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2007年1月 8日

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Eskju Divine / Hights

▼Music07-002:壮大なスケールの叙情的な音楽を3ピースで。

HEIGHTS
エスキュウ・ディヴァイン
HEIGHTS
曲名リスト
1. Release me
2. I can see the light
3. Hold on
4. Grace
5. Let me lean on you
6. I haven't lost myself
7. Disguises
8. I am waiting
9. Strike back
10. Skargarden
11. Put your arms around me

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2007年1発目のアルバムとしてPeter Bjorn And Johnのアルバムをレビューしましたが、こちらもスウェーデンの3ピースバンドです。けれども編成はピアノ+ベース+ドラム。この編成で想像したのはBen Folds Fiveかなと思ったのですが、なんだかものすごくスケールの大きい叙情的な音楽なのでした。2枚目のアルバムらしいのですが、試聴コーナーで聴いて購入。店内のボードには、コールドプレイ、レディオヘッドを彷彿とさせる音楽のような文句が書かれていました。1曲目の「Release Me」のボーカルは確かにトム・ヨークっぽい。レディオヘッドの名盤「The Bends」を感じさせる声でした。

音の広がりといい、やはりこれも北欧っぽいですね。と、括ってしまうのもどうかと思うのですが、遠さ、切なさ、透明さ、朴訥さなどを感じさせる音楽という気がします。ただ、3連符っぽい同じような曲が多いので、アルバム全部を通して聴くと若干飽きるかも。あと歌詞が大袈裟すぎるような気がして、なんとなく気恥ずかしさを感じてしまうのはぼくだけでしょうか。ただ、だからこそ壮大なオーケストラっぽい音が生きるのだと思うのですが。

YouTubeでこのアルバムに収録されている曲のPVをみつけました。1月5日観賞。

■Eskju Divine 'Hold on'

*年間音楽50枚プロジェクト(2/50枚)

投稿者: birdwing 日時: 00:00 | | トラックバック (0)

2007年1月 7日

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Peter Bjorn And John / Writer's Block

▼Music07-001:北欧のゆるいロック、でもなんとなく硬派でもある。

B000JLQOXCライターズ・ブロック
ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン
Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M) 2006-12-13

by G-Tools

01. Writer's Block
02. Objects of My Affection
03. Young Folks
04. Amsterdam
05. Start To Melt
06. Up Against the Wall
07. Paris 2004
08. Let's Call it Off (Single Mix)
09. The Chills
10. Roll the Credits
11. Poor Cow
12. Ancient Curse
13. All Those Expectations (Weak Mix)
14. Let's Call it Off (Girl Talk Remix)

ゆるいロックが好きです。ふわふわな感じの脱力系の声とか、雰囲気でよしとしていないか?という力の抜けたアレンジとか。具体的にはベルセバ(ベル・アンド・セバスチャン)あたりなのですが、Tahiti80もそんな雰囲気がありますかね。古くはヴェルヴェット・アンダーグラウンドあたりでしょうか。そんな感じ。

このピーター・ビョーン・アンド・ジョンは、YouTubeの動画をみて知りました。東京の店でみつけて見送っていたのですが、年末年始の帰省の途中でなぜか唐突に欲しくなり、途中下車した知らない(知らなくもないか)街のTowerRecordsで購入。最初のうちはみつからずに店員さんに訊いたところ、「あーこれですね。試聴もできますから」と、実は目の前にあったのでした。

というのも、以前に東京の店でみたときにはイラストのジャケットが印象に残っていたのですが、実はこれは特製ジャケットでオリジナルは非常に地味なビルの絵柄です。これじゃわかりません。しかしながら口笛ソングとして人気上昇中らしく、お店でも全面的にプッシュされていた一押しアルバムのようです。 聴いた印象は、まずリバーブのかけかたなどが北欧的だなと思いました。彼等はスウェーデンの3人組なので北欧的なのも当然ですが、遠いです。遠いところで音が鳴ってる。どこか60年代のモッズ系の曲を思わせるような懐かしさもあり、だからUKでもウケているのでしょう。

そういえばスウェディッシュ・ポップってありましたね。いま思いつくのはカーディガンズなんですが、原田知世さんのアルバムをプロデュースしたトーレ・ヨハンソンなんかもそうじゃなかったでしたっけ。スウェディッシュ・ポップにはおしゃれな雰囲気が多いのですが、ピーター・ビョーン・アンド・ジョンはどこか硬派な感じがしました。 というのは、3ピース(3人編成)のバンドだからじゃないでしょうか。3ピースって音が自律するんですよね(笑)。ぼくもかつて3人編成の社会人バンドに参加していたことがあるのですが、最小限の構成なので、ミスするとものすごく目立つ。だから緊張します。さらに最小限の構成で音を厚くしようと思うと、たとえばじゃらーんというギター一発にも、一音入魂のような気合が入るわけです。ゆるいとはいえリズムはしっかりしているし、ベルセバより音が際立っている感じがするのは、3ピースだからじゃないかな、と思いました(と、彼等を知らずに書いていたのですが、YouTubeでライブ映像を発見してびっくり。詳細は下で)。

Young Forksという曲は結構面白くて、歌詞は男性と女性が交替で歌うスタイルです。演歌によくあるアレです(笑)。しかも歌っていることといえば、なんとなく哲学的なラブソングだったりする。歌詞を要約すると"若者とか老人とか世界で語られているあれこれにはぜんぜん興味がなくて、ぼくらはふたりだけでお話できればそれで充分。今晩、会うことができてほんと幸せ(ハートマーク)"という感じ(苦笑)。そのナロウな世界がたまりません。口笛もそうですが、サビは秀逸ですね。耳に残ります。で、ボーナストラックは、そのYoung Forksのリミックス、リメイクが4曲。バンドちっくな本編と比べてこちらはデジタルでテクノな感じなのですが、これがまたよいです。1月2日鑑賞。

+++++

公式サイト(?)
http://www.v2records.co.jp/pbj/061213/

HMVのサイトでは全曲試聴できます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001413666

YouTubeから2本ほど。まずはPV。エンハンスドCDなので、CDにこのビデオも入っています。

■Young Folks

ライブ映像を発見。げっ。ボーカルってマラカス振ってるだけじゃん!ってことは、歌以外はベースとドラムの演奏なのか(どひゃー)。なんかドラムのひとがパッド叩いてシンセの音出しているようだし、スキンヘッドで裏声でハモって安田大サーカスですか(笑)。ベースはサビの1音目を間違えてる(泣)。なんだこりゃー。でも面白い。インディーズっぽくていい。脱力加減にまいりました。

■Young folks Peter, bjon & john

なぜ口笛かというと、弾くことのできる楽器がなかったから苦肉の策じゃないのでしょうか。なんか、若い頃バンドでそんなことやった記憶があるなあ。そのアマチュア感もすごいですね。バンド名の付け方といい、狙ってやっているのか純朴なのか、わからん。不思議なバンドです。

+++++

■2008年2月2日追記

ベースのひとがピアノを弾いているバージョンもみつけました。ベースレスの3人編成です。うーむ。

*年間音楽50枚プロジェクト(1/50枚)

投稿者: birdwing 日時: 00:00 | | トラックバック (0)

2005年2月14日

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マネジメントゲーム

何かと話題の多いライブドアですが、先週ニッポン放送株の買い付けを発表して注目を浴びました。

■ライブドア、放送業界へ命をかけて進出--ニッポン放送株35%取得

野球業界、放送業界と、手当たり次第に手を出している印象です。ニッポン放送株を取得する意図がわからない、話題づくりのためじゃないのか、というさまざまな批判や憶測もありますが、なかなかのやんちゃぶりな気がします。

とはいえ、TOBによりニッポン放送を子会社化しようとしていたフジテレビとしては面白くない話で、ライブドアのバッシングもはじまっているようです。ちょっと子供の喧嘩みたいですが、堀江氏が出演している番組を中止にしたとか。

■フジテレビがTOB条件を変更--出版へも参入のライブドアは「ありえねー」

フジテレビは今回の報復とも受け取られかねない行動にも出ている。ライブドアの社長兼CEOである堀江貴文氏がレギュラーを務めるバラエティー番組について、2月13日分の放送を「編成上の都合」により休止した。

この報復に対して、堀江氏はブログで批判。

これに対して堀江氏は、自身のブログ「社長日記」で次のように書き記している。「ちなみに、日曜日の私がレギュラー出演している、平成教育2005予備校は中止にされてしまったようだ。うーん、凄いことやるなあ。そんなのってあり?ありえねーとか思ってしまった。視聴率取れると思うんだけどなあ」と批判し、「他局が激しく報道しているのに、フジテレビではほとんど報道されなかったらしいし。これじゃあ政治家に番組内容を歪曲されてしまう、某国営放送と同じじゃないのか。まさかとは思ったが残念である。資本力にあまり影響されるべきではない、報道やら番組構成やらを自ら歪曲してはいけないだろう」と続けている。

確かに某国営放送も批判されている渦中だけに、このやり方はいかがなものかと思いました。

とはいえ、CNETの記事ではじめて知ったのですが、ライブドアは出版にも進出しようとしている。多角経営といえばそうですが、やりすぎな気もします。

また、同社はラジオやテレビメディアに続いて出版界への本格進出も狙う。2月10日に同社は、子会社の幻冬舎ルネッサンスと共同出資して「ライブドアパブリッシング」を2月中に設立すると発表した。新会社は、ブログを始めとするインターネットコンテンツの紙媒体化を核として、ライブドア・レーベルによる出版物の企画から制作、書店流通事業までを展開していく。

失礼かもしれませんが、なんとなく堀江氏の行動と一連の業界への波紋は、マンガっぽいと思いました。あるいはゲームでしょうか。誰もが一度遊んだことがあると思うのですが「人生ゲーム」というボードゲームみたいな感じです。あるいはシムなんとかみたいなバーチャルなシミュレーション。資産が豊かになると、とりあえずなんでも買っていく。どうもリアルな感じがしない。

ところで、ライブドア以外の記事に目を通すと、アマゾンがブログを運営する企業に投資するというニュースがありました。

■アマゾンが、ブログサイト「43 Things」に投資

mazonによる今回の投資は、同社がブログに関心を持っていることの表れでもある。ブログはインターネットユーザーの間で大人気を博している。Eコマースサイトの経営幹部もブログに注目しており、今後ますます多くのブロガーがお気に入りの製品やオンラインショップをブログで紹介するようになり、オンライン店舗へのトラフィックが増加すると予測する。<

僕はといえば、本日提出の報告書を書き上げてほっとしているところですが、RSSの記事として配信されるさまざまなマネジメントゲームを眺めていると、面白そうだなという気がします。プレイヤーになったら、もっと面白いのかもしれませんけどね。

投稿者: birdwing 日時: 00:00 | | トラックバック (0)