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2005年12月28日

仕事納めが納まらない。

本来であれば昨日で仕事納め。忘年会をやってわーい冬休みだ、というシナリオだったのですが、どういうわけか最後の最後に仕事が集中して仕事納めが納まりません。しかしながら、実は子供の入院と自分の体調を崩してしまった1週間のしわ寄せがきているところもあります。まあ、仕方がないことです。

今日はといえば、会社の年賀状作りに終始してしまいました。会社の年賀状ですが、数年前からメールで謹賀新年というスタイルも多くなってきています。とはいえ、ぼくはどちらかというと葉書派です。もちろんもらう立場からはメールで十分にうれしいのですが、送る立場としては、やっぱり葉書で送りたい、という気持ちがある。そういう意味でレガシーなのかもしれません。ダウンロード販売よりもパッケージ、というタイプかも。そして、できれば印刷じゃなくて手書き、という理想があります。もちろんそんなことをやっていたら他の仕事の支障となるので、やりたくてもできないのですが。

名刺交換だけのひとを含めて、今年もたくさんの素晴らしいひとに会いました。そんなわけで年賀状の数は倍増させてしまったのですが、個人情報保護の観点からも持ち帰ってあて先を入力するわけにもいかず、結局、休日出勤という形になってしまいました。ただ、うんうん考えるような仕事ではないので、音楽を聴きながらかちゃかちゃ入力するのも楽しいものです。

会社間のコミュニケーションもメールが主流になりましたが、場合によっては葉書やFAXの方が届きやすいこともあります。これはほんとうに使い分けだと思うのですが、スパムとしてDMが多くなってくると、逆に机の上に届けられたFAXの方がきちんと読むこともある。手書きのあたたかさ、というものも捨てがたい。以前、社内的な調査でいくつかの企業に資料を請求したことがあったのですが、資料をいただいたお礼を手書きの葉書でお送りしたところ、非常に感激されました。コミュニケーションというのはやはり人間と人間が行うものなので、効率だけを追求すると、ばっさりと抜け落ちてしまうものもある。その辺りを感じとる心が大切です。

たぶん就職活動をする学生さんたちにもいえることかもしれませんね。残念ながら、ぼくは最近の学生さんたちがどのような就職活動をしているのか、あまり知らないのですが、たぶんメールなどのやりとりが増えてきているんじゃないか、もしくは必須ではないかと思います。ただ、そういうときに、さらりと手紙などを使ってみると、効果的な場合もあるんじゃないでしょうか。しかし、書いた手紙の敬語や文字がめちゃめちゃであると、かえって逆効果かもしれませんが。

ぼくは全面的にデジタルの信奉者というわけでないし、一方でアナログであることが優れているとも思いません。理想としては、両方のメリットとデメリットを把握した上で、使い分けられるのがよいと思っています。あるいはそれらを混在させるような形が理想的です。

趣味のパソコンによる音楽作り(DTM)においても、Vocaloidに加えてReal Guitarというソフトウェアを購入したことで、なかなか面白いバーチャルな環境が整いつつあります。弾いていないギターなんて嘘じゃん、という方もいるかもしれませんが、ぼくはDTMの世界では上手に弾けることよりも、自分の作品を完成させることを重視しているので、この環境は理想的です。でも、一方で、ベースの弦をはりかえなきゃ、と思っている(ずーっと思っていながら、まだはりかえていないのですが)。近所に、ぶんぶんベースを練習しているひとがいて、おおっいいなあ、といつもその近くを通りがかりながら思うのですが、小型のベースアンプもほしくなりました。休日の午後、スケールレッスン(運指でしょうか)を1時間ぐらいやる、というのも、なんだか幸せな時間が過ごせそうです。もちろんバンドもいい。みんなで音を出すのは、もっと楽しいと思います。

そもそもぼくは俯瞰志向なので、片側よりも両側、単一よりも複数、点よりも面のようなものを求めていたい。だから、デジタルでありながらアナログ、なんてものが理想です。それから考えてみると、会社を何社か変わりつつ、自分の求める仕事を実現しようとしてきました。だから、仕事でありながら趣味、のようなところもある。仕事は仕事、と割り切ってしまわないで、面白い仕事を求めてきたし実現してきた。もちろん現状に不満がないといったら嘘になりますが、いまの仕事はかなり自分の求めていた仕事に近い形になってきた、という充実感もあります。もしかすると、ぼくはかなり幸せなのかも。いや、幸せであると信じましょう。

年始に大きめのプレゼン(プレゼンテーション。企画の発表)も待っています。プレッシャーも大きいのですが、社内でブレスト(ブレインストーミング。あーだこーだアイディアを出し合うこと。こういう会議で大事な前提条件は、批判しないことです。批判すると自由に発想が広がらない)をやったら、盛り上がった。まずは成果よりも楽しもうと思います。

あ。そういえば家の年賀状もまだでした。ううう。今年中に終わるのでしょうか。

投稿者 birdwing : 2005年12月28日 00:00

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