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2007年9月29日

生活のなかで繰り返されるもの。

今月、小遣いをもらったときに、はい、と1枚多めに渡されました。おおっ、最近休日も働いているので労っていただけるのですね、ありがたく頂戴いたしますーと財布にしまっていたら、しばらくして奥さんがやってきてドアの陰から、

無理しなくてもいいからね・・・

とのこと。えーと、無理しなくても?ああ、そういうことか(苦笑)、と思い当たったのが、彼女は今月、誕生日だったのでした。とほほ。というわけで花束とプレゼント。足出ちゃったんですけど(泣)

花束

写真立て

ケーキ

なんだか結婚式の引き出もののようなプレゼントですが、というか正直なところ引き出ものコーナーのようなところで買ったのですが(苦笑)、写真立てです。欧米風に子供の写真とか飾ってほしい、と思いました。ただ、何度も写真立てはプレゼントしているので、もう写真立ては結構です(苦笑)、と言われてしまった。そりゃそうでしょう。

しかし、デパートをぐるぐる回ったのだけれど、その予算内であげられるものは結構決まってしまい、悩むんですよね。女性の方は、どんなものを贈られると喜ぶんですかね?

だいたい男性は、付き合う前とか結婚する前には彼女に対して努力や投資を惜しまないものですが、付き合いはじめたり結婚すると手を抜くものです(ははは)。ぼくもかなり手抜きなほうで、アイロンかけや掃除は趣味なのでたまに手伝ったりするのですが、料理はできないし、子供たちもまかせっきりだったりする。で、趣味のDTMに集中して(なるべく深夜にやろうと思っているのだけれど)休日は部屋に引きこもったりしているので、旦那に対する不満はいろいろあるだろう、と。

それもどうだろうと反省して数年前から、結婚記念日と誕生日には必ず奥さんへの感謝を表明し、花束を贈るようにしています。ところが、最初は困ったような泣きそうな顔をしていた奥さんも、最近は慣れてしまって、はい花束ね、ども、でおしまい。どんなことであっても、生活のなかで繰り返されるとルーティン化されて感動も薄れていくものかもしれません。

とはいえ、その日常化することが大事かもしれなくて、できれば息子たちには、誕生日には彼女(もしくは奥さん)に花束を買って帰るものだ、という常識として認識していただきたい。頼むぞ、きみたちの未来の相方を大切にしてくれたまえ。というか、相方できるのか?という不安はあるのだが・・・。

しかしながら、ママにバースデイ・カード書けば?と言い残して仕事に行ったのですが、ぜんぜん書く気もなかったようで、だから男の子は嫌いだー、と奥さんは嘆いておりました。

運動会、誕生日、お正月、クリスマスなど、生活のなかで繰り返されるイベントがあります。運動会などは子供たちがちいさいうちだけで、いずれはなくなってしまうのですが。

ということを考えていて思い出したのですが、ぼくが子供の頃、節分には親父が豆といっしょにお菓子や小銭を撒くショータイムがありました。お菓子撒くぞーという父親の召集があって、みんなでわーいと拾ったりしたものでした。100円玉拾ったときにはうれしかったなあ。よく考えると、競争力を付けさせるという親父の教育的意図があったのかもしれない(いや、そんなものなくて、ただやりたかったのかもしれん)。

成長してから、どの家族でもみんなそういうものだと思っていたら、そうでもなかったので愕然とした記憶があるのですが、家族オリジナルの習慣のようなものを作って、それを定着化するのも楽しそうですね。先日コメントでいただいた、おとーさんの出勤前に奥さんと娘さんがちゅーをして見送る、という習慣もよいなあ(遠い目)。

エイプリルフールなども、楽しもうと思えばめちゃめちゃ楽しめそうな気がする。これからの季節では、ハロウィンなどもいいですね。お月見だって楽しめたはず。

仰々しくデザインとかプランニングとか考えることも大切であり、さすがにそれが仕事であると重くもなるのですが、生活にちょっとした変化を与える「企画」というものも大切かもしれません。お金と時間をかけて贅沢に旅行することであってもかまわないのですが、もっとちいさな工夫もできそうな気がしています。

投稿者 birdwing : 2007年9月29日 23:59

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