備忘録―music10月。
トウキョウは凄い雨の一日でした。台風のせいだとか。しかし、どういうわけかぼくの気持ちは快晴です。すっきりピーカンな感じ。
息子を病院に連れて行って小児科でうつされた風邪(お子様ですか、わたくし。苦笑)からも快復しつつあり、気分も上々な本日。いろいろなことを整理しつつ、ブログでレビューしていない音楽などについても整理しようと思いました。
まずはいままで購入したCDのうち、8月に購入してレビューしていないCDが3枚あります。
The Album Leaf The Enchanted Hill |
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The Album Leafは、解説のシートがどっかいっちゃったんだよなあ(苦笑)。どこかにあるかとは思うんだけど。
その後、9月24日に買ったのがこのアルバムです。遠いところから、このアーティストの情報が耳に届きました(笑)なんとなくサイトで検索して試聴したところよかったので購入。
SOUNDS FreeTEMPO feat.Mari Mizuno FreeTEMPO feat.ogurusu norihide FreeTEMPO feat.arvin homa aya Amazonで詳しく見る by G-Tools |
懐かしい気持ちになりました。実は近所のちっちゃなCDショップで購入したのですが、TowerRecordsに行ったら大々的に売り出されていました。日本のクラブミュージックには疎いので、そうなのかと認識を新たにしたのですが。
購入後に時間が経ちましたが、この4枚はどこかでレビューしようと思います。
だいたい給料日以降の月末から月初にかけて、どどどっとCDやら本やらを購入して、その後はひゅるるるる・・・と貧乏になる繰り返しなのですが、レビュー待ちのCDが4枚あるにもかかわらず、今月もまた4枚購入してしまいました。散財が・・・。
まずはPerfume。
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旧友のすすめに従い、次の本も購入。
クイック・ジャパン74 (Vol.74) Perfume/さまぁ~ず/銀杏BOYZ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
非常に面白い。どういうところが面白いかというと、楽曲については中田ヤスタカさんが全面的にプロデュースしているのだけれど、振り付けなどはアクターズスクール仕込みらしく、さらに映像は関和亮さんという方がアートディレクションをされている。そんな複合体としてPerfumeというアイドルが作られているようです。
以前「プロデュース考」や「ドリームガールズ」のレビューのエントリーで書いたことがあるのですが、別の見解も生まれつつあり、いつかまとめてみたい気もしています。要点としては、予測もつかない作られ方(=生成)がされているところが、現代的、ウェブ的であると思いました。ブロガーは特にそうなんだけど、作られたもの/あからさまにプロデュースされたものを嫌うものです。作り物ではない本音であったり真実で動く。
実は、Perfumeは完璧に計算されているようで計算されていなくて、何人か関わるひとたちの思惑でこうなったらしい。何よりもそこが新しいと思した。製品にしても企業にしても、もはやひとりのカリスマが制御するような時代ではないのかもしれません。群集のようなものが作り上げていく。オープンソースがそうであるように。けれどもその作り上げられたものは「本物」です。アイドルらしき何か、ではなく完璧なアイドルが作られているところが大切であって、その力の入れ方はハンパじゃない。
そもそも楽曲の完成度高すぎでしょう(汗)。
聴いてびっくりした。これ、アイドルの曲じゃないですよね。という思考自体が、アイドルの曲は他のジャンルよりも劣るという潜入感に蝕まれていて、おかしいと思うのですが、ハウスやテクノのジャンルで十分通用する音楽によってアイドルをプロデュースする本物志向が凄いと思いました。
えー、そのハウス系の音楽で購入したのがこの一枚。
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ジャケットには、A Collection of future lounge , chill out , jazzy and smooth house music.という言葉があります。浜辺の光に溢れた光景のジャケットが美しい。日本人のアーティスト中村貴宏さんによる2005年のアルバムでちょっと古いのですが、2枚目のアルバムとともに新宿のTowerRecordsでは全面的にプッシュされていました。
が、ですねー。すみません。個人のブログなので書きたいことを書かせていただきますが、ぼくの感想なのですが・・・
つまんなくね?
という感じです、正直なところ。退屈な感じがしました。きれいなんだけど、なんというかぼくには何も響かない。フュージョンとかイージーリスニング、あるいはBGMとしてはよいかもしれません。でもねえ・・・買うまでもない気がする。
店頭でプッシュされていたということと、試聴してみたところ部分的に面白いなと思ったリズムがあって購入したのですが、じっくりと聴いてみると、いまいち。軽すぎて心が入っていかない。あと、最近の音楽制作では、ループさせることでリズムをいくらでもコピペできるじゃないですか。ただ、繰り返されても耐えうる音と退屈になる音がある。この音は、ちょっと5分間聴くのに耐えられない気がしました。飽きてしまう。
というのは自分自身の問題であって、みょうちくりんで退廃的なエレクトロニカばかり聴いているからかもしれません。
と、なんとなく損した感じがして(ちっとか舌打ちして)凹んでいたのですが、次の一枚でテンション上がりました。
エレクトロニカでは、特にウルリッヒ・シュナウスというドイツのユニットが最近のお気に入りなのですが、彼らがずっと標榜していたというMy Bloody Valentine。ずーっと気になっていたのですが、実はお恥ずかしいけれども聴いたことがなくて、本日やっと購入しました。名盤として名高い1991年のこのアルバムです。
Loveless My Bloody Valentine Amazonで詳しく見る by G-Tools |
うわー。まいったー!!!やられたー!!!ツボにはまりまくりです(泣)この変な感じ。リバーブに溶け込んだ轟音、そしてへなへなとした女性ボーカル。退廃的な音響。なぜか切ない青空のようなメジャーコード。4曲目を聴いている途中に気が狂いそうになって途中で止めました(涙)これ、凄すぎる。
いや、決して誰にもおススメしません。ビョーキです、この音は。でも、はまりまくりでした。どんな感じかというと・・・アルバムの1曲目「Only Shallow」をYouTubeから。
■My Bloody Valentine, Only Shallow
あああ、力が抜けていく・・・(泣)この不健全な音!Soonもいい。やっぱり病気なのかもしれない(苦笑)きれいすぎる音、上手すぎる演奏は肌に合わないのかもしれない。でも、そんな音楽も好きですが。
そして最後に購入したアルバムは、これ。
ミスエデュケーション ローリン・ヒル メアリー・J.ブライジ ディアンジェロ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんとなくいままでのぼくが購入するジャンルから考えると異質ですよね(笑)が、それが意味があるんです。ソウルを感じました。あっ、しまった。でも輸入版を買っちゃった。歌詞がわからないかもしれない(苦笑)。困った。
とはいえ、自分の好きな領域や固定観念の殻に閉じこもるのではなく、新しい分野の何かに対しても目を向けていきたいと考えています。
投稿者: birdwing 日時: 21:51 | パーマリンク | トラックバック (0)