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2007年6月 3日
紙飛行機を折る。
とりたてて記述することもない休日なのですが、ドラッカーとジャック・アタリの本を交互に読み進めたり(まだ読んでる。苦笑)、古本を売りに行ったりして過ごしました。外出したついでに子供たちに本を買って帰ったのですが、にいちゃん(長男くん)には鉱物・岩石の図鑑、次男くんには付録つきの学習雑誌です。最近の長男くんは石に興味があるらしい。つくづくコレクター志向の(若干、オタッキー的な素養が心配な)子供だと思います。
それから昨日、子供たちが紙飛行機を折って部屋のなかで飛ばしていたので、紙飛行機の本を購入。これです。
親子であそぶ折り紙ヒコーキ―かんたんに折れて、よく飛ぶ名作・新作13機 戸田 拓夫 二見書房 2005-03 by G-Tools |
ほんとうはブログにも書きましたが、トミー製の室内向けラジコン飛行機だとか、トンボのかたちをしたラジコンだとか、そんなものがほしい気がするのですが、紙で折るのもまた楽しいものです。
といっても自称「設計図が読めない女」である奥さんは折り紙が苦手で、その遺伝子を引き継いだためか、長男くんも折り紙が苦手です。そんなわけで、ぼくが必死になって折っていたのですが、そのうち飽きてしまった子供たちをほっといて、勝手にぼくが熱くなってしまった(苦笑)。
ぼくが子供の頃、父親に折り方を教わったオーソドックスな三角形型の紙飛行機があって、これがぼくにとっては紙飛行機の基本なのですが、この本のなかでは「へそヒコーキ」として紹介されていました。なんとなくそのネーミングはかっこ悪いものがある。でも、機体の下あたりに三角形に折る部分があるので、そこがへそなんでしょう。一方で、滞空記録のある「スカイキング」という紙ヒコーキは有名らしく、長男くんは知っていました。
本をぺらぺらとめくっていたら、「紙ヒコーキの歴史」というウンチクがあって、これが面白かった。以下、引用します(P.6)。
日本の平安時代に、陰陽師の安倍晴明(あべのせいめい、925〜1005年)をめぐる物語に、紙ヒコーキと思えるものが登場する。「懐(ふところ)より紙を取り出し鳥の姿に引き結びて、呪を誦じかけて空へ投げ上げたれば、たちまち白鷺になりて、南を指して飛び行きけり」と『宇治拾遺物語』にあるが、平安朝の宮中では鳥の形の折り紙ヒコーキを飛ばしていたのだろう。
ちなみに作ってみた飛行機を写真に撮ってみました。ギャラリー風に紹介してみます。
まず「ほたる」。安定してふわふわ跳びます。
次に「怪獣トロトロ」。ツノが出ているところが怪獣なんでしょうか。
そして、「ニュー折鶴号」。宇治拾遺物語に出てくる鳥の形をした折り紙ヒコーキとは、こんなやつだったのでしょうか。これが意外に安定して飛ぶ。
最後はステルスみたいな「ウェーブライダー」。これは形ばっかりで、ぜんぜん飛ばん(怒)。見かけ倒しでした。というより、ぼくの作り方がまずいのか。
ところで、うちの近くに落ちてきた鳥の雛のことを日記に書いたのだけれど、あの鳥はどうやらシジュウカラのようでした。「ザ!鉄腕!DASH!!」をみていて気付いたのですが、ちょうどシジュウカラの雛が巣を作って雛を育てる話を放映していて、ああこの鳥じゃん、ということに気付きました。
さらに余談ですが、子供たちの本を購入したついでにビデオレンタルショップに立ち寄ったのだけれど、そこで秋山莉奈さん似のかわいい店員さんを発見。お腹のあたりで拳をぎゅっと握り、よっし、これからはビデオ借りに来るのはこの時間帯だ、お散歩行ってきまーすということにして・・・と思ったのですが(笑)。
パパもときには巣から出て、ふらふらと飛びたいものです。しかしながら、飛びたい気持ちは紙ヒコーキに込めることにしますか。より真っ直ぐに、姿勢を正して凛として飛ぶようなヒコーキ作りをめざして。
投稿者 birdwing : 2007年6月 3日 00:00
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