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2004年12月13日
探しものは何ですか
みつけにくいものですか...というと、まるで歌詞のようですが、あるキャンペーンの分析報告書に取り掛かろうとしたところ、Excelのファイルが散在しているために目的のファイルがなかなかみつかりません。あれこれフォルダを開いているうちに、別の課題を発見して、あ、これもやらなきゃみたいに横道に反れてしまう。何探してたんだっけな?と、そもそもの目的すら見失うこともあります。
みなさんもファイル探しには苦労されていることでしょう。そんな状況を解決する「デスクトップ検索」の分野が熱くなりそうです。
■デスクトップ検索競争本格化--MSもまもなくテストバージョン発表へ
業界を2ヵ月ほどリードしているのはGoogleのようです。検索用語を推測してくれる新サービス「Google Suggest」のリリースもありましたが、検索全般に関しては圧倒的な力となっているようです。しかし、いちばんの脅威となるのがマイクロソフトの動向だとか。
この業界で最大の脅威と考えられているのはMicrosoftだ。同社は、2006年登場予定の次期Windowsオペレーティングシステム(OS)であるLonghornで、インターネットやPC、アプリケーションを検索する機能を完成させる計画だ。
GoogleのDesktop Searchのように、使い勝手のよいアプリケーションを自分で選ぶ、という方法もありかと思いますが、もともとOSに組み込んであれば、それを使ってしまう気がします。IEやOutlook Expressみたいに。ただ、ブラウザが選択の時代になってきましたが、ユーザーが機能を選んでいくようになるのかもしれません。
同社は今のところ、デスクトップ検索アプリケーションの開発に重点的に取り組むことで、この分野におけるライバル各社の攻撃をかわしている。アナリストや業界幹部は、Microsoftほどの流通網や資金力があれば、デスクトップ検索アプリケーションを利用してGoogleをはじめとするベンダ各社からビジネスを奪うことも可能だという。
ヤフーも動き始めています。
将来はYahooが提供するインスタントメッセンジャーのアーカイブや、アドレス帳、無料電子メールサービスにまで検索範囲が広がる予定だ。
競争ですね。それぞれのサービスを拡充する形で動き始めているようです。以下のようなことも書かれています。
デスクトップ検索は、ユーザーの囲い込みやブランドロイヤルティの向上に役立つと考えられている。そのため、ウェブポータル企業各社は、デスクトップ検索の開発に力を入れている。ウェブやインターネットアプリケーションだけでなく、PCに保管されたファイルを簡単に検索する技術を持つ企業は、Googleを追い越し、検索業界のトップに躍り出ることもできると見られる。またデスクトップ検索は検索プロバイダ各社にとって、パーソナライズされた広告を個人に配信する新しいチャネルとなる可能性もある。
マーケティングツールとして期待されているわけです。
とはいえ、全般的に思うことですが、顧客の情報を収集して、顧客の趣向に合わせて情報発信をする、というロジックは、なんだか新しさが感じられません。One to Oneマーケティングとして言われ続けてきたことです。もちろん検索会社が自分のプライベートな引き出しをごそごそ漁ることについて、セキュリティの観点からネガティブな印象もあります。便利なんですけどね。
それから、個人的な感覚では、刺激がないような気もします。自分にぴったりの情報を配信してもらえば、ありがたいとは思うのですが、なるほどね(終わり)、知ってるよ(終わり)というような情報も多いのでは? 逆に自分の引き出しにないものをおすすめされた方が、新鮮な感じがする
金曜日に同僚から「マイセン幻影」の映画をおすすめされました。自分の引き出しにないものだったので、なんだかすごく気になっています(あまりにもジャンルが違うので、まだ観てないのですが)。
投稿者 birdwing : 2004年12月13日 00:00
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