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2007年5月 4日
イルカな休日。
エプソン品川アクアスタジアムに行ってきました。なんとなくいつもGWになると水族館にイルカのジャンプを見に行っている気がします。青葉が繁り、陽射しが強くなりつつあると、プールのなかを泳ぐさわやかなイルカたちに会いたくなるのでしょうか。イルカがぼくを呼んでいるか(これはダジャレか)?そうでもないか。
イルカはすごいな。彼等は鳥ではないのだが、高く跳べる。けれども高く跳べないラッキーくんというカマイルカもいて、なんだか溺れているようにみえた(苦笑)。半分溺れているのだけれども、一生懸命頑張っていて、けなげですね。実は彼は唯一のオスらしく、あとはすべてメスのイルカとのこと。跳べない不器用なオスのイルカくんに共感というか同情を感じてしまいました。頑張れ。
水族館のあとは、甘味処でひとやすみして、子供たちは季節を先取りしてカキ氷を満喫。ぼくはビールを飲んでいたのだけれど、彼等が残した2つのカキ氷のフィニッシュ役になってしまった。これがまた甘くてまいった。とはいえ、カキ氷のあとにビールじゃなくてよかったですね。夕飯はそのまま外で焼肉を食べたのですが、こちらではぼくが肉を焼いている端からみんな食べられてしまったため、お酒ばかりを飲んですっかり酔っ払いました。
家族サービスというほどではなくて、イルカをみたいといったのはぼくだったし(みんな、えーっと嫌がっていた。まったくうちのインドア家族ときたら)、次男などは「はやく帰ろうよ」ばかり言っていたのだけど、まあ、それなりに楽しかったようです。そんなわけで満足です。
時間は永遠にあるように感じるのだけれど、子供たちもどんどん育っていく。そのうちに、家族の時間より友達や彼女との時間を優先するようになるのでしょう。それはそれで頼もしいのだけれど、親としては寂しいものもあります。あとどれだけ、こうやって家族で楽しむ時間が残っているのか。家族に限らず、あらゆるコミュニケーションにおいて言えることなのかもしれませんね。ぼくらは永遠に生きつづけることはできない。いつまでも同じ時間を共有することは不可能です。
そのかけがえのない時間は、一瞬だけ高く跳び上がって水滴をきらめかせるけれども、すぐに水のなかに潜ってしまうイルカのジャンプのようなものかもしれません。
いまを大切にしたいものですね。
投稿者 birdwing : 2007年5月 4日 00:00
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2 Comments
- かおるん 2007-05-07T11:27
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その続きというような話で…。
実は私もGWにイルカを見に行ったのです。近ごろ家族との行動を避けたがる中2の息子。GWもほとんど部活だったのですが、1日とれた休みに「中華街でおいしいもの食べよう」と釣り出し、ついでに八景島へ。
もともと水族館好きだった彼は熱心に水槽を眺め、イルカのショーもそれなりに楽しんではいましたが、ダンナと私にとっては微妙な親子の距離を感じ続ける空間となりました。ケンカしたとか、無視されたとかじゃなく、明らかに小さな子供じゃなくなった息子という存在と、休みの日の水族館なんかでどう接すればいいのかわかんなくなっちゃったんです。手をひくわけにはいかないし、友達みたいに話すのも違う。イルカの芸に自分の方がはしゃいでしまったのは、おさまりの悪い感じを消したかったんだと思います。
ずっと後になって子育てを振り返ったとき、イルカのショーを私は思い出すかもしれません。この春、息子は私の背を抜いたばかりです。
…あ、中華料理はゴキゲンに美味しかったですよ!
- birdwing_tn 2007-05-07T18:49
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かおるんさんもイルカGWでしたか。息子さんは中学2年生なんですね。ちょっとびっくりです。かおるんさんは大学時代のリアル知人なので、こうやって話をしていると大学のゼミの延長のような感じがするのですが、みんなそれぞれ父親や母親なんだなあという学生時代には想像できなかった現実がありますね。当たり前ですけど。
妙にはしゃいでしまった気持ち、なんとなくわかります。10代までの子供の成長は変化率が激しく、それが家族にも影響を与えて、家族の在り方自体を変えてしまう気がしています。うちはまだこれからなのですが、結構、難しい時期ではないでしょうか。
中華料理を堪能されてよかったですね。たぶん息子さんがお酒を飲めるようになったら、親子対等の新しい楽しみも増えると思います。それにしても、お酒が強そうですよねー、かおるんさんの息子さん(笑)。
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