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2008年7月13日
サカナのなかさ。
下手な回文のタイトルですみません(苦笑)。入院していた次男くんは先日、無事退院することができたのですが、仕事のため、ぼくは退院には立ち会えませんでした。そこで、お祝いに何か買って帰ろうと思って本屋をうろうろしてみたところ、みつけたのがサカナ20匹のペーパークラフトの本です。
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次男くんはお絵かきや立体造形が好きです。いつも画用紙に何か書いたり、丸めて何か作ったりしています。ネコの絵を描いて口だけぱくぱく動くようにして食べさせたり自分なりに絵本を作ったり、どうやらモノづくりに興味があるらしい。
どこかアーティスト気質な彼は、ひらがなやカタカナを混在させて鏡に映ったように反対に書くし、ペンの持ち方もぎゅうと握る感じなので、ふつうではない。できないとかんしゃくを起こすため、まさに芸術は爆発だという取っ付きにくい性格です。いまのところ興味があるのは、惑星、世界遺産、サカナ。もちろんポケモンにも興味があるのですが、一般的な5歳児とはピントがずれていると感じるのは父であるぼくだけでしょうか。
サカナ+立体造形で、彼の趣味にぴったりだと思って買ってみた本ですが、まさに父の思惑通り彼のツボにはまり込んだようでした。しかしながら、うすうすは感じていたものの、失敗したなあ・・・と思ったのは、これってぼくが作らなきゃならないんですよね。
「たのしい幼稚園」などの学習雑誌には、毎号趣向の凝らされた付録が添付されています。戦隊モノのシューティングゲームのようなものが多いのだけれど、完成させるまで1時間半ぐらいかかったりする。これが親泣かせだったりするのですが、全部まるごとペーパークラフトの本というのはよく考えると、本体(雑誌)のない付録オンリーの本ではないですか(泣)。
というわけで、週末に父はサカナを量産しまくりました。12匹分の作品を写真に撮ったので掲載してみます。1部の写真では布の生地がモアレ(波模様のようなノイズ)になってしまっていて残念ですが。
次男くんは枕元に作ったサカナを配置してご満悦だったようですが、平面のサカナたちを折ったり組み合わせたりしていくと立体になっていく過程は、父であるぼくもなかなか楽しい。リアルでありながら、どこか愛嬌のあるサカナたちにデザインされていて、ペーパークラフト作家である神谷正徳さんのセンスを感じます。さりげなく折って膨らませるだけなのに、サカナの特長が強調されて、すごいなと思いました。
しかし、できあがった作品をどーすればいいのだ。途方に暮れます。次男くんはクリップを付けて釣ってみたり、長男くんとサカナバトルを繰り広げていたようですが(きぇーい、ハコフグを召還、ハコフグの攻撃だ・・・とか、やってました。怪獣というかデュエルですか)、せっかくのきれいなペーパークラフトなのにゴミになってしまうのがちょっとさびしい。
とはいえ、遊んだらゴミ箱に捨ててしまえるのは、ある意味、ビニールの人形よりお手軽かもしれないと思いました。洞爺湖サミットで環境に対する意識が盛り上がっていたこともあり、エコロジー的にはどうかも思ったりするんですけどね。
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■立体アートKAMIYA
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投稿者 birdwing : 2008年7月13日 23:03
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