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2008年2月24日

[DTM作品] Sunny Sunday(試作)

うわー失敗した、と即座にわかる失敗もありますが、しばらく時間を経過したあとで、これって失敗では・・・と静かに悟る失敗もあります。まったくDTMと関係ない話から入るのですが、現在、このブログのCSS(デザイン)を見直し中です。というのはどうも以前と比べて誤字や脱字が多くて、なぜだろうと考えていたところ、(老眼?というわたくしの身体的な変化はさておき)白のバックにdimgray(#696969)の文字色がいけないのではないか、と。

どれだけの違いがあるかというと、以下の「WEB色見本 原色大辞典」のページをみるとわかります。左上の黒に対して、その下がdimgrayです。

080224_color.JPG

メインのページだけblack(#000000)に変えてみたのですが、ぜんぜん文字の読みやすさ=視認性が違った。エンボス調のデザインにグレイの文字はおしゃれなんだけど、おしゃれだからいいというわけではない。長時間読んでも疲れないデザインがベストであると思います。まだ白バックが気になるところです。目がちらちらするんですよね。えーと、パソコンやりすぎ、というわたくしの身体的な状況はさておき。

せっかくぼくのサイトを見に来ていただいた大切なひとが、読みにくかったり、読んだせいで目がちらちらしてはいけない。たったひとりでも毎回楽しみに訪問してくれる方のために、やさしいサイトにしたいと考えました。すぐにはできないのですが、時間をかけてサイトのデザインを見直してみたいと思います。濃い色のバックに白ヌキ文字の方が読みやすいのかもしれないなあ。きっと人間工学のような分野で、そんな研究もされているのではないでしょうか。

失敗について考えたところで、本日できあがったDTMの曲を公開したいと思います。

これも失敗だ。ははは。やりたいことは、はっきりしていたのですが、どうも整理されていないというか難しかった。

読書中の久石譲さんの本にも書かれているのですが、うまくいくまでやり続けることで完成する曲もあれば、やり続けることでますますおかしくなっていく曲もある。後者については見切りをつけることも重要であると書かれていました。ただ、ぼくはその失敗も無駄にならないような気がしています。どこかで必ず活きる。

というわけで、ブログでDTMの作品を公開します。曲名は「Sunny Sunday」としました。週末、東京はいい天気なのですが、ごうごう風が吹き荒れています。

ネットで拾ってきたおかしなFlashによるmp3再生プレイヤーで公開します。白い棒の左端を押すと再生、右端でダウンロードが可能です。音量の調節はできないのでご注意ください。


■Sunny Sunday 1分35秒 2.18MB 192Kbps 




曲・プログラミング:BirdWing


やりたかったこと、なのですが・・・まず、イメージとしては、ロジャー・二コルスなどを聴きながら、打ち込みDTMでその陽だまりのようなポップスの世界を再現したいと思いました。けれども甘ったるいのではなくて、どこか7thコードを使ったR&Bの流れも感じさせるようなもの。

心象風景としては日曜日の朝です。ブラインドから陽射しが差し込んできて、さあ、今日は何をしようと考える。とりあえず音楽とコーヒー、という感じでしょうか。と、文章で書いていてもどうかと思うので、イメージ。ぼくの部屋のそんな風景です。きったないですけど。かえってイメージぶち壊しか・・・(泣)。

080224_heya.JPG

錆び付いたギターの弦を取り替えてみるかな、なんてことも思ったりする。ギタリストの方にはたいしたことないと思うのですが、打ち込みストなぼくには、ギターの弦を張り替える作業ごときに大きな決断が必要だったりします。さーやるか!と気合を入れないと、面倒くさくて、まあいっかとブログを書きはじめてしまう。

DTM的には、デジタルなんだけど生な世界観ですね。これが、ひっじょーに難しい。今回ドラムスは、ループ音源の切り貼りです。ただ、複数の音源を重ねているところもあります。フィルインも音の切り貼り。なので生のグルーヴ感はある程度できる。ギターは、前回も使用したRealGuitarというアプリケーション、あとはSONAR付属の音源でピアノはTTS-1、ベースはRoland Groove Synthです。若干ノイズも入っていますが、ローファイな雰囲気を求めていたのでそれもよしとします。

途中にちらっと一瞬だけ入るピアノのオクターブのフレーズは、エルヴィス・コステロの初期の感じでしょうか。「Get Happy!」あたり。定番のベースラインは、ポール・マッカートニーというかそんなところ。ちょっと16ビートの違う文脈も入っていますけれども。

B000024CV3Get Happy!!
Elvis Costello & the Attractions
Edsel 1994-04-28

by G-Tools

と、まあこのような音楽を作ろうと思った個人的な背景には、かつてバンドやっていた知人と久し振りに飲んだ、というただそれだけのことがあるわけですが(苦笑)、ちょっと詰め込みすぎ、という印象ですね。などと考えながら、アコギの弦を張り替えました。うーん、生のギターもいい。しかし、ぜんぜん弾けん・・・(涙)。

ま、失敗しても凹むだけ凹んだら立ち上がって、また前を向いて歩けばいいのだ。人生続いていくのだ。

キング・オブ・ポジティブでいきますか。

投稿者 birdwing : 2008年2月24日 12:38

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