« Small Sails / Similar Anniversaries | メイン | 既存の枠組みから踏み出す。 »
2007年5月13日
Guitar / Dealin With Signal Noise
▼music07-027:海がテーマの爽やかなエレクトロ・シューゲイザー。
Dealin with Signal and Noise
Guitar
曲名リスト
1. Flowers Look Up into the Sky
2. Sine Waves
3. Ballad of the Tremoloser
4. Just Like Honey
5. Song Without Signal
6. I Kissed the Dirt + She Kissed Her Bobtail
7. Watch the White Bird
8. Guitardelays
9. Here
10. Live at Hotel Palestine
11. What Is Love?
12. Guitardelays, Pt. 2
13. Sign Waves
Amazonで詳しく見る by G-Tools
ネオ・シューゲイズの人気ユニットらしいのですが、Guitarという名前はネットで周辺情報を探しにくい(苦笑)。ぐぐるとギターショップが出てきちゃうもんな。アルバムジャケットで煙草をくわえている彼のいわばひとりユニットで、Digital Jockeyがアーティスト名で本名はMichael Lueckner。ドイツのアーティストとのこと。今回はシアトルのVoyager Oneというバンドをゲストに迎えているようです。
シューゲイザーというのは、そもそも靴紐をみつめるように俯いて内省的なギターを弾くところから呼ばれたそうで、内省的なぼくにはもってこいのジャンルです。しかしながら、どろどろした内側を見つめすぎると現実に戻れない感もありますが、Guitarの創る音は結構からりとしている。というのも、ドリーミーな歌声の日本人女性ボーカリスト、アヤコ・アカシバさんの歌声によるところが大きいかもしれません。Blonde Redheadに引き続き、こちらでも日本の女性シンガーさんが頑張っています。グローバルで女性の活躍が凄いですね。ちなみにアヤコさんはこんなひと(右写真)。
Discography(ドイツ語
http://www.allscore.de/sites/verlagayako_de.htm#disco
着物の後姿が素敵です。
アーティストを理解するために国内盤の前作を購入しようとも思ったのですが、試聴したところ、4曲目の「Just like honey」の爽やかなポップな感じに惹かれてしまいました。押し寄せる波のようなノイズ系のギターも素敵です。浮遊感のあるストリングスもまさに夢のような印象。それから6曲目、テレキャスターのフロントピックアップの音にディレイをかけたようなかわいらしい音ではじまる「I kissed the dirt + she kissed her bobtail」もしあわせな気持ちになれます。難しいことは何もやっていないのですが、単純なフレーズの繰り返しがいい。ずーっとこの音の波打ち際でぼんやりと海をみつめていたい。7曲目「Watch the white bird」(おお、鳥だ)のループはちょっとフェネスっぽい。男性ヴォーカルの「Here」もいい感じ。ベースがいいですね、これは。音質といいフレーズといい、ぼくの好みだったりします。
どうも内省的なアルバムばかりになってしまって、聴いている音楽の傾向が狭くなりがちでどうかなとも思うのですが、最近よい音楽にヒットする確率が高くてしあわせです。5月13日鑑賞。
+++++
なかなかみつからなかったのですが、「Here」の映像をYouTubeで発見。VJでしょうかね。前半のノイズはアルバム内では「Guitardelays」だと思います。GWには水族館に行ってきましたが、深海にいる気分になれますね。
■Here
*年間音楽50枚プロジェクト(27/50枚)
投稿者 birdwing : 2007年5月13日 00:00
« Small Sails / Similar Anniversaries | メイン | 既存の枠組みから踏み出す。 »
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://birdwing.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/180