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2006年6月18日
子供とパソコンの適応力。
ワールドカップの日本×クロアチア戦、残念でした。いまひとつ決定的な動きがなかったことや、無謀かなという場面もあったのですが、よい試合だったんじゃないでしょうか。健闘を称えたい感じです。個人的には、一瞬ですが中田選手の鋭利な攻撃にはっとしました。後半ロスタイムには手に汗を握ってしまいました。こういうときの3分間は、あっという間ですね。
さて、天気が悪いこともあって、今日は部屋の片付けとパソコンのメンテナンスに一日を費やしました。ノートパソコン2台のうち使っていない古いマシンをまっさらにして、息子(長男)専用マシンにしてあげました。それから、使わなくなったWindows98のデスクトップマシンのデータをバックアップして、Linux(Fedora Core)を入れてみました。まだ慣れないのですが、サーバーとデータベース構築について、ぼちぼちトライアルしながら学習していきたいと思っています。いろんなことに手を出しすぎるのもどうかと思うのですが、技術的なこともわかっておきたいので。
息子(長男)といえば、今日も作文の宿題をみてあげたのですが、昨日の試写会のことを書いたものを見せてもらったところ、「きみは映画を何も観てなかったんじゃないか?」というぐらい抽象的な作文だったので、今日も2時間付き添って、いっしょに考えながら書き直しをしました。さすがにぼくも堪忍袋が切れて、「だから、これは言ったじゃないか!」みたいに声を荒げてしまった場面もあったのですが、子供に何かを教えるのは手間も根気も必要なものです。あまり萎縮させてもどうかと思うし、かといって全面的に甘くするのも問題です。子供の教育は、ほんとうに難しい。ついでに親の方にも体力や気力が必要です。
まず、原稿用紙に書く前に、何を観てきたのか、どう思ったのか、ということを詳細にメモに書き出させて、そこで「じゃあ書いてごらん」と突き放してみました。ところが、修正第一弾はメモをそのまま写しただけなので、脈絡もなく破綻している。それが子供の文章といえばそうなのだけど、きっと彼は書き方をわからないんだと思って、それから後ろにずーっと付き添って、何を選んで何を捨てるのか、全体の流れをどう作っていくかについていっしょに考えていきました。
話していくうちに感じたことですが、彼は映画を観ていないわけではない。きちんと映画のなかのどんなシーンがきれいだったのか、ということを覚えている。覚えているのだけど文章にはできないので、「楽しかった」「面白かった」で逃げてしまうようです。けれども、そこで逃げないで、面倒だけど思い出してみよう、もっと具体的に書こう、ということを掘り下げてみました。
彼にとっては苦痛の時間だったと思います。ぼくも国語の教師だった父に書き初めなどの宿題を付きっ切りで指導されて、とても苦痛だった。ただ、そうやって恨まれるのも、父親の役割のひとつじゃないかと思っています。いい父になる必要はない。彼が大人になって、ぼくがもういなくなってしまったとき、「おやじの作文の宿題の見直しってさー、嫌だったなあ。何度書いても全部消しちゃうんだもん、まいったよ」と兄弟で酒を飲みながら話をされたら本望です。だからこそ母親の優しさも生きてくる。もっと"いやなおやじ"になってやろうと思いました。
そんな息子にお古のパソコンをあげたところ、作文は苦手だけれど、さすがにゲームが大好きだけあって、こちらの方はものすごい適応力がある。フリーのタイピングソフトをダウンロードしてあげたのですが、まだ人差し指入力だけれど、あっという間に慣れてしまって夕食後も熱中している。ポケモンなどのゲームに似たインターフェースなので、はまったのかもしれません。これもどんなものだろうとちょっと困惑はするのですが、そんな世代なんでしょう。ゲーム感覚であれば違和感なくパソコンを使いこなしはじめる。
開発途上国の子供たちに情報化教育を推進するために、100ドルPCを開発する動きもありました。大手メーカーでは既に手がけているのかもしれませんが、新たに開発しなくても中古のマシンを教育に使う方法もあるのではないでしょうか。子供たちにとっては、パソコンもコントローラが複雑になった(つまりキーボードということですが)ゲーム機のようなものであり、違和感がないようです。こんなちいさな子供にパソコンを与えるのはどうだろう、という親の心理があるのですが、運動や勉強などのバランスがとれていれば、ゲーム機を卒業させて早い時期からパソコンを渡してしまってもかまわないかもしれません。
ちなみに彼のパソコンは壁紙をウルトラマンメビウスにしてあげました。なんとなくWindows2000のマシンにウルトラマンメビウスは似合わないなあ、と思いながら。
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■息子がはまったタイピングソフト(フリー)のFighting Typers。ベクターのレビューです。
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/pickup/pw5/pw005232.html
投稿者 birdwing : 2006年6月18日 00:00
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