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2011年8月28日

仕事よりハードなものは(2011バージョン)。

それは息子たちの自由研究です・・・。

ぼくにはふたりの息子がいます。ちょうど6歳離れているため、長男くんが中学に入学したときに次男くんは小学校に入学しました。ということは、小学校のイベントを12年間繰り返すことになるということです。

12年間。眩暈がしました。やっと送り出したとおもったら、また1年生から繰り返すんですよ。特にプレッシャーなのが夏休みの自由研究です。自由研究なんて適当にやればいいじゃんというご両親の方もいらっしゃるかもしれませんが、そうはいかないのが悲しいところ。

以前、夏休み後に長男くんの学校開放日(授業参観)に参加したことがあるのですが、廊下に自由研究が展示されていて、みなさんのあまりの力の入りようにたじたじでした。沖縄の旅行日記が写真入りでものすごく丁寧に書かれていたり、なかにはパソコン自作という、どう考えてもおとーさんの趣味でしょ?という研究もあったり(ハードディスクの設置などデジカメで撮影した写真入りの解説が加えられていました)。

というわけで、毎年プレッシャーな夏休みの自由研究ですけれども、どうやらみなさん、全国のおとーさん、おかーさんも大変苦労されているようです。というのもアクセス解析を久し振りに確認したところ、4年前(2007年)にぼくが息子の自由研究について書いた次のエントリーが、堂々と7~8月のアクセス数4位に入っていたからでした。

■仕事よりハードなものは。http://birdwing.sakura.ne.jp/blog/2007/09/post-26.html

自分の息子のために手伝ってあげた自由研究を、これは自分だけの研究だ、真似するんじゃない、とおもってはいません。むしろ逆で、夏休みの終わりもあと数日なのにドリルは終わったけれど、どうしても自由研究だけが終わっていない、なんとかしたい、というご両親のために一例として提供したい。フリーで(当たり前ですが)提供したい。すこしでも役に立っていただきたいのです。

上記のエントリーで書いているのは、紙飛行機の研究ですが、もし同様の自由研究をお考えでしたら次のエントリーも参考になるかとおもいます。

■紙ヒコーキを折る。http://birdwing.sakura.ne.jp/blog/2007/06/post-154.html

■折り紙ヒコーキを作ろう(1)http://birdwing.sakura.ne.jp/blog/2007/09/post-37.html

自由研究の完成、幸運を祈りますね。

さて、今年も28日になり、やっと本日、小学校3年生(8歳)の次男くんの自由研究を終わらせました。ふーやれやれ。絵を描いたり工作が好きな次男くんのために、いっしょにロボットを作りました。その作品は後で掲載することにして、自由研究のネタとして、昨年何をやったかを振り返ってみます。

まず、中学2年の長男くんは、理科の宿題でミョウバンの結晶づくりをしました。昨年のことなので詳細は省きますが、まずコップの湯に粉末のミョウバンを入れ、湯煎(鍋の湯のなかにコップを入れて温める)して、限界までミョウバンを溶かしていきます。そして、半透明になってもうこれ以上溶けないところでコップを外に出してゆっくり冷やす。冷やすにしたがって、コップの底に結晶ができます。こんな感じ。

110828_kenkyu01.JPG

このちいさな結晶が「種」になります。冷めたら取り出して、なるべく形のいいものを探してテグスの糸に結び付けます。

110828_kenkyu02.JPG

そして限界まで溶けているミョウバンの液のなかに吊るして浸けておく。2日ほどしたら残った溶液のなかにまたミョウバンを追加して湯銭し、濃度を上げて、冷めたところで種をまた吊るして冷やす。アイスなどを買ってドライアイスがあったときは、クーラーボックスのなかにコップをおいて冷やしたりしました。そうして数日結晶を育てるとこんな感じになります。

110828_kenkyu03.JPG

ほんとうはダイヤみたいなかっこいい結晶になるようでしたが、うちのはかっこ悪い怪獣の頭みたいな形になってしまいました(苦笑)。

次男くん(当時、小学校2年)の自由研究はどうしよう、と考えたのですが、長男と違って芸術家気質な彼のために、羽の動く鳥(オリジナルのぼくによる設計)を作ろうと計画しました。しかし、これは息子の宿題にも関わらず、ぼくがやりすぎました(苦笑)。

まず、近所の100円ショップで工作用の木材を購入して、次のような骨組みを作りました。

110828_sachiko01.JPG

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メカニズムがわかりにくいとおもいます。簡単に説明すると、羽と脚の部分がちょうつがいで接続されていて、身体を上下に動かすと、両方の羽が上がったり下がったりする仕組みです。ここまで作ったときは、自分が羽ばたき式の飛行機を設計したレオナルド・ダ・ヴィンチじゃないかとおもいました(自画自賛)。

この骨格にダンボールを貼り付け、さらにちぎった光沢系の色紙を貼り付けていきます。途中段階はこんな感じです。

110828_sachiko03.JPG

この状態からさらに胸の部分にも折り紙を貼って、棒だけの部分にダンボールで羽を作り、そこにも折り紙の羽を貼り付け、両足を木の土台に打ち付けました。次男くんは「トゥインクルバード」というかっこいい名前を付けたのですが、ぼくらは「サチコ(通称)」と呼んでいました。サチコは、小林幸子さんのサチコです。

この通称サチコ、完成の写真も撮ったつもりでいたのですが、あまりの疲労のため力尽きたのか残っていません。そして、秋になって戻ってきたサチコ(通称)は、なんだこれ、おもしろーいと7歳児にいじられまくって、見る影もなくぼろぼろになっていました。

サチコ(通称)の制作で反省したい点は、結局、父親(であるところのぼく)の自由研究(工作)になってしまい、次男くんは、折り紙の羽をちぎったこと、目を厚紙を切り抜いて作ったたこと、だけになってしまった顛末でした。

これではいかんっ。自主性を育てなくては。

という反省のもとに2011、着手したのがロボット制作です。まず、次男くんに今年はロボットを作ろう、だからまずは設計図を描いて、と依頼しました。いいよ、と快諾をいただいて、ちゃっちゃっと上がってきたのが次の絵です。

110828_robot01.JPG

う、うーむ。あまりにもアバウトすぎないっすか、博士。

しかしながら彼の設計図通りに(というか、あんまり複雑なものは作れないので)完成したのが次のようなロボットです。本日、できたてほやほやです。

110828_robot02.JPG

素材は生協のクロワッサンが入っていたダンボール。アルミホイルを貼りまくりました。両手は針金(100円ショップ)のコイルです。実は両目が光るんですよ。LEDライトで、クリスマスの電飾のように、赤、紫、緑、青のように点滅したり点灯したままになったりします。

110828_robot03.JPG

今回はぼくが全部作らずに「胸のドアを開けるとなかが見えるようにしたいから書いて」「両手は針金でバネを作りたいから巻いて」などとお願いしていたら面白くなってきたらしく、自分で頭の上に乗せる何かを作ってみたり、こんなのはどう?と提案するようになりました。

おとーさんとしては、工夫したのは目の部分です。配線とか面倒だなーとおもっていたのですが、100円ショップに行ったところ電球型のLEDライトがあったので、それをそのまま使うことにしました。この点灯スイッチは、豆電球のソケット部分の下にあります。そこで、ロボットの頭に真ん中がくりぬいてある丸い木(これも100円ショップで購入)でLEDライトを固定して、頭の後ろに穴をあけ、鉛筆を突っ込むとライトが点くようにしました。図解するとこんな感じ。

110828_robot04.JPG

この、鉛筆を突っ込むとライトが点くというカラクリが8歳児には不思議だったようで、「どういう風になってるの?なんで光るの?」としきりに訊いてきました。よし。科学的疑問を生じさせる掴みはOK。ただ、学校に持っていくとぐいぐい突っ込まれそうだなあ。穴があれば入れたい年頃だからなあ。

ロボットを作りながら、ぼくの小学生の頃の夢は発明家になることだった、とノスタルジックにおもい出しました。きっともっと立派なロボットを自由研究に作ってくる子供もいることでしょう。でも、いまのきみ(次男くん)には、このダンボールのロボットでいい。

きみが大人になったら、ホンモノのロボットを作れるぐらいになってほしい。そして、ロボットが日常的に稼動する時代が、きみたちにとってもしあわせでありますように。夏の終わりに、そんなことをしみじみと考えたのでした。

投稿者 birdwing : 2011年8月28日 21:05

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