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2007年8月 5日

劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ

▼cinema:10年目のポケモンに驚いたり、首を傾げたり。

劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール「ディアルガVSパルキアVSダークライ」劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール「ディアルガVSパルキアVSダークライ」
松本梨香; 大谷育江 湯山邦彦


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ポケットモンスターは10周年だとか。うちの息子(長男くん)がちょうど10歳なので、彼が生まれたときに最初のポケモンが放映されたということになります。といっても、幼稚園までの彼は、最初は電車、その次は戦隊ものや仮面ライダーに夢中でした。ポケモンのカードやソフトビニールの人形を集めはじめたのは、小学校に入ってからだったような気がします。

それにしても10年とは(遠い目)。はやいものだなあ。

そんな10年目の劇場版ポケットモンスターを家族で観に行ってきました。びっくりしたのは、入場者プレゼントとして映画に出てくるダークライというポケモンをDSのゲーム内にインストールしてもらえるのですが(インストールって言わないか)、なんと劇場内で無線通信をしてゲットできた、ということです。つまり劇場全体が無線LANの環境になっているわけですね。

うーむ、すごいことになっているな、と思いました。どこかにプレゼント用の端末が設置されていて、順番待ちをして端末の前でキャラクターを入れてもらえるのかと思ったら、それぞれの席についてみんなDSを操作している。あーきたきた、なんてことを言ってる。

この子たちの未来はどうなるのだろうと予測もつかない気持ちになりました。ついでに家に帰ってから、DSでもらったダークライをWiiのゲームに移したところ、3Dで動きはじめたのにもおじさんはびっくりでしたけれども。当たり前なのでしょうか?これも。どういうからくりですか、これは。

映画の内容といえば、ディアルガとパルキアという出会うはずのない伝説ポケモンが出会ってしまったばっかりに、喧嘩をはじめます。そのとばっちりを受けてサトシたちが訪れた街が崩壊し、異次元のなかへ消滅しそうになるのですが・・・さらに、3世代という時を超えてその街に棲みついている悪夢をみさせるダークライというポケモンがいるのですが、こいつは敵なのか味方なのか、というお話。

ちなみに長男と映画を観に行くと困惑するのは、映画の間に何度もトイレに行くことです(苦笑)。どうやら映画を観ると緊張する性格らしく、これが幼稚園の頃から変わらない困った癖で、そのたびにぼくも立ち上がって軽くダッシュでトイレへと向かう。さすがに彼も最近では気をつけるようになって、なるべくジュースを飲まないようにしているようですが、昨日も2回もトイレに行くはめになりました(泣)。まったくもう、3歳のときから、ぜんぜん変わってないなーきみは。

しかも2回目にトイレに行ったときは、たぶんこの映画のクライマックスシーンで(あえて内容には触れませんが)、見逃したぼくは泣くタイミングを失ってしまった(号泣)。いや、別にポケモン観て泣かなくてもいいんですけど、やっぱりクライマックスのシーンは観たいじゃないですか。でも、ぼくと長男くんは、そのシーンでトイレに行ってました。がーん。

そんなわけで感動的なシーンをまるごと見逃したぼくは、「なぜ、ディアルガとパルキアが闘わなければならないのか、その意味がさっぱりわからん。とばっちり受ける街とかサトシは迷惑じゃないか(怒)」という、どうでもいい疑問というか、すっきりしない思いと食べ残したポップコーンを抱えて劇場を出たのでした。

若干、厳しいことを言ってしまうと、脚本的にはいまひとつな気がしました。ディアルガとパルキアの戦闘シーンが多すぎ。映像も大事だと思うのですが、やはり物語がきちんとしていてほしい。ストーリーとしては、ぼくはルカリオが出ていた作品のほうが泣けたかな。同じようにポケモンと人間の友情、というテーマだとは思うのだけれど。

とはいえ、映像はすごいです。棟のまわりをぐるりとカメラがパンして、下から空を見上げると青空に雲が・・・のようなシーンがあったのだけれど、美しかった。CGワークがかっこいい。映像表現についてはよくわかりませんが、ああいう風景の表現方法は結構ぼくの好みです。これもまた、こんなCGをふつうに見せられてしまった子供たちは、リアルな風景に感動しなくなるのではないか、などと不安を感じたりもしたのですが。

いちばん泣けるシーンはどうやら見逃しましたが、実はですね、それでも涙もろい父はひそかに涙こぼれちゃっていたのだ。隣りに座っていた息子は、おしっこを我慢してひょこひょこもぞもぞしていたので(わかりやすいやつ)、気付かなかったと思うのだけれども。まあよかったよ、ポケモン観て泣いている父に気付かれなくて。

それにしても、劇場に入ると頻尿になって、尿を我慢できないその性格(というか癖?)。彼女とデートする年頃までには治しておいたほうがいいと父は思った。あるいは彼女と映画デートのときには、かっこつけてビールとか頼まないことだな。きみは母親に似て、お酒が弱そうだし。

と、なんとなく頼りない長男くんに、そんな余計なアドバイスを考えつつ帰ったのでした。彼と話をしていたのですが、今度はトランスフォーマー観たいな、と。

公式サイト
http://www.pokemon-movie.jp/

YouTubeから予告編。

■Pokemon The Movie 10: Dialga VS Palkia VS Darkrai


投稿者 birdwing : 2007年8月 5日 21:55

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4 Comments

ママン 2007-08-07T00:20

ふふ。涙もろいんだから。
これが長「女」だったら、すっごい冷めた目で
「何泣いてんの」などと言われたりして(笑)
長男クン、がんばれティーンね!
うーん、確かにデート中トイレに立たれたら引くかも。
しかし大丈夫、膀胱も大きくなるし!

なーんて、遅くなりましたが、ブログお引越お疲れ様でした。
おつむが弱いので思考系記事はすっかり読み逃げなのですが、
欠かさず読ませていただいてます!
CSSにますます強くなり、これからもっと進化して行かれそうですね〜
どんどん吸収していく、スポンジのような方ですね。
(ほめことばに聞こえないかw)
これからも応援してまーす

BirdWing 2007-08-07T00:45

>ママンさま
わっ!!いま記事をあれこれ修正していたら、リアルタイムでコメントいただいてびっくりしました。ありがとうございます。いやー、ほんとびっくりしましたって(笑)思わず、ありゃこんなこと書いたっけ?と自分の記事の一部だと思ってしまいましたよ。まだ新しいブログに慣れていません。

実は女の子がほしかったんですが、ある意味、ぼけーっとした息子でよかったかもと思う今日この頃(苦笑)。女の子はすごいらしいですよね、口が達者みたいで。息子も言うときは言いますが、まだ親父には勝てません(ふっふっふっ)。

思考系はですね、自分でもよくわからないので、スルーしていただいて結構です(笑)。なんというか、ひとりごとのように書きたいときにぐちゃぐちゃ書くことにします。ただ、自分としても子供のこととか映画のこととか、こっちの分野を書いている方が楽しいんですよね。気持ちも楽だし。

いやーCSS。わかったつもりでいると、とんでもないしっぺ返しがあったりして侮れないです。ただ悔しいので負けたくないですね、コードには。人間にはいくらでも負けて結構!むしろ、まいりました!というひとと出会いたい、なのですが。

応援ありがとうございまーす。ママンさんのブログも欠かさず読んでいます。実は携帯系ブロガーとしては、かなりの有名人だったんですね(にやにや)。おお、やっぱりぼくの見る目に間違いはない、と思いました。アイドルとお会いできて嬉しいですっ!!

がど 2007-08-08T20:30

いきましたか!ダークライ。
確かに息子も去年までは途中抜けしてたけど、最近はなんとか持ちこたえるようになりました。
涙もろくなったのは歳のせいなのかなぁ。あとは深層心理で「泣きたい」と思って、いい機会だとすすんで泣いているのかもしれない。

BirdWing 2007-08-08T20:50

>がどさま
おおっ、ひらがなでハンドルネームをいただくと新鮮ですね。がどさん、お久し振りです。こちらでもよろしくお願いします。

ちょうどいま仕事が一段落したので、下書きのエントリーをアップしつつ(会社で。こそこそ)いろいろといじっていたところでした。リアルタイムなお返事です。RSSリーダーに登録すると、どういうわけが全文が配信(YouTubeの映像まで)されてしまうのでどうしたものか、と悩んでいたのですが、なんとRSS配信のテンプレートまであって、そこにタグで書き込まないと全文配信されてしまうのでした。なんだかなあ(苦笑)。こんなことやっているのであればエントリーのひとつでも書いたほうがよい気がします。

がどさんの息子さん偉いなあ。うちは10歳になって、いまだに途中抜け2回です。やれやれ。そもそも幼稚園に行く前にも必ず駅でトイレに寄っていったようなやつなので、膀胱の許容量がいまひとつのようですね。

いやー、ぼくも涙もろくなって困ります。でも、泣くとすっきりしますよね。仕事中にも泣きたいようなことが満載ですが、映画を観たから、と理由をつけると胸を張って泣けるから、よいのではないでしょうか。がどさんも泣きたいときには、思いっきり泣いちゃってよいのでは?きっと息子さんが慰めてくれますよ。

お仕事はいかがでしょう。いろいろと大変そうですが、頑張ってくださいね。

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