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2006年7月 3日

書くことの喜び。

昨日、集中してパソコンに向って文章を書きました。たかが8,349文字、400字詰め原稿用紙に換算して20枚ぐらいの文章を書いたのだけれど、なんだか久し振りに「もの」を書いたという気がした。充実した気持ちになりました。ただ書けばよいというものではなくて、文章には品質が問われます。品質についてはいまは触れないでおくのですが、書けたっ!という爽快感は書いてみないことには味わえません。それはもう、書けたっ!以外の何ものでもない。

ちなみに書いたのはブログではありません。考えてみるとブログでものすごい量の文章を書いているのですが、どうしても、ブログでは何かを書いているという気分にはならない。これはどうしてでしょう。話し言葉の延長線上にあるからでしょうか。

6月のぼくのブログの文字量を調べてみました。記号や日付やいただいたコメントも含むのですが、87,163文字というところです。先月は2日書かなかったので28日間であり、日で割ってみると1日3,112文字。およそ400字詰め原稿用紙に換算して8枚弱。なんということだ。こんなに書いていたとは。

もしかするとこれは月に218枚ってことでしょうか。リセットして書き始めたのは去年の11月なので8ヶ月をかけると・・・頭がクラクラしました。半年あまりの時間が経過していて、その情熱を別の何かに傾ければ、もっと立派な人物になれたかもしれないのに。人物形成にも不安を感じつつ、さらに突如として別の不安に襲われたのですが、はてなって容量制限なかったんでしたっけ。まあいいや。

あらためて書くまでもなく(けれども書いてしまうのですが)、ぼくは書くことが好きなんだと思います。いまに始まったことではなく、現存する古いカラー写真のなかの一枚に、たぶん2歳ぐらいのぼくが子供用の椅子の上に紙を置いて、なにやらしかめ面をしながら書いているシーンがありました。午後の日差しが差し込んでいて、椅子の横にはブリキのロボットの玩具がある。写真が趣味だった父が写したものらしく、構図が決まっている(きっと何度か位置を修正したに違いない)。絵なのか、文字なのか、その写真からぼくが書いているものを読み取ることはできないけれど、要するに三つ子のタマシイ百までも、です。

ところで、1日にブログで原稿用紙8枚ぐらい書けるのであれば、20枚ぐらいどうってことないだろうと思うのですが、そうはいかないもので、1/3はぜったいに書けないと思っていました。もう目の前に白い画面が広がるばかりで、ギブアップしようかと思った。ところが、書けるところから書き始めると、まるでぼろぼろと壁が崩れていくように目の前に文章が広がっていくもので、夢中になって気が付くとそれなりに埋まっていました。

そのあと夜中に書いたものをじーこじーこプリントアウトしたのですが、印刷された原稿に赤を入れる推敲の作業もまたよいものです。ブログでは校正などしたこともないので(だから誤字脱字が多いのですが)、楽しくて仕方なかった。一度真っ赤になってしまったので、テキストを打ち直して、また出力して赤を入れたら朝になっていました。

さすがに頭が痛んだのですが、そんなに根を詰めなくてもいいから、気ままにゆるゆると文章を書きつづけていたいものです。

投稿者 birdwing : 2006年7月 3日 00:00

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