06.homestyleカテゴリーに投稿されたすべての記事です。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

2005年11月12日

a000792

そらってなに?

と、2歳の息子に訊かれた。答えられなかった。

+++++

ぼくにはふたりの息子がいます。長男は8歳で、どちらかというと(というよりもかなり)おとなしいタイプ。ほっぺたもぷよぷよしている。幼稚園の入園式で、園児入場のときに、ひとりだけ母親に手をひかれて入園したのが彼でした。そんなわけで、うちの奥さんを幼稚園の先生だと思っていた親も多かったらしい。自分の考えを言うのが苦手で、誰かが何かしてくれるのを待っている。ただ、ぼくもそういうところがあるので、どちらかというとぼくの遺伝子を受け継いだかな、という感じです。顔つきに関しては、これはもう奥さんゆずり。

次男は2歳で、こちらは格闘技系のカラダをしている。とにかく固い。ぼくは土曜日、たいていクリーニングを出しに行きながら、彼をベビーカーに乗せて公園に連れて行くのだけど、ベビーカーからおろすやいなや30分ぐらいはただ走り回っている。走っているだけできみは楽しいのか?と思うのだけど、走り回っている。とはいえ走るフォームがめちゃめちゃで、左右にタコ踊りしているようにみえてとても変。そんなわけで豪快によく転ぶ。大丈夫かなあ、幼稚園に入ったらきちんと走れるようになるのかな、と心配です。顔は上戸彩もしくはサトエリという印象で、親戚などの評価では、パパにそっくりだ、とのこと。ちなみにぼくはぜんぜん上戸彩にもサトエリにも似てないんですけど。

どちらもぼくのいちばんの宝物です。

そうして彼等にいろんなことを教えてもらっています。

彼等はぼくの大切な宝物であると同時に、人生の教師でもあります。仕事に忙しかったり、趣味に没頭したりで、奥さんとしてはもっと子供に接する時間を増やしてほしい!と思っているかもしれないけれど、ぼくはいつでも子供たちのことを考えている。考えるようにしています。そうしてもちろん父親として何が教えられるのか、わずかだけれど人生の先輩として、よりよく生きていくためにはどうしたらいいのか、というメッセージを(彼等に伝わるように、わかりやすく)伝えていきたい。

そのことが逆に仕事にフィードバックするときもありますね。仕事は仕事、家庭は家庭、趣味は趣味。そんな風にデジタルに切り離すことも大事だけれど、ときには公私混同することで、新しい認識が生まれることもある。

とにかく、同じ人生を生きているという意味で、親子は同等です。同じ生命、同じ人間、という意味でも同等。ちょっとだけ人生を長く生きていてもぜんぜんわかっていないこともあれば、2歳の息子が深い真理をつかんでいることもある。だから面白いんですよね、人間って。ぼくは子供たちが大好きです。

ぼくの父親が脳梗塞で倒れて、もう意識が戻らない、薬で延命するしかない、ということになったとき、ぼくは薬でぱんぱんに膨らんだ手のひらを握って、バトンタッチしたからね、ということを心のなかで父親に話しかけた。もちろん答えはなかったのだけど、過去から未来へつづく長い人間という種のリレーのなかで、そうしてぼくは父親になった気がします。子供が誕生したときではなくて、父親を失ったときに父親になった。子供が生まれたときに父親になればいいんだけど、自分のことにせいいっぱいでまだ不完全な親だったような気がします。そんなものです。これからパパさん、ママさんになろうとしているみなさん、安心してくださいね。誰だって親になるのは、はじめての経験であり不安なものです。

いまでも父親見習いなのかもしれないのだけど、父親らしくなれるよう、頑張りたい。子供たちとの関係づくりのなかで、いいことも悪いことも体験しながら、父親に成っていくつもりです。

投稿者: birdwing 日時: 00:00 | | トラックバック (0)

2005年3月 7日

a000756

リビングにPC

「インサイト」という本を先日購入したのですが、もう少しで読み終わりそうです。概念に終始するのではなく、実際のお仕事のケーススタディを紹介しながら解説されているので、とてもわかりやすい。

ハーゲンダッツが市場を開拓するにあたって、まず導入時にはアイスクリーム=子供の食べ物というイメージではなく、大人を対象とすることを明確に打ち出し、さらに時期に合わせて「(アイスクリームを食べることの)幸せ」なイメージを形成していくという流れが参考になりました。

うちの家族もアイスクリームのヘビーユーザーですが、高価だけれども買ってしまうのは、おいしいという機能的な部分だけでなく、おいしいことによって広がる何か、を求めている気がします。つまりアイスなんだけど、家族団欒をつくりだすもの、とか、ほっと一息つけるもの、とか。おいしいことが前提ですが、買い続けるためには「いつものアレちょうだい」的な生活の一部に組み込まれてしまうことが重要ともいえます。

そんなことを考えていたら、以下の記事に目が止まりました。

■インテル、リビングルームPCを見直す

同社は以前、「Entertainment PC」(EPC)というリビングルーム向けのコンピュータを発表していた。EPCは、ビデオデッキのような外見で、DVDプレイヤーやデジタルビデオレコーダー、メディアファイルのストレージ機能を兼ね備えている。しかし、このマシンへの反応が芳しくないことから、Intelはデザインや機能を見直し始めていることを、同社のDon MacDonald(ホームプロダクトグループ、ゼネラルマネージャ)が明らかにした。

PCというカテゴリーから入っている、というかレガシーな考え方を継承しているところが問題なのかもしれません。デザインを変えればいい、というわけでもないと思うのですが。

「そういった製品をエンターテインメントPCと呼ぶべきかどうかは、自分でも分からない」とMacDonaldはインタビューのなかで語った。「リビングルーム向けのPCというと、どんなものでも反射的に抵抗感を持たれてしまうと思う」(MacDonald)

その通りだと思います。PCという用語が付いているだけで敬遠するひとも多い。

IT業界に勤めていると、誰にとってもPCは身近なもの、という錯覚に陥りますが、一般的には結構そうでもない。PCとは何か、PCのとらえ方もひとによって違う。あるひとは「外出しなくてもお金を引き出せる便利なもの」と考えているかもしれないし、また別のひとは「年賀状を作成するワープロ」と考えている。「見積もり計算機」の用途だけの会社員もいるだろうし、「メール送受信機」もあり得る。そもそもPCのことをよく知っている、操作できるからといって、ぜんぜん偉くもなんともないんですよね。スペックがどうか、どれだけちいさいか、価格がいくらか、ということさえ問題にならないこともある。

「みながリビングルームにはPCを置きたくないと思っている。たとえば、息子に『リビングルームには何台のPCがあるだろう』と尋ねたとすると、『ゼロ』という答えが返ってくるだろう。現実にはすでに2台--XboxがTiVoがあるというのに」(MacDonald)

先日、遅ればせながら、子供のために「たまごっち+」を買いました。僕はそれをゲーム機だと思っていたのですが、息子にとっては「家族。これはゲームじゃない」という返事。子供のインサイトから、製品のコンセプト自体を考え直すのもよいのでは?

投稿者: birdwing 日時: 00:00 | | トラックバック (0)

2004年11月29日

a000699

ブクログ

テキスト中心のメモとしてはてなを利用しているので、現在、写真をまったく使用していません。原則として写真を投稿しない、ということをとりあえずのポリシーとして決めているのですが(原則なのでいずれ崩れるかもしれません)、ビジュアル素材を投稿すると、まったく違うものになると思います。華やかさが違う。いままでブログを書いてきて、おすすめの本を紹介するときだけ本の装丁が入っていたのですが、それだけで情報の質が変わるような気がしました。視覚的な効果というのは大事だと思います。

SNSはもちろん、多くのブログでもおすすめの本やCDを登録できるようになっていますが、文章で書かれていることはもちろん、どんな本を読んでいるか、どんな音楽を聴いているか、というチョイスによって、書き手がある程度想像できる。情報にしてもそうかもしれません。どんな視点で、どの情報を引用するかで、書き手のセンスが問われる。

ところで、視覚的という意味では、以下のサイトは面白いと思いました。

■ブクログ-Web本棚サービス-

最新のテクノロジー(JavaScript)を駆使した画期的なインターフェースを装備。あなただけのヴァーチャル本棚が完成いたしました。アマゾンとの連携により書籍・CDを登録、あなたの所有欲を満たします。書籍・CDにはランク、レビューも登録可能。

本棚のインターフェースで、自分の登録したアイテムがざっと表示できるようにもなっている。誰かが考えそうなことではあるのですが、「所有欲」のようなものをそそるところがうまいと思いました。とにかく、マスメディアで広告されているものよりも、インターネットを通じて信頼できる誰かがおすすめしてくれたものを最近よく購入する傾向にある気がします。

投稿者: birdwing 日時: 00:00 | | トラックバック (0)

2004年9月 6日

a000905

カラダがぽこぽこする。

長男くんと眠る前に話をしたら、「なんだかカラダがぽこぽこして眠れない」とのこと。どういうこと?と聞いたら、学校に行くのが不安で、どきどきするらしい。友達のことなどで、ちいさい頭を悩ませているようだ。つまりぽこぽことは、心臓がどきどきすること。

聞いていて思った。ぼくも会社に行きたくないときがある。人間関係だってずいぶん苦労している。正直なところ眠れない日もかなり経験した。だからといってうまくアドバイスできるかというと、これがダメなんだなあ。

「楽しいことを思い出してみたら?」と言ってみたら、「むかしのことを思い出すと、もっとぽこぽこする」とのこと。あーわかる。やっぱりぼくの息子だ。「腹筋でもしてみるか」といって一緒にやってみたのだけれど、面白がったのは1歳半の次男くんだけ(こいつは体育会系で叩くは投げるは手に負えない)。彼は「あんまり利かないなあ」とのこと。

パパもね、同じなんだよ。と、いってあげたかった。それが解決になるとは思えないけれど。これから彼はもっとたくさんの「ぽこぽこする」場面を切り抜けていかなければならないんだろう。そんなことを考えたら、せつなくなった。父親として何ができるのか、考えてしまった。

でもいま、彼は熟睡している。頑張ろうね。

投稿者: birdwing 日時: 01:58 |

2004年7月 3日

a000866

反省。

photo_diary_040703.jpg
金曜日、飲みすぎた。はめを外しちゃいました。で、せっかくの土曜日をぼーっと過ごしてしまった。まあいっか。

投稿者: birdwing 日時: 23:46 |