2007年1月21日
Sigur Ros / Takk...
▼Music07-006:鳥肌が立った。北欧の妖精が降りてきた。
Takk...
Sigur Ros
曲名リスト
1. Takk...
2. Glósóli
3. Hoppípolla
4. Meo Blódnasir
5. Sé Lest
6. Saeglopur
7. Milanó
8. Gong
9. Andvari
10. Svo Hljótt
11. Heysátan
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北欧には、ぜったいに妖精がいるに違いない。シガー・ロスを聴いて、そう思いました。すごい。鳥肌が立った。ぼくはスピリチュアルなものをあまり信じない人間ですが、ノイズやストリングスやファルセットボイスやピアノや、そんな分厚い音のヴェールというか圧倒的な光の束が押し寄せてきて、まさに妖精あるいは神様が降りてきたという感覚に襲われました。背筋に電気が走った。何を言っているのかわかりませんが(というか、独自の言語で歌われている曲もあるようなのですが)、ついでにバンドがどういう構成なのかも音が全体のなかに溶けてしまってよくわからないし、さらに11曲が途切れなくつづいていくので個々の曲について述べるのも難しいのですが、これは既存の音楽の枠を超えているのではないでしょうか。細かいことはどうでもよくなって、思わず椅子の上に正座、で聴きました(いや、ほんとうに)。
彼らはアイスランドの4ピースバンドのようです。北欧の音楽に詳しくない若葉マークのぼくは、バンドについて語るのは避けることにします。とはいえ、これが4作目のアルバムとのこと。3作目はタイトルが「()」で、音楽制作に集中するためにあえてタイトルを言葉化しなかったらしい。うーむ、まいりました。言葉化できないものを大切にしたい、とブログに書いているわりには大量の文章で言葉化しまくっているぼくですが、音楽に対する硬派な姿勢もここまで徹底すると他の追随を許しません。
ところで、最近購入した3枚には、どれもジャケットに白い鳥の絵が入っていました。これはどういう意味なんでしょうね。気になっています。「Takk...」のジャケットは厚手の紙が使われてものすごく豪華にできていて、飾っておきたいぐらいです。1月20日観賞。
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特に背筋に電気が走った曲は「Hoppipolla」でした。YouTubeからミュージックビデオです。ちょいワルな老人たちが、まるで子供のように、花火を仕掛けたりピンポンダッシュをしたり万引きをしたり水溜りに飛び込んだりする。長生きの秘訣って、こういう心の若さにあるのでしょうか。
■Hoppipolla music video by Sigur Ros
*年間音楽50枚プロジェクト(6/50枚)
投稿者 birdwing : 2007年1月21日 00:00
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