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2007年9月17日
折り紙ヒコーキを作ろう(1)
長男くん(10歳)の夏休みの自由研究は、「紙飛行機の研究」でした。その経緯については、「仕事よりハードなものは。」というエントリーで書いたのですが、なかなか大変でした。もちろん、親がやってどうする?という観点もあります。ただ、ぼくは子供に全面的に任せても、よっぽど優秀な子供でなければ、自由研究なんてものはやり方がわからないと思うんですよね。
ついでに、大変だったとしても親も楽しみたい気がする(笑)。結局のところそれかーという感じがするのですが、大変だ大変だと言いながらも、いちばん楽しんでいるのはおとーさんだったりするわけです。ふだんは忙しくて放置気味な子供と、まとめてお話することもできるし。
今回、10種類の紙飛行機をふたりで折って、長男くんが折っている横でとーさんはデジタルカメラで汗をぽたぽた流しながら撮影していたのですが、せっかく努力した成果を父としてもブログで活用しようと思いました。そんなわけで(気が向いたときに)紙飛行機の折り方を公開していこうと思います。
第1回目は「へそヒコーキ」の作り方です。
仕事柄(企画のお仕事をやっています)PowerPointを使うので、PowerPointで作ってみました。ただ、Webに公開するにあたっては、マクロメディアのFlashPaperというアプリケーションを使って、PowerPointのドキュメントをさくっとFlash化しています。
えーと、メインページではあちこちにFlashを使っているので、重くて表示できない方もいるかもしれません(すみません)。ページが重すぎです(泣)という方はコメントください。Jpegでスライドショーにするなど、対策を考えますので。
では、こちらでご覧ください。
ちなみにブログの横幅が短いため、ページをめくるボタンが隠れてしまっていますが、プリントの横にある四角形のボタンを押すと、別ウィンドウが開きます。そちらでページをめくって見ていただいたほうがよいかもしれません。
このへそヒコーキ、ぼくもいまは亡き親父に作り方を教わりました。あと、イカヒコーキという翼の前方にちいさな翼がある紙飛行機も教えてもらった記憶があります。実は、紙飛行機といえばへそヒコーキだと思っていたのですが、一般にはそうではないようですね。
紙飛行機を折るだけの自由研究は10歳としてどうだ?幼稚じゃないか、という考えもあったのですが、そんなに優秀な少年ではない(というのも彼にとってはどうかと思うけれども)長男くんは折り紙が苦手で、きちんと折り紙を対角線で半分に折れないひとでした。が、この研究後には、めざましい進歩を遂げています。ちょっとした折り紙上手になった。それだけでもいいか、と。
苦手なものであっても強制的に大量にやらせる、ということが大事なことかもしれません。大量にやることで身体で仕事を覚える。料理や伝統的なものづくりの職人は、地道な下積みが大切になります。コピーライターだって、まずはひとつの課題で1000本コピーを書くことを課されたりする。そういう下地のできていない人間は、窮地に追い込まれると弱い。付け焼刃で凌げるほど、現実は甘くない。日々の積み重ねがモノをいうものです。
ということを長男くんが理解したかどうか(苦笑)。たぶん、理解していないと思うのですが、大人になっていつか、そういえば親父に「違うっ!」とか怒鳴られながら、大量に紙飛行機を折らされた夏があったっけなあ、あれは何だったんだろう・・・などと、思い出してくれたらいいなあと思っています。
そんなことより、おとーさんは仕事が佳境なのだが(泣)。
投稿者 birdwing : 2007年9月17日 18:32
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