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2007年8月27日

匿名と本名の狭間で。

ブログを書き始めた頃、ぼくは子供の頃から呼ばれているニックネームをハンドルネームとしてブログを書いていました。ハンドルネームは、ぼくの苗字の一部だったわけです。

ちなみにぼくの苗字は珍しい苗字です。初対面のひとには、たいてい間違えられます。会社に売り込みにかかってくる電話で苗字を間違える営業に対しては、「そういうひとはいませんけど?」と、本人であるぼくがしらばっくれて切ることにしています。さすがに個人情報保護法から少なくなりましたが、名簿屋から購入した名前には、ふりがながふられていないのでしょうか。

そんなに珍しい名前にもかかわらず、同姓同名が日本に3人ぐらいいるようです。一応、ググる(Googleで検索する)と検索結果に表示されるのは自分の名前がトップであり、現在の仕事、在籍していた大学(大学時代に書いた論文がある)がばれちゃいます。その後には同姓同名の別人のプロフィールが表示される。中小企業の取締役をやっている方もいらっしゃるようです。がんばってくださいね、ぼくと同姓同名のどなたか。

父の配慮によって、苗字が珍しいので下の名前は一般的なふつうの名前を付けられてしまったのですが、あまりにもふつう過ぎて、子供の頃から自分の名前があまり好きではありませんでした。もっとかっこいい名前にしてほしかった。

そんな思いがあったからか、息子たちにはかっこいい名前をつけています。ふたりとも英語(ローマ字)にすると三文字になる。しかも、漢字1字。さらにですね、ぼくと画数がいっしょです。凝ってるでしょう?だからどうだってことは何もないのだけれど(苦笑)。

現在のハンドルBirdWingは、最初のブログを消滅させた2007年の2月に、リアルからちょっと距離を置いた名前にしようと思って付けました。空が好きだったので、空にちなんだ名前にしたいということが第一にありました。また、鳥のように上空から世界を俯瞰できるような思考を持ちたい、とずっと考えていたこともあります。でも、鳥好きというわけじゃありません(ペンギンは好きです)。

短縮させたBWは、Black and Whiteに通じるかもしれませんね。光と影、白と黒、陰と陽、オモテとウラ。二面性であると同時に、多用な側面を現す意味もあると思います。

ちなみに、BirdWingのハンドルは他にもいて、これもまたググるとアニメとかエロゲーオタクのひとがヒットする。ちょっと困惑。そちらの趣味の方はぼくではないのであしからず。

ハンドルをつけるのは難しいですね。誰もつけていない名前というものはあり得ない。はじめてBirdWingの名前でブログを書いたときには、なんだかむずむずしました。自分にしっくりこない感じです。やっと最近になってBirdWingの仮面が自分の顔とフィットしてきたような気がしますが、それでもまだなんとなく違和感がある。その違和感を解消することはできないのではないか。

ちなみに名前は隠しているけれども、ぼくは自分の顔をブログで晒しています。ブログのトップに掲げているのは、ぼく本人の顔です。顔を晒すなんてナルシスティックじゃないか、と思うかもしれませんが、もともとはぼくは匿名にするつもりはなくて、本名で堂々とブログを書きたかったんですね。韓国ではすべて実名でブログやSNSをやっている、ということも聞いたことがあります。

その顔写真ですが、ブログ消滅後のひどい時期に疲れ果てて(酔っ払って)撮ったので、あまり気に入っていません。むすーっとした不機嫌な顔です。いつか別の顔に変えたいと思うのだけれど、なんとなくセルフ撮影って恥ずかしい。かといって、家族に撮ってもらうのも、恥ずかしいし。

さて、本名と匿名の話に戻るのですが、先日、若いひととメールアドレスを交換する機会があり、アドレス交換しましょうと言われて携帯電話を差し出されて困りました。う。えーと、おじさんは携帯電話、苦手なんです。というか、通信でデータ交換したことないんです(泣)。思わず紙に書いてもらいました。ああ、ジェネレーションギャップが・・・。

匿名にこだわるのはなんだかやましい気もします。だからといって、何があるかわからない時代だから本名で勝負、というほど度胸もないし。

匿名にするか本名にするか。どうでもいいことで悩むのはネット社会の弊害という気がするのですが、いかがなものでしょうね。

投稿者 birdwing : 2007年8月27日 23:23

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2 Comments

ドラマーN 2007-08-28T23:49

この間はどうも、ブログさかのぼって熟読してます。楽しみがまた増えました。
元気そうでなによりです。

ぼくは相変わらずワイルド・サイドを歩いているよ。
WALK ON THE WILD SIDE♪

バンドやりたいね。とりあえずコピーでも・・・
「Piccadilly Circus」の「Never Cry Butterfly」なんかどう?
最近竹内まりやがカバーしたけど。

残暑厳しいけど尿道に石たまんないよう水分とってくれ。それでは。

BirdWing 2007-08-29T00:27

おっ。どもども。
先日は楽しいお酒でした。
リアルな友人に読んでいただくのは、ちょっと照れますね。
でも大歓迎です。
ぼくのブログを遡って熟読するのは…
困りまする(苦笑)。

ワイルド・サイドを歩け、は
ルー・リードの名曲ですね。
いっしょにバンドやってた頃に
クルマのなかで聴いた覚えがあります。
千葉の合宿の帰りでしたっけ。

そういえばCarla Bruniの
No Promisesというアルバムの最後で
ルー・リードが朗読してましたよ。
イエイツの詩でした。

いやー、N氏はかっこいいと思うよ。
ワイルドサイドを歩いてください、これからも。

おおっ。Piccadilly Circusって
杉真理・松尾清憲じゃないですか(笑)。
なつかしー。いま何やってるんでしょうか。
さすがN氏。ピックアップする音楽が違いますなあ。
ビートルズっぽい音を出すふたりですよね。

えーと。

尿道って、おちんちんの管でしょうが(苦笑)。
ぼくの石がたまるのは、尿管っ!
ふたつの腎臓と膀胱をつなぐ管で
背中の辺りです。

でも、おちんちんに石がたまると
激痛らしいねえ。いてて、考えただけで痛くなってきた。
気をつけよう。

まだまだ大事に使いたいですもんね。
なかなか擦り切れちゃった感じはありますが。。。

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