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2006年8月19日

Jam Films 2

▽cinema06-052:短編のなかに人生を詰め込む秀逸さ。

B00064X9P8Jam Films 2 [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント 2004-12-24

by G-Tools

以前、Jam Filmsを観たことがあったことと、先日ショートフィルムを借りてみたところなかなか面白かったので、オムニバス形式の作品をまた借りてしまいました。長編の場合には腰を落ち着けて観なければならないのですが、軽い気持ちで空き時間をみつけて楽しめることがショートフィルムのよさかもしれません。3本の作品が収録されているのですが、ぼくがいちばん気に入っているのはMr.Childrenの曲から構想を得たという4作目「FASTNER」です。空き地で少年と少女がキスをするシーンから、病院で息をひきとるおじいさんのシーンまで、ひとの一生とは何か、ということをテツガク的に深く考えさせてくれる映画で、「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督的なものも感じさせます。ちょっとじーんときました。

1作目「机上の空論」では、まず通販番組的というか、日本人の恋愛ノウハウについてのめちゃめちゃなマニュアル映像があって、その実践編というカタチで映画が展開されます。マニュアル通りにはいかない結末がなかなか笑えました。2作目「CLEAN ROOM」は、映像が美しい。父を亡くしたことで無菌室から出られなくなる少女の話ですが、深みのある映像の色調がよいと思いました。3作目「HOOPS MEN SOUL」では、須賀貴匡さんが出演されていて、おお「仮面ライダー龍騎」のひとだ!と懐かしく思いました。「仮面ライダー龍騎」は長男とよく観ていたのですが、13人ものライダーが出てくる異色作です。それにしても須賀さんは龍騎のまんまの演技だなあ、と思いました。8月12日鑑賞。

公式サイト
http://www.jam-films.com/2/

*年間本100冊/映画100本プロジェクト進行中(58/100冊+52/100本)

投稿者 birdwing : 2006年8月19日 00:00

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