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2005年2月 9日

検索というサービスの広がり

検索というキーワードから、サーチエンジンを展開する企業では、サイトの検索だけでなくファイル検索などドメインを広げている印象がありますが、米Googleでは「Google Maps」のベータ版を公開したようです。

■米Google、新たな地域検索サービス「Google Maps」のベータ版開設

特定の場所を検索すると該当カ所に風船のようなマークが現れ、それをクリックすると、名称、電話番号、住所などがバルーン表示される。また、起点住所と終点住所を入力して、両区間の道順を検索することもできる。

表示されるのが「?」マークではなくてよかったと思いますが、バルーン自体も特許などはなかったのでしょうか。ちょっと心配です。

とはいえ、カーナビ的な応用も考えられるし、やはりインターネットで検索するものとして、地図、電車の乗り換えなどは結構頻繁に使う気がします。

検索市場の競争は依然高まっており、Google社のほか、米Yahoo!や米Microsoftも新サービスに取り組んでいる。最近では、米Amazon.comの子会社A9.comは、地域の企業を検索するための新サービス「A9.com Yellow Pages」を発表している。検索した企業の関連情報や地図とともに、通りから見た写真などを閲覧できる。「ユーザーが地域の通りをバーチャルで歩き回り、企業とその周辺を眺められるまったく新しい手段を提供する」(A9.com社)

電話などで会社の場所を伝えるときにも、言葉ではなくて映像で教えることができるようになるかもしれませんね。「検索」と近い言葉に「ナビゲーション」がありますが、ただ求めるキーワードに該当するものを示すだけではなく、よりよい情報へと導く、ということから別のビジネスも考えられます。

たとえばよく言われることですが、運送業で、荷物を運ぶのではなく便利を提供しているんだ、というキーワードで事業ドメインをとらえなおしたときに、便利を提供するビジネスとして配送以外の領域にも進出することができます。検索についてもその利便性を考えることで、さらにビジネスを広げることができるかもしれません。

ところで、昨日はビールス性の胃腸炎にやられて、吐き気と38度の熱で起き上がれませんでした。子供を日曜日に病院に連れて行ったときにうつされたようですが、インターネットでビールス性胃腸炎についてあれこれ調べました。しかし、なかなか求めている情報を得られないものです。医療の分野でも、もっとネットワークによるサービスが広がってくれるといいのですが。

投稿者 birdwing : 2005年2月 9日 00:00

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