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2006年5月23日
世界観のある音楽。
会社の同僚さんの知人さんのバンドに「ヤスミン」というユニットがあり、このあいだの17日に2枚目のアルバムをリリースしました。リリースと同時にライブがあり、ほんとうは聴きに行きたかったのですが、いろいろとあり断念。ものすごく残念です。けれどもやっと今日、TOWER RECORDSでCDを購入しました。「青の時代」といいます。
青の時代 ヤスミン インディーズ・メーカー 2006-05-17 by G-Tools |
これがとてもよいです。1枚目のCDを出したときにはライブに行ったのですが、昭和歌謡っぽい感じで、ジャージーでレトロな気分になれる。女性ボーカルとギター、ベース、ドラムスという編成なのですが、ホーンセクションも入ってかっこよかった。曲もよいのですが曲順というか構成も完璧で、うわーっと厚い音を聴かせたあとにギターの弾き語りがあったり、気が付くと長い時間が過ぎていた、という感じでした。
あらためて2枚目を聴いて、まずものすごく音の抜けがよくなった気がしました。そして、これがヤスミンの売りのような気がするのですが、古い感じなんだけど新しい。さらにバリエーションがあって楽しめます。長く聴きつづけることができそうです。このあたりの世界観の構築方法に実力を感じます。曲調や編成が変わったとしても、ヤスミン的な世界がある。実は曲調をいろいろと変えつつ世界観を維持するというのは、結構、簡単なようで難しいものです。1曲だけなら醸し出すことはできても、アルバム全体を貫いた何かというのは難しい。ヤスミンはアルバムで聴きたいアーティストです。
ぼくがいちばん好きな曲は、6曲目の「dolche」+7曲目の「記憶のパフューム」です。「dolche」は明るい曲で、ギターのカッティングもかっこいいし、ウォーキングで弾くウッドベースも、ボーカルとユニゾンするホーンも軽快です。「待ちわびた」と「ドルチェ・ヴィータ」で韻を踏む歌詞もいい。日曜日に海岸あたりをドライブしながら聴きたい感じでしょうか(・・・あまりにべたなレビューで、表現力なくて、かなしくなりました)。そして、この曲の次にピアノで「記憶のパフューム」がはじまり、再びセピア色っぽい「鏡よ鏡」とつづくあたり、ライブの緻密に構成された曲順を思い出します。たぶん3曲目の「アネモネ」は1枚目のCD発売ライブのときにも演奏した曲だと思うのですが、これもよいです。
青の時代という言葉から連想するのはピカソですが、ジャケットの雰囲気も素敵です。部屋の壁などに飾っておきたい。おすすめです。
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■ヤスミンの公式サイト。音が出るかもしれないのでご注意ください。
http://jas-mine.com/
投稿者 birdwing : 2006年5月23日 00:00
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