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2007年6月29日

Asobi Seksu / Citrus

▼music07-034:インディな雰囲気がいい、アートなドリームポップ。

Citrus
Asobi Seksu
Citrus
曲名リスト
1. Everything Is On
2. Strawberries
3. New Years
4. Thursday
5. Strings
6. Pink Cloud Tracing Paper
7. Red Sea
8. Goodbye
9. Lions and Tigers
10. Nefi+Girly
11. Exotic Animal Paradise
12. Mizu Asobi

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名前がどうかなー、ちょっと恥ずかしいぞ、と思ったのですが、NY出身のシューゲイザー・インディ・ロック・バンドです。ボーカルは日本人女性のYuki Chikudateさん。シューゲイザー・ユニットではGuitarも日本人女性のボーカルアヤコ・アカシバさんを起用しているし、ジャンルは違いますが人気のあるBlonde Redheadもカズ・マキノさんという日本人女性ボーカルです。うーむ、アニメの次に日本から世界に輸出できる文化は女性ボーカルではないか、などと思ったりして。特にインディ・ロックでは引っ張りだこのようですね。

個人的にぼくは思うのだけれど、日本人の女性はやっぱりいい。ボーカルの声質はもちろん、そのスタイルやルックスも素敵です。黒人ボーカルの真似をして歌い込むとか、そういう路線ではなくて、ビブラートなしのややかわいい系のヴォイスで英語の歌詞を歌い、バックはノイジーなギターと重低音なベース、タイトなドラムという編成がベストではないでしょうか。エレクトロニカ系でも増えています。

そもそもグローバリゼーションに反しているのかもしれないのですが、ぼくは日本人女性の贔屓で(音楽以外の面でも)やっぱりかわいいですよ、日本人女性。しおらしさや奥ゆかしさもあるし、それでいて大胆だったり強さもあり、貞淑かと思えば気が多かったりして(まあ、実際に直面するとそういうのは非常に厄介なんだけど)、エキセントリックな魅力的があると思います。日本に生まれてよかった。日本人女性は最高だ。世界に向けて胸を張ってください、日本人の女性のみなさんっ。

と、音楽から大きく離れて個人的な趣味の世界を展開してしまい、しばし反省。Asobi Seksuのサウンドは"ドリーム・ポップ・ワールド"と称されているようですが、「かつてのLUSHなどを彷彿させる世界観を持つ楽曲の数々を披露(CDJarnal)」とあるように、轟音かつフィードバックしたギターに深めのリバーブで音響的な広がりのある音作りをしていて、なかなか好みです。でもですね、アルバム全曲通して聴いたら、ちょっと疲れた(苦笑)。なかなかアーティスティックでもあります。もう少し、Blonde Redheadみたいなポップ感があるといいのですが。

英語と日本語の混在した曲が特長的です。好みの曲はまずは3曲目「Strawberries」。ルート外しのベースが好みです。あとぐうわーっという轟音とか。それから、やはり4曲目「Thursday」でしょうか。9曲目の「Lions and Tigers」もひそやかな部分と盛り上がる部分のコントラストがよいです。つづく10曲目「Nefi and Girly」の男性ボーカルとのからみもいいですね。なんだかとても懐かしい感じ。12曲目「Mizu Asobi」はもろに日本語なのですが、この曲は日本語はどうかなという印象です。ラララで歌う部分のほうがよかったりする。

たぶん音的には、残念ながら日本ではあまりヒットしないんじゃないかな(苦笑。ヒットしてほしいけれども)。NYのインディーズ好みという感じがします。爆発的な人気にならなくてもいいので、よい曲をリリースしてほしいと思いました。できればもう少しゆっくり目のエレクトロニカ風シューゲイザーというか、ポップスのスタンダードっぽい曲があると(個人的には)うれしいです。6月28日鑑賞。

+++++

アルバムのなかから「Thursday」。コラージュ風の映像がよいですね。あと非常に海外におけるふつーの日本人女性っぽいところとかいい。ほかのPVでは、すごく海外の日本人女性ファンにウケそうな映像っぽいものもありました。この曲は比較的聴きやすいほうです。こういう曲をもっと作ってほしいと思いました。

■Asobi Seksu - Thursday

公式サイト
http://www.asobiseksu.com/

*年間音楽50枚プロジェクト(34/50枚)

投稿者 birdwing : 2007年6月29日 23:00

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