知識というクール。
MT4.2の管理画面を四苦八苦して理解しつつ(しようと努めつつ)、ブログって何だっけ、ぼくは何をしたかったのだろうということを考えています。そして、ブログのデザインに関しても、あらためて見直しているところです。
デザインを考えるのは楽しいですね。どこか引越しの楽しさに似ています。本棚をここに置いて、ベッドはこちらに移動して・・・というような。残念ながら自分でまっさらな状態からデザインすることはできませんが、ネットには無料でテンプレートを配布しているサイトがいくつもあります。そのなかで、これは!と思ったのは、以下のサイトでした。
■mt.VICUNA
http://mt.vicuna.jp/
シンプルだけれど美しい。シンプルだからこそ美しいのかもしれません。いま考えているのは、3カラムで左側にメニューをふたつ並べるレイアウトに変更したいと思っています。そして、トップページはポータルブログ風にしたい。
mt.VICUNAで提供されているテンプレートでいうと、Ninjaのマルチカラムのスキンです。こんな感じ。
DTMやbookなどいくつかのカテゴリーでブログを書いているのですが、それぞれの最新記事のさわりを少しだけ読むことができて、引用した本やCDのジャケット写真が並ぶようなトップページにしたいというのが理想です。ニュースサイト風のイメージです。
それぞれのブログは独立させて、本は本ブログ、音楽は音楽ブログというスタイルもいいですね。というのは本の感想を書いているブロガーである自分と、音楽について語っているぼくは、どこか同じようで違うからです。多重人格的になるのかもしれませんが、本ブログと音楽ブログを分けて、デザインを変えるばかりでなく文体まで変えてしまいたいという思いもあります。いろんな文体で書けるようになると楽しそうです。
ところで、デザインについていろいろと考えていたところ、ぼくのアンテナがキャッチしたニュースがあります。話題としては古いのですが、7月の終わりごろ元グーグルで働いていたキーマンたちが作った新しい検索エンジン「Cuil」です。
■Cuil
http://www.cuil.com/
元グーグルの社員が作ったということ、グーグルを超えるサイトを網羅しているということで話題になったのですが、登場後は不具合が多くて一気に評価を下げたようです。辣腕のトップによって大きくプロモーションされたのだけれど、逆にアラが目立ってしまったという感じでしょうか。確かに元グーグルの主要人物が作った・・・といえば、それだけで注目は集まります。
トップページは検索窓だけというインターフェースで、グーグルに似てシンプルです。しかし黒という配色だけで全然違う。検索語を入力すると関連語が表示されますが、こちらはグーグルでも実装されているGoogleサジェストと同様です。
ところが検索結果の表示は、かなり違います。3カラムで関連記事と画像が表示される。Japanese Cultureで検索してみました。こんな感じに表示されます。
右下のメニューで、カラム数は2つにも切り替えられるようです。右側上部には、Ajaxのプルダウンメニューが配置されていて、上部のタブには関連語も表示されています。
印象としては、グーグルが理系の機能重視の検索エンジンであるのに対して、Cuilはどこか文系的だな、ということでした。文脈(コンテキスト)を重視しているせいかもしれませんが、検索結果を読み物として楽しめる特長があります。しかしながら、検索にそういう用途が必要かどうか、というところは疑問です。もちろん、グーグルとは違うのだ、という意図であれば、検索ではない新しいサービスとして認識はできると思うのですが。
なかなかクールな画面ですが、Cuilの意味は「知識」だそうです。これもまたグーグルの意味と比べてしまうと若干、弱いような気もしてどうかなとは思うのだけれど、INTERNETWatchの7月29日の記事「Google出身者らが"世界最大"のサーチエンジン「Cuil」公開」から引用します。
社名である「Cuil」は、古いアイルランド語で「知識」を意味するという。これはCostello氏がアイルランド出身者であることから採られた名前だとしている。
学術的というか真面目なところがクールなのかどうなのか判断に迷うところですが、グーグルを超える検索のブレイクスルーは出現するのでしょうか。
個人的には、直感的な検索エンジンなどがもっと出てくると面白いと思っています。"しりとり"のような検索エンジンとか(笑)。うま(馬)、と入力すると、マリンスタジアム、が出てくるような感じです。どういう用途があるんだ?・・・と言われたら困りますが、ずーっと検索と戯れて暇が潰せるような気がするんですよね。特に雨降りの午後などに。
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かっこいいサイトを探すときには、以下のようなページも参考になります。個人で運用されているとか。こういうサイトをぼくも作ってみたいなあ。まずはカテゴリーとして、クールなサイト集というタグを作ってみてもよいのですが。
■いけてるサイト ドットコム
http://www.ikesai.com/
投稿者: birdwing 日時: 23:59 | パーマリンク | トラックバック (0)