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2006年2月10日
砂と霧の家
▽cinema06-013:静かな、けれども深い哀しみ。
砂と霧の家 特別版 [DVD] ヴァディム・パールマン ジェネオン エンタテインメント 2005-03-04 by G-Tools |
淡々としたはじまりですが、次第に深い哀しみに満ちた展開になっていきます。ストーリーは、夫と別れたあとに税金を滞納したばっかりに家を競売に出されてしまったキャシー(ジェニファー・コネリー)と、イランから妻と息子3人でアメリカに亡命して家を転売することで生計を立てているベラーニ(ベン・キングズレー)が、キャシーの家を買ってしまうことからトラブルがはじまるドラマです。やさしさが臆病だったり、冷たさが実は家族を思うための厳しさだったり、人間の感情を両側面から考えさせられました。「失って、初めて気付いた。/求めていたのは、家(ハウス)ではなく/家庭(ホーム)だったと...。」が劇場公開時のコピーらしいのですが、確かにモノよりもつながりかもしれない。
この映画のベン・キングズレーは、亡くなったうちの親父にそっくりです。クライマックスのシーンは泣けました。「自慢の息子だ」「息子が命です」ということを、ぼくも言ってみたい。2月10日鑑賞。
*年間本100冊/映画100本プロジェクト進行中(14/100冊+13/100本)
投稿者 birdwing : 2006年2月10日 00:00
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