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2005年3月15日
統合で競合
マイクロソフトが買収により獲得した4つのERP製品を統合する計画「Project Green」を進めているという記事は以前読んだのですが、さらにビジネス分析ツールの買収を行ったようです。
■MS、ビジネス分析ツールを買収--「Great Plains 8.0」を強化
Microsoftが取得したのは「Analysis Cubes for Excel」というツール。同ツールは、Microsoftの「Great Plains 8.0」の拡張モジュールの1つとなる。これらの拡張モジュールは、ユーザーがデータをさまざまな観点から調査/分析して、情報をより多角的にとらえるのを支援する目的で設計されている。
BI(Business Intelligence)の分野ですね。多くのベンダーからERPとBIは統合された形で提供されていますが、マイクロソフトも、エンタープライズにおけるこの分野への参入を狙っています。不勉強なので、経営情報の多角的な分析がそこまで求められているのか、というのがアタマではわかっていても、いまひとつ感覚的にぴんとこないのですが、ただひとつ言えることは、情報をひと目でわかる状態に加工できるツールというのは必要性が高いだろうな、ということです。
たとえば、まったく話は変わりますが、今日、グーグルデスクトップ検索の日本語版が登場しました。これも混沌とした情報を「ひと目でわかる状態に加工できる」ツールのひとつともいえます。その背景には情報の流通のスピードと量が増えた、ということがあるかもしれません。
話が横にそれましたが、「Project Green」では4つのビジネスアプリケーションを統合していくようです。
同分野へ進出しようという試みは、「Project Green」という計画の下、数年来行われてきた。この計画では、4つの重複するビジネスアプリケーションセットを1つのコードベースに統合することになる。
統合というテーマでは、以下のニュースも気になりました。
同社によると、今回の買収は2004年に3桁成長を記録した情報統合分野の事業を補完するものになるという。
この分野に焦点をあてて、買収による強化を行ってきたようです。
IBMが情報管理分野の製品を開発する企業を買収するのは、2001年以来これで8社めとなる。
IBMの競合相手はMicrosoft、Oracle、SAPとのこと。ひとことで統合といっても、それぞれ方法も違うと思います。きちんと情報を理解していないのですが、技術的な背景を知りたいと思いました。
投稿者 birdwing : 2005年3月15日 00:00
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