時間にしてみます。
仕事から帰る道すがら、隣の家のドアにでっかいリースが飾ってあって、おお、クリスマス的なテンションがあがるなあ、と思って帰宅したところ、自分ちのドアにもでっかいリースが飾ってあって困惑。いつの間に。。。困惑のあまりにぶれちゃったのですが、リースの写真です。
こういう飾りつけは大事ですね。子供の頃にも、でっかいクリスマスツリーがぴっかんぽっこんするのを見ながら寝るのが好きでした。押入れにしまってあった飾りを引っ張り出して、綿の雲なんかをのせたりして。まあ、いい年したオヤジがそんな回想をしているのも、いかがなものか、なのですが。
以前に比べるとクリスマスの雰囲気に鈍感になってしまったのは、年を取ったからでしょうか。それでも街がイルミネーションに飾られる11月から12月にかけては好きな季節です。
そしてこの季節の雰囲気を趣味のDTMで曲にできないか、ということを毎年追求してきました。このエントリーで再掲載してみましょう。
2005年には「やさしいきもち」という曲を作りました。
以下、いつものようにネットで拾ってきたへんてこなmp3再生Flashを使って公開します。白い棒の左端を押すと再生、右端を押すとダウンロードできます。音量はコントロールできないので、ご注意ください。
■やさしいきもち(yasashii_kimochi.mp3 4分21秒 5.99MB 192kbps)
詞・曲・プログラミング:BirdWing
最後のほうに一瞬だけボーカルとコーラスが入っていますが合成音声です。VOCALOID MEIKOというアプリケーションに歌わせています。
Vocaloid Meiko クリプトン・フューチャー・メディア 2006-04-07 by G-Tools |
これはですね、いまでこそ有名になった初音ミクの前身となるソフトです。2年前から合成音声に関心があって使っていたのですが、ニコニコ動画で爆発的な人気が出てオタクのアイテムとなってしまった初音ミクにはちょっと引いてます。
歌詞は短いのですが、こんな感じ。
やさしいきもちになれたのは きみがいたから
この思い出を忘れない ずっといつまでも
2006年には「December」という曲を制作。これはもともとNovemberだったのですが、11月中に公開できなくてタイトルが変わってしまったという(苦笑)。後半部分はその後、いろんなアレンジを試してみたりしたものです。
■December(December.mp3 4分00秒 5.50MB 192kbps)
詞・曲・プログラミング:BirdWing
こちらもVOCALOID MEIKOに歌わせています。やっぱり短い歌詞なのですが、以下です。
しあわせであるように 笑顔が零れるように
冷たい雨の夜も 降りしきる雪の日にも
祈りを捧げよう 凍えた指を合わせて
願いを叶えよう 想いを強く信じて
うーむ。いずれにしても、はっきり言ってしまうと小田和正的というか80年代J-POPS的な何かがありますね。「December」のふたつの旋律が重なり合うところなんて、まさにそんな感じ。
しかしながら、言い訳として書いておくのですが、「やさしいきもち」のギターっぽいフレーズはリュック・ベッソン監督の「レオン」という映画に挿入されていたスティングの楽曲をイメージしています。YouTubeからピックアップした映像は、なんだか中国っぽいタイトルが入っていますが。
レオン 完全版 ジャン・レノ, リュック・ベッソン CICビクター・ビデオ 1997-12-19 by G-Tools |
■sting - shape of my heart
ジャン・レノが演じる寡黙な殺し屋と、彼からすると子供にしか思えない12歳の少女との純粋な愛情を描いた映画ですが、最初に観たときはこの曲が流れてきたときに号泣でした。哀しすぎる。名曲だと思います。
一方で、「やさしいきもち」のエンディングにさりげなく追加したパーカッションは、Tears For Fearsの「Shout」のまんまです。わかりにくいのですがYouTubeからライブ映像を。
■Tears For Fears - Shout (Live)
「December」の4つ打ちのリズムは山下達郎といえなくもないのですが、やはりWham!の定番クリスマスソングでしょう。という風に洋楽をベースにしようと考えながら、どうしても邦楽の呪縛から逃れられないのですが。
どちらにも共通するコンセプトは「年間通じて聴けるクリスマスソング」でした。
季節モノって、その時期がすぎるとなんとなく雰囲気にそぐわなくなって聴けなくなるじゃないですか。だからこそいいのだ、という考え方もあるのですが、冬にも聞けるビーチソングとか、夏にも聴けるクリスマスソングのようなものができないか、ということを考えていました。ただ、歌詞に雪という言葉を挿入してしまうと、ちょっと難しいかもしれませんね。イメージが限定されるので。
今年の12月は忙しすぎてクリスマスソングを作っている時間もなさそうですが、自給自足的なクリスマスソングではなく、ちまたのクリスマスソングにあらためて耳を傾けてみるのもよいかもしれません。オルゴールの音色とかも、ちょっとクリスマス的ですよね。
投稿者 birdwing : 2007年12月 3日 12:03
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