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2005年3月 1日
インサイトという本音。
昨日は午前中会議で、午後から仕事を片付けたあとで大学時代の友人に仕事関連の相談に行き、そのまま飲んでしまいました。そんなわけで、ブログの原稿を落としてしまいました。はじめてかな? そんなときもあります。すみません、ぼくはO型なので大雑把です。
友人は部品関連のメーカーに勤めていて、現在は経営企画のような部門で、経営情報システムの導入に関わっています。経営情報システムの導入を考えている担当者が、どんな風に情報を収集し、どうやって決めているのか、何が問題なのか、2時間みっちりと話を聞きました。それから4時間、飲みながら世間話などを含めて、じっくりと話をしました。
とにかく内容が濃かった。ぼくは制作会社や代理店の立場からパンフレットなどの企画を立てたりするのだけれど、どうやらポイントが大きくズレているらしい。「事例は誰に対して作っているのかわからない」「問題となっているのはこっちの部分で、ここは問題じゃない」などと、目からウロコの意見をたくさんいただきました。ついでに企画のアイディアまでいただいてしまった。感謝してます。ストレートに本音をもらえるのも友人ならではですね。きっと公の立場でヒアリングに行っても、あまり本音の部分は聞かせてもらえないかもしれません。
飲みながら話したことも、かなり参考になりました。こういう背景があるから、この部分が問題になってくるのか、とか。
そんな考え方のフレームを仕事に活用できないか、と考えていたところ、アカウントプランニングという手法を思い出しました。アカウントプランニングとは、消費者のグループインタビューなどを通じて、本音となるキーワードを抽出、そこから広告表現などに具体化していくこと、だったかと思います。
最近どうなっているんだろうと本屋に行ったところ、以下の本を見つけました。そのものずばりなタイトルです。
インサイト 桶谷 功 ダイヤモンド社 2005-02-17 by G-Tools |
なかなか面白そうだったので購入。J.ウォルター・トンプソン・ジャパンでアカウント・プランナーをされていた方が書かれています。さらに以前、気になっていた以下の本も購入しました。
心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす Harvard Business School Press 藤川 佳則 阿久津 聡 ダイヤモンド社 2005-02-10 by G-Tools |
認識論とマーケティング、顧客の思考や行動を通じて洞察(インサイト)を探ることなどについて書かれているようです。偶然ですが、「インサイト」の本とテーマが重なり合う部分がある。というよりも、注目されている分野なのでしょうか。この本には「記憶・メタファー・物語」という章もあって、文学的でもあります。分野を横断する、さまざまな分野を俯瞰する、ということからも関心があります。
1月、2月と、定量的な分析ばかりに関わってきましたが、定性的な分析、あるいは洞察をクリエイティブに活かしていく方法について。勉強してみたいと思います。
飲んだり本を購入したり出費がかさんでしまいましたが、頑張って2冊を読了するつもりです。
投稿者 birdwing : 2005年3月 1日 00:00
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