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2006年4月16日
歌声のシンセサイズ。
シンセサイザーに興味があり、特に歌声を扱うシンセサイザーを面白いと思っていました。プリセットされた音のなかでも、人間のAhaとかUhuとかいう音が気に入っています。いまDAW(パソコンで音楽をするときのソフトウェア)はSONARを使っているのですが、付属しているTTS-1というソフトウェアシンセの歌声系のプリセットはなかなかよい音がしていて、ついつい使ってしまいがちになり、おおっと今回は我慢しておこうか、と思うこともしばしばです。それから80年代的なヴォコーダーも好きで、先日ライブを聴きにいったLotusloungeがヴォコーダーを使っていて思わず感激しました。
究極は歌うソフトウェアだと思いますが、Vocaloidという日本語を歌わせるソフトウェアが2万円弱で発売されたときには、びっくりしたものです。購入して、muzieで公開した曲のいくつかに使っています。Vocaloid MEIKOは拝郷メイコさんという実在のシンガーの歌声をモデルにしているのですが、男性版VocaloidのKAITOも発売されました。ネーミング的には「KA」という硬さをイメージする音からはじまり、なかなか透明感があってよい印象を受けます。
このVocaloidによるコンテストが開催されているようです。
http://www.crypton.co.jp/jp/vocaloid/v_contest.html
DTMマガジンを読んでコンテストがあることは知っていたのですが、Vocaloidのコミュニティで(そういうものがあるんです)いろいろなひとの作品を聴くと、みなさんそれぞれ使いこなしてすごいものがあり、これはまだまだ応募には至らないな、と二の足を踏んでいます。Vocaloidそのものも大切ですが、その魅力を十分に引き出せる楽曲と、バックグラウンドの音の作り込みが重要になる気がします。
話題が脇道に逸れるのですが、昔からコンテスト的なものには熱くなるタイプでした。なんとなく西部劇の賞品稼ぎのようなイメージがあり、他流試合として挑戦したくなる。たいがい期待して結果発表をみると落っこちているものですが、そのうちのいくつかは運よく入賞したものもありました。小説をはじめ最近では企画などさまざまなものに挑戦はしているのですが、音楽のジャンルでは、10代の頃に地方の作詞コンテストで入賞して、プロの音楽家に曲をつけていただき、シングルレコードになったことがありました。授賞式のようなものに呼ばれて(野外ステージのようなところにものすごいひとがいた。というのもアイドル歌手がそこでコンサートだったので。当然ですがぼくの受賞を祝っていただくためじゃなかったので、みんな退屈そうでした)、後日ローカルな新聞にも取材されて、大きく写真まで出していただいた。といっても、そこから道が開けたなんてことはありませんでしたが。ちなみにそのときの作詞は童謡だったりもします。谷川俊太郎さんに憧れていた少年だったので、彼のような詩を書きたかったわけです。そこで運は使い果たしちゃった気がしますが。
その頃の情熱はいま消えてしまいそうなほどになっていますが、それでもいろんなことに挑戦したい気持ちは残っています。ボーカロイドコンテストも拝郷メイコさんとレコーディングというのは魅力的ですね。うーむ。
コンテストの作品は、プレイヤーズ王国で視聴できるというのも楽しみです。
投稿者 birdwing : 2006年4月16日 00:00
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