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2007年11月 3日
永遠のうろこ雲。
親父の7回忌で帰省しました。喘息もちの次男くんのためなど、もろもろの理由によりぼくだけが単身帰省です。まあ、一人旅みたいなものでいいものだ。行き先が新鮮ではない場所というのがどうかと思うのですが。
指定席を取った急行では、休日のせいか、どういうわけか、ぼくの乗っている車両は女性ばかりになってしまって困惑。背後は8人の女子大生の団体さん(若い)、隣の3列はお酒を飲んでるOLさん(DSで通信しながらゲームやってた)、前方は40代ぐらいの主婦の3人組(渋い)と、周囲を女性に埋め込まれたカタチになりました。なんだか居心地が悪くて、きゅうっと縮んでいたのですが、寝不足の疲労もあって爆睡。いびきかいちゃっていなかったのか心配です(苦笑)。
ものすごいよい天気で、電車のなかから眺める空と海が最高。旅行ではないのだけれど、なんとなく気分が晴れました。
そんな素敵な天気を眺めながらいろいろと考えたのですが、最近、ぼくが思い出す親父の顔は、まだ若い頃の笑顔ばかりで、あまり年を取った頃の顔は思い出せないようになりました。その顔に、ぼくは似てきているような気がします。
どちらかというと男の子は母親に似るもので、ぼくも天然なのかハイテンションなのか何なのかわからないおふくろ(苦笑)に、性格も顔付きも似ていると思うのだけれど、なんとなく鏡を覗き込むと親父の面影があったりする。この面影は息子たちに受け継がれていくのでしょうか。
などと考えつつ到着した田舎の空は、これは!というような見事なうろこ雲でした。ひつじの毛並みのようでもあります。
密集して、もこもこしていて、厚い部分は少し暗めの白になり、そのためかクリーム色というか真珠のような色合いになり、逆に光のあたっている部分は輝いているので、美しい。
とはいえ、これだけ連続していると、ちょっと気持ち悪い気もする(笑)
空一面のうろこ雲というのは、久し振りに眺めました。最近、割合とうろこ雲に遭遇する頻度が高いのですが、トウキョウの場合にはビルで隠されてしまうので。真上を見上げると、この模様がどこまでも永遠につづいてるような感じ。
しばらく眺めているとゆっくりと雲は流れていって、やがて消えてしまいました。カメラのなかにだけ、その移ろいやすい模様は残っていましたが。
投稿者 birdwing : 2007年11月 3日 00:00
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