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2006年7月29日

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

▽cinema06-047:食傷気味な、ミュージシャンの苦悩と成功

B000KQFCHUウォーク・ザ・ライン 君につづく道 [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2007-02-16

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すべての映画を観つくしたわけではなく、ぼくは映画ファンとしてはまだまだ未熟だと思うのですが、音楽をテーマにした映画は、なんとなく特定のフレームワークに絡め取られてしまっていて、ワンパターンであり、やれやれ、またこのストーリーか、と感じてしまうことがあります。どういうことかというと、幼少のときのトラウマを抱えつつ(兄弟を亡くした)、ものすごくよい曲を書いてデビューするのだけど、トラウマゆえに心の弱さを抱えきれずに、ツアーのストレスのなかで主人公はドラッグへ退廃的に溺れてゆく。ツアー中に心を許した女性と、残してきた妻や子供などの家族を両立できずに悩む。悩むのだけど最後はその泥沼から立ち直る。そんなストーリーです。「レイ」もそうだったと思うし、「バード」も同様でしょうか。サクセスストーリーというと、どうしても構造だけ抜き出してみると同じようなものになるのかもしれないのですが、もうちょっと別の音楽系映画のパターンってないものか、と思いました。むしろミュージシャンは登場しないのですが、このあいだ観た「エリザベスタウン」の方が音楽的だったなあ。7月29日鑑賞。

公式サイト
http://www.foxjapan.com/movies/walktheline/

*年間本100冊/映画100本プロジェクト進行中(55/100冊+47/100本)

投稿者 birdwing : 2006年7月29日 00:00

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