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2008年8月 3日

どうぶつを作る。

立体的な造形に関心のあるうちの息子の次男くんですが、先日、入院したときの退院祝いとして立体クラフトのさかなの本を買ったことがあり、「サカナのなかさ。」というエントリで書いたことがありました。実は、あれから以降というものの、朝起きるとあれ作ってこれ作ってという始末で大変です。小学館のクラフトぶっくはシリーズ化されていて、結局のところせがまれて次の2冊も購入しました。

409734661Xりったい昆虫館 (小学館の図鑑NEOのクラフトぶっく)
神谷 正徳
小学館 2005-04

by G-Tools
4097346687りったいお花館 (小学館の図鑑NEOのクラフトぶっく)
神谷 正徳
小学館 2008-07

by G-Tools

感想としては、さかな館がいちばんよかった。昆虫館は懲りすぎというか、作るのが難しい。糊で止めなければならない箇所が多く、またうまく立体にならない。さらに子供たちにとっては飾って観賞するよりも、それを使って戦ったり動かしたりするので、壊れてしまうことが多いようです。

一方で、お花館の方は地味です(苦笑)。花なので当然なのですが、たぶん出版社の立場から考えると、男の子向けのクラフトが多いので女の子市場を開拓するために作られたのでしょう。しかしながら、やはり作者が男性だからか、なんとなくクラフトに乗り気がしない感が漂っています。造形自体もダイナミックな展開がないので、息子も飽きてしまいました。

そこで続いて買ったのが、どうぶつ館です。これは結構イケテル。

4097346628りったいどうぶつ館 (小学館の図鑑NEOのクラフトぶっく)
神谷 正徳
小学館 2005-11

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さっそく今日、2つの動物を作らされてしまいました。まずは、キリン。

080803_kirin_re.jpg

キリンは立って寝るんでしたっけ。動物園のキリンは、ぐるりと首を回して自分の首を枕にして眠っていたような気もします。鳥は枝で編んだ巣のなかで寝ますね。人間であるところのぼくは、眠れない夜に途方もなく長いエントリを書いたりDTMで曲を作ったりしています。

そして次にライオン。

080803_lion_re.jpg

たてがみがどう表現されるのかな、と思っていたのですが、マンガ風にぎざぎざで表現するよりも、このカタチのほうがリアリティがあります。さすがクラフトの達人だけあります。

この2体だけで勘弁してもらったのですが、次男くん自体も、自分でコオロギとか作りはじめています。なんとなく立体クラフトではなくて、平面的なところがおかしい。しかし、紙という平面図に書かれたものが立体になるという過程は、大人であるぼくにも新鮮な印象がありました。その究極のクリエイティブが折り紙ではないかと思うのですが、折り紙は身近なアートでありながら数学的な思考やセンスが要求されます。

数学的な思考やセンスに欠けるぼくは、ただ図面としてあるものを組み立てるだけです。しかしながら、真っ白な画用紙から何かを創造することはきっと楽しい。

実はDTMもそうですが、難しいという先入観を捨てて一歩踏み出してみると、ぱあっと創造の地平が広がる。その広さが逆に怖かったりもするのだけれど、特に次男くんは、そういうセンスを広げて創造性の大地の開拓者になってほしいものだと思いました。それよりまず第一に、健康であってほしいんですけどね。

投稿者 birdwing : 2008年8月 3日 23:35

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2 Comments

がど 2008-08-08T08:59

ご無沙汰してます。
落ち着いてきたようでなによりです。
夏休みだからか、外に出られないからか私も何か子供と作ってみようかと、最近不足がちなお兄ちゃんとのコミュニケーションツールとして、こちらを参考に「さかな館」と「恐竜館」買っちゃいました。不器用二人組みで一緒に作ってみようと思います。

BirdWing 2008-08-09T06:12

がどさん、お久し振りです。コメントありがとうございました。7月にはせっかくコメントをいただいたのに、現実の問題でいっぱいいっぱいだったので失礼しました。やっと落ち着いてきました。

「さかな館」と「恐竜館」を買われたのですね。「恐竜館」は気になっていた1冊です。うちの長男くんも恐竜好きなので迷いました。クラフトぶっくを1冊作りあげるのは、かなり大変だと思います。それから作ったあとにも、作品をどうすればいいのか困るところではありますが、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。うーん、でもどうかな。おすすめして不安になってきました。。。

夏休みですね。会社に行っているぼくのようなおとーさんからみると、子供も奥さんもクーラーの効いた家にいていいなあと思うのですが、実際には家にいる子供たちやおかーさんたちも大変なのだと思います。ぼくが子供の頃には、夏休みいっぱいラジオ体操があって、毎日6時起きで近所の神社に通い詰めていて、さらにその後は早朝の走りに行かされていたような気がするのですが(なぜだ?たぶん父親の教育の一環として走らされていたような気がします)、いまの子供たちは楽でいいなーと思います。東京でもうちの近くでは、騒音になるからラジオ体操廃止だとか。はあ。

突然の豪雨だったり、カミナリが鳴ったり、かと思うと地震まであって、何かと大変な夏休みですが、がどさんも体調など崩されないように気をつけてくださいね。水分をたくさんとって、スタミナのあるものを食べて、夏を乗り切りましょう。

とかなんとか、じーさんのように早朝にお返事しております(苦笑)。

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